最新更新日:2024/06/13 | |
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【SSH事業】「F-STEAM1」エレクトロニクス講座
フロンティア理数科では、1年生が「F-STEAM1」の授業にて、工業×理科×数学の分野横断学習を行っています。この授業ではメカトロニクス・エレクトロニクス・都市・建築の工学4分野を4班に分かれて学習していきます。
エレクトロニクス講座では、1人1台キットテスタを製作しながら、電気回路の基本を学びます。抵抗のカラーコード、電流の分流、電圧の分圧などの理論について学習した後は、実際に回路の組み立てに入りました。はんだ付けは中学校でやったことがある人が多いですが、実際のプリント基板で部品が数十個もある細かいはんだ付けとなると初めての経験で、予備はんだなど細かい技術も合わせて学びました。 複雑な回路図を自分の手で一つずつカタチにしていくことで、理論を現実のものとします。自分達で作成したテスターはこれからの3年間の高校生活で自分の持ち物(Myテスター)として、理科実験などに使用することができます。皆一生懸命作成していました。 【SSH事業】F-STEAMC『理科(地学)×工業(都市)授業』実施
京都工学院高校では本年度より、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を通して、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進しています。SSH事業の特例科目である『F-STEAM』では、理論と実践を往還しながら物事を捉え、思考・行動できることを目標とし、親和性が高い科目をクロスした授業を展開します。
10月16日(月)は、理科(地学)×工業(都市領域)のクロスカリキュラム授業『F-STEAMC』において、石灰岩について岩石としてどのように分類されていてどのように形成されるのか、また実際に社会のどのような場面で利用されているかを学習しました。その後、実際に石灰石の実用例として、セメントからモルタルを製作しました。水を入れて混ぜ、型枠に入れて、振動を加えることで空気を抜いたりなど、理論に加えて技術的なことも学びました。 最後はセメントの原材料となる石灰岩の産出地にスポットをあて、日本列島誕生の起源にまでさかのぼり、日本の石灰岩の分布とその理由について考察しました。生徒は普段の授業での学びと社会の繋がりを知ることで、理科や数学の学習の意義を改めて考える授業となりました。 【フロンティア理数科】「F-STEAM1」建築講座
フロンティア理数科では、1年生「F-STEAM1」の授業にて、工業×理科×数学の分野横断学習を行っています。この授業ではメカトロニクス・エレクトロニクス・都市・建築の工学4分野を4班に分かれて学習していきます。
建築講座ではひのき棒とカッターナイフとスチのりを使ったタワーを作成し、耐震実験競技を行います。高さ30cm、10g未満で作成したタワーにおもりをのせ、1分間の振動中のタワーの状態をタブレットで撮影します。動画をスローモーションで観察し、変形の様子を考察し、レポートにまとめます。優勝した生徒は1300gの荷重まで耐えることができました。 都市・建築講座ともに木材モデルを作成し、荷重に対する検証を行うのですが、建築講座は主に水平方向の振動、都市講座では鉛直方向の静的な力に対する耐久性の検証、という違いがあります。安全管理・工程管理・品質管理といったことも学び、生徒はこの実習を通して、工業と物理のつながり、サイエンスと社会のつながりを実感することができました。 【プロジェクトZERO】工学院PBL 中間発表会
プロジェクトZEROでは、STEAMチャレンジと題して、Science(科学) / Technology(工学) /Engineering(技術)/ Arts(デザイン思考) / Mathematics(数学)の各領域の知識を総動員して、課題解決のために行う製作活動を行っています。
2学期は「工学院PBL」と題して理想の京都工学院高校を目指して課題を設定し、その解決方法を提案する活動(PBL(Project Based Learning))を行っています。この日は、中間発表会として、個人が考える理想の工学院を目標に、様々なシンキングツールを活用した分析によって設定した課題について発表を行いました。 自らの課題設定やその課題解決方法を論理的に発表するために、「ウェビング」「ダイヤモンドランキング」「なぜなぜ分析結果」等による分析を用いて説明を行いました。その後の質疑応答では活発な意見交流ができ、有意義な発表になりました。今後は個人の課題を整理して、チームを組んでのPBLを展開します。最終的には2月1日(木)にプロジェクトゼミ1との合同ポスター発表を行います。乞うご期待ください!! |
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