京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/26
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高倉小学校 開校30周年記念 テーマ「笑顔でつなぐ 高倉の希望」

5月朝会

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 5月2日(月)は朝会がありました。今年度もオンラインでの実施となり,子どもたちは各教室でお話を聞きました。
 まず初めに校長先生から次のようなお話がありました。

 5月3日の「憲法記念日」とは,日本の国で一番大切なきまりである「日本国憲法」というきまりを大切にするための記念の日として定められた日です。
 「日本国憲法」というきまりは,日本の国にあるいろいろなきまりごとのもととなる一番大切なきまりです。そこには,たくさんの約束ごとが書かれていますが,それらは全て,日本の国のみんなが幸せになるための,また,幸せでいられるための約束ごとです。
 例えば,「日本の約束ごとは,日本にいる誰かが勝手に決めてしまうのではなく,みんなで決めよう」という約束ごと(国民主権)や,「みんなが平和に暮らせるように,世界のみんなと争わずに仲良くしよう」という約束ごと(平和主義),そして,「みんな生まれたときから,自分らしく生きるということを大切にしよう」という約束ごと(基本的人権の尊重)などがあります。
 そのような約束ごとを決めて,誰もが幸せに,楽しく,気持ちよく生活できるようにしています。
 みんなも,自分が幸せにくらすことができると同時に,周りにいる人たちが幸せにくらせるようにしなければなりません。そこで,みんなが幸せに楽しく気持ちよく過ごすには,どうしたらよいのかを考えてほしいと思います。

 例えば,みんながお互いを大切にして楽しく気持ちよく過ごすために,まず大切にしてほしいことは,やはり「あいさつ」です。お互いを大切にする第一歩は,あいさつです。コロナの中でも,運営委員や高学年の人が中心になって,全校であいさつを大切にした取組を進めてくれました。今も気持ちのよいあいさつができる人がたくさんいます。1年生も,しっかりできている人が多くて感心しています。

 もう一つ,お互いを大切にして楽しく気持ちよく過ごすために大切にしてほしいことは,「わたしと,小鳥と,すずと」という詩に書かれていることです。

 「わたしと,小鳥と,すずと」 金子みすず
   わたしが両手をひろげても,お空はちっとも飛べないが
   飛べる小鳥はわたしのように,地面を速くは走れない。
   わたしがからだをゆすっても,きれいな音は出ないけど,
   あの鳴るすずはわたしのように たくさんな唄は知らないよ。
   すずと,小鳥と,それからわたし,みんなちがって,みんないい。

 「お互いの違いを知って,お互いのよさを認め合う」ということです。
この詩の中に,「みんなちがって,みんないい」という一行があります。
「わたし」「小鳥」「すず」のできることとできないことはそれぞれあり,私たちも,顔や性格,体の大きさ,得意なこと,好きなこと等,一人一人違います。一人一人が違っていることは当たり前で大切なことです。そのことが「その人のよさ」なのです。
 また,感じ方や考え方も人それぞれです。同じものを見ても,好きだと感じる人もいれば気に入らないと感じる人もいます。同じお話を聞いても,平気な人もいれば悲しく感じる人もいます。どのように感じるかはその人が決めることで,誰かに教わるものでも押し付けられるものでもありません。一人一人が違うように一人一人の感じ方や考え方も違い,それぞれが大切にされなければなりません。いろいろな感じ方や考え方があり,それを出し合い認め合うことで,自分にはない考え方や感じ方を知ることができ,自分の考えの幅も広がり,みんなの考えも深まります。
 まずは,自分の感じ方や考え方をしっかりともって,友だちは何を考えているのか,どのように感じているのかということを想像するように心がけることが,お互いを大切にすることにつながります。
 違いを認め合い,よさを伝え合って,みんなの頑張りを認め合い,たたえ合える,そんな学級,学校にしていきたいと思っています。

 今日お話しした2つの他にも,みんなが気持ちよく,楽しく過ごすために,どんなことを大切にしたらいいか,教室でも話し合ってほしいです。
 6年生は,社会科の授業の中で,「日本国憲法」の学習をしたと思うので,今後,一人一人が大切にされ,住みよい世の中になるために,みんなにはどんなことができるかも,しっかりと考えていってほしいと思います。 

 次に,前西先生からお話がありました。何か困ったことがあった時には,ぜひ,先生に相談をしてくださいというお話でした。担任の先生はもちろん,学年の先生,高倉小学校の教職員全員が相談に乗ります。困ったときは一人で抱えずに,相談をしてほしいと思います。
      

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