最新更新日:2024/06/10 | |
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気配り 心配り
気配り 心配り
春休みは学校に勤務する者にとっては一年でもっともあわただしい季節のひとつです。卒業式,修了式,教職員の異動,新1年生の入学準備,クラス分け…またたくまに毎日が過ぎてゆきます。職員室の机やいすの位置も新学年に合わせて移動させるため,職員室の入り口には「新学年の準備をしています。ノックをしてから入ってください。」の張り紙がしてあります。少し頭を働かせば,高学年の児童なら(○○先生は△年生を受け持つのかな)と想像がついてしまうのもその理由のひとつです。 いよいよ新年度が始まったこの前の4月8日のことでした。まもなく着任式・始業式を迎える日,私は着替え・話す内容のチェックといつも以上に忙しい朝を迎えていました。そんなとき,校長室の扉をノックする音が聞こえます。「あれ?今の時間には私を訪ねて来られる約束はなかったはずだけど…」と私はもう一度耳を澄ましてみました。 (コンコン…)乱暴ではない,控えめなノックの音が確かに聞こえます。私は急いで扉を開けてみました。この春6年生になる3人の女の子がにこにことしながら立っています。 「どうしたの?」と聞いてみました。 「校長先生,6年生の新しい教室にちょっと間違いがあって…」と言うのです。 「何が間違っていたの?」 「ロッカー等に貼ってあるシールの名簿順が違うと思うんです。Aさんの次がBさん,そしてCさんなんですけど,C→A→Bになっているんです。」 私たちなら,みなさんならそんなときどうしますか?恐らく教室に入ってから,6年生の担任に決まった先生に伝えるのが普通ではないでしょうか。 「担任の先生の発表がまだなので,校長先生から伝えてもらおうと思ったんです。」 「わかったよ。ちゃんと伝えておくからね。」 教室でみんなの前で話せば,先生のミスが多くの児童に明らかになります。職員室に入れば,机の位置を見てしまいます。恐らく3人で相談して,私のところにそっと伝えに来たのでしょう。 6年生にしてこの気配り,心配りができるのです。私たちも励みにして気配り・心配りを心を込めてしようと改めて強く思った日でした。 新しいスタートの時期を迎えました
新しいスタートの時期を迎えました。
新1年生59名と転入生2名を迎え,329名で朱雀第三小学校は出発します。 今年も学校教育目標としては「協働・挑戦・前進」を掲げました。子どもたちには始業式で次のように伝えています。 協働…みんなで力を合わせる子どもになろう 挑戦…いろいろなことに挑戦する子どもになろう 前進…努力して自分を鍛える子どもになろう 今年度も学校全体が一つのチームとなり,地域や保護者の方々と手を取りながら子どもを育てていきたいと考えています。どうぞお力をお貸しください。 |
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