最新更新日:2024/09/24 | |
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高く 泳ぐや こいのぼり
甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を 橘(たちばな)かおる 朝風に 高く泳ぐや 鯉のぼり 「こいのぼり」の歌の歌詞です。 凌風学園の校旗の掲揚ポールに京人形青年会の皆様から寄贈していただいた「こいのぼり」が天気の良い日には青空を悠々と泳いでいます。 さて、「こいのぼり」の歌と言えばすぐに出てくるのが「屋根より 高い こいのぼり」で始まる歌だと思いますが、「甍(いらか)の波と 雲の波」の方は,明治時代から歌われているものです。「聞いたことある!」という人もいるかもしれませんね 歌詞の意味は次のとおりです。 かわら屋根(いらか)が波のように重なり雲も波のようだ その重なっているかわらの波と雲の波の間、空の中ほどに 橘の花(ミカンの仲間で5〜6月に白い花が咲く)の香りがする朝の風に吹かれて 鯉のぼりが高く泳いでいる 5月の青空を泳ぐこいのぼりの情景が目に浮かびましたか。 では、なぜ「こいのぼり」を飾るのでしょうか。 その昔、中国の黄河という大きな川の上流には、激しい流れが連なった「竜門」という滝があって、その滝を登りきった鯉は竜になるという言い伝えがあります。その言い伝えから、成功するために必ず乗り越えなければならない難しい試験などを「登竜門(とうりゅうもん)」というようになりました。 「こいのぼり」には、子どもが様々な困難に出会っても、それを乗り越えて成功できますように、また、滝を登る鯉のように元気でたくましく育ちますように、という願いが込められているのです。そんな大人の願いとともに、5月5日の端午の節句(子どもの日)には「こいのぼり」を飾るようになりました。 凌風学園の校名の「凌風」にも「風を凌ぐ」、つまり困難(風)にあってもそれに耐え、乗り越え進んでいける子どもに育ってほしいという願いが込められています。なんだか学園生の皆さんの姿と滝を登る鯉の姿が重なってきますね。 五月晴れの下、凌風学園の空に泳ぐ「こいのぼり」のごとく、学園生のみなさんが、すくすくと成長していくことを願っています。 「がんばる子 やさしい子 げんきな子」〜入学式 式辞より〜
式 辞
桜花爛漫の季節を迎え、心もはずむ今日のよき日、多数のご来賓と、保護者の皆様のご臨席をいただき、令和6年度凌風学園入学式をこのように盛大に挙行できますことを、心より御礼申し上げます。 一年生のみなさん、入学おめでとうございます。 凌風学園は小学校と中学校が一つにつながっている学校です。これから9年間、 みなさんが通う学校です。今日から皆さんは、凌風学園の1年生です。 そこで、皆さんに学園長先生から三つのお願いをします。 一つ目のお願いは「がんばる子」になってほしいということです。分からないことが分かるようになる、できなかったことができるようになるのはとても楽しいことです。お勉強にも運動にも、一生懸命がんばってくださいね。 二つ目のお願いは「やさしい子」になってほしいということです。なにかをしようとしたとき、すぐに一人でできる人もいれば、少し時間がかかる人もいます。もし、お友だちが一人でうまくできなくて困っていたら、どうしますか? そんな時は、 笑顔で「だいじょうぶ?なにかお手伝いできることはある?」と声をかけてたずねてください。手伝えることがあれば、 進んでやりましょう。そして、 がんばっているお友だちを待ってあげましょう。お友だちに優しくできる人の周りには、 優しいお友だちが集まってきます。そして自分もお友だちから優しくしてもらえます。お友だちのいいところをいっぱい見つけてあげてくださいね。そして、自分がされて嫌なことはほかの子にもしないようにしましょうね。 三つ目のお願いは「げんきな子」になってほしいということです。皆さんには一番大切にしてほしいものがあります。それは、お父さまやお母さまからいただいたもの、目には見えないもの、一つしかないもの、なくしてしまうともう戻ってこないものです・・そうです、「いのち」です。「いのち」を大切にしてくださいね。自分の「いのち」を大切にして心も体も元気に成長してくださいね。そして、今日も元気だよということを朝の「おはようございます」のあいさつで学園長先生に教えてください。学園長先生は毎朝校門に立っていますので、元気なあいさつをしてください。先生も元気な声であいさつをしますね。 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。 教職員一同、心からお祝い申し上げます。お子様が、義務教育の第一歩を踏み出されますことに、感慨もひとしおのことと存じます。 これからの9年間、お子様は、自立に向けて様々な体験や経験を積み重ねていかれます。特に、義務教育スタートに当たるこれからの時期、お子様にとっては大きく環境が変わることになります。スムーズに学園生活が送れるように、保護者の皆様にお願いがございます。ぜひお子たちに「朝の力」を付けてあげてほしいと願っています。 「朝早く起きる」「朝ご飯をしっかり食べる」「朝の挨拶をする」の3つです。 学校の教育は家庭での教育や地域での教育なくして成立することはかないません。義務教育9年間という長い月日においては、照る日曇る日さまざまですが、いつ、どんな時でも、お子たちの健やかな成長を願う心は、学校も家庭も地域も一つです。卒業の日まで、変わらずご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 結びに、ご来賓の皆様にはご多忙の中、ご臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。凌風学園は開校から13年目のスタートをきります。「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」という学園教育目標のもと、みんなが誇りをもち、新しい時代に向かって伸びゆく学園となるよう、小中一貫教育校の強みを最大限に生かし、教職員一同、「チーム凌風」を合言葉に精一杯取り組んでまいります。今後も凌風学園の教育活動推進のためご指導いただきますようお願いいたします。 では、新入生のみなさんが「がんばる子」「やさしい子」「げんきな子」になることを願って、式辞といたします。 令和6年4月9日 凌風学園 学園長 岩佐 武司 令和6年度がスタートしました。合言葉は「チーム シン・凌風」
グラウンド脇のソメイヨシノも美しいピンク色に染まる中、始業式を迎え、令和6年度の学園生活がスタートしました。今年度は1年生61名が入学し、学園生全体で651名になります。
以下、始業式で学園生のみなさんに話した内容です。 新たなスタートラインに立った今、皆さんには「こうありたい自分」「こうなりたい自分」の姿を目指して、これからの1年間ですばらしい成長を遂げてくれることを期待しています。そして、学園教育目標「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」を達成するために、それぞれの学級・学年・ステージで目標を掲げ、様々なことに挑戦し、努力を積み重ねてもらいたいと思います。 皆さんがそれぞれのステージで目標を掲げて伸びてゆくために今から話す三つのことを大切にしてください。 一つ目は「自信」です。これは自分で考え、判断し、よりよい行動をするために必要となる力です。たくさん勉強をしたり、苦しいことやつらいことも我慢して乗り越えたり、一生懸命努力を重ねたりすることで身につく力です。「自分を信じる力」これが「自信」です。 二つ目は「勇気」です。何事も自分の思うようにうまくいく時ばかりではありません。時には失敗したり、つまづいたりして、悩んだりやる気をなくしたりしてしまうこともあるでしょう。そんな時こそ勇気を出して自分の足でもう一歩踏み出すことです。あきらめずに、「もう一度頑張ってみよう」「チャレンジしてみよう」と心を前に向かせること。それが自分にとって新たな道を切り拓くことにつながります。 三つ目は「思いやり」です。人は決してひとりでは生きていけません。だからこそ、自分を大切にするのと同じように、人を大切にしてください。相手の気持ちや仲間のことを思いやり、お互いに支え合うことで、一人ではできないことができたり、自分に自信や勇気がわいたりします。 「自信」と「勇気」と「思いやり」この三つをいつも胸にかかげ、自分を成長させてください。もう一度言います。「自信」「勇気」「思いやり」です。 さあ皆さん、準備はいいですか. 凌風学園の校歌にあるように「風を凌いで 高く高く 風を凌いで遠く遠く」、令和6年度も、風を一つにして、みんなの力でよりよい凌風学園をつくっていきましょう。 そのための合言葉は「チーム シン・凌風」です。 「シン」にはいろいろな意味をもつ漢字があてはまると思います。 例えば、新しいことにチャレンジする「新」 今まで蓄えた自分の力を更に伸ばそうとする「伸」 あきらめない気持ちや仲間への思いやりの気持ちを表す「心」のシン クラスや学年、ステージがそれぞれの目標に向かって前進していく「進」 まだまだ出てきそうですね。 「チーム シン・凌風」を合言葉に、9学年のつながりを大切にし、新しい時代に向かって伸び行く学園を目指して、一人一人が、クラスが、学年が、ステージが 学園全体が自信をもって前進していく姿を大いに期待しています。 風を凌いで高く高く 風を凌いで遠く遠く 〜令和6年度のスタートにあたって〜
暖かな陽光が降り注ぐ中、令和6年度の春を迎えました。
学園生のみなさん、入学・進級おめでとうございます。新たなスタートラインに立った皆さんが「なりたい自分」の姿を目指して、これからの1年間ですばらしい成長を遂げてくれることを期待しています。 さて、「春」は英語で「Spring(スプリング)」と言います。「Spring」の語源は「泉の湧き出るところ」だそうです。「泉の湧き出るところ」は「物事の始まり」、「物事の始まり」は「一年のはじめ」、そこから「一年のはじめ」を「春」というようになったのだそうです。だから、「春」には、こんこんと湧き出す泉のような力があふれているのです。また、「ばね」を表す英単語も同じく「スプリング」です。「春」は自分の目標に向かって大きくジャンプするための「勇気を与えてくれる」季節でもあるのです。 学園生のみなさん、新年度をむかえて、新たな目標に向かって一歩を踏み出しましょう。自分で何かを始めたいなら、今です。何か変わりたいなら、今です。未来は「今」の積み重ねです。令和6年度のスタートラインに立った皆さんの力強い第一歩と「今、ここ」からの皆さんの姿を楽しみにしています。 保護者の皆様、地域の皆様には日頃より凌風学園の教育活動に多大なるご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。今年度も登下校の見守りをはじめ、学園行事や日々の生活など様々な場面でご協力をいただかなければなりませんが、何卒、よろしくお願い申し上げます。 凌風学園は開校から13年目の春を迎えました。学園教育目標「自らを高め 共に生き、希望を抱いて未来を拓く」のもと、みんなが誇りをもち、新しい時代に向かって伸びゆく学園となるよう、義務教育学校の強みを最大限に生かし、教職員一同、「チーム シン凌風」を合言葉に精一杯取り組んでまいります。 今年度も凌風学園の教育に、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 学園長 岩佐 武司 |
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