京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/14
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学園教育目標 「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」

風を凌いで 高く泳ぐや こいのぼり

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甍(いらか)の波と 雲の波      
重なる波の 中空(なかぞら)を    
橘(たちばな)かおる 朝風に     
高く泳ぐや 鯉のぼり

 「こいのぼり」の歌の歌詞です。
 先日,ホームページでも紹介しましたが,凌風学園の校旗の掲揚ポールに京人形青年会の皆様から寄贈していただいた「こいのぼり」が天気の良い日には青空を悠々と泳いでいます。

 さて,「こいのぼり」の歌と言えばすぐに出てくるのが「屋根より 高い こいのぼり」で始まる歌だと思いますが,「甍(いらか)の波と 雲の波」の方は,大正時代から歌われているものです。みなさんのお家の方はご存じかと思いますので,一度歌ってもらってください。「聞いたことある!」という人もいるかもしれませんね         

 歌詞の意味は次のとおりです。

かわら屋根(いらか)が波のように重なり雲も波のようだ
その重なっているかわらの波と雲の波の間,空の中ほどに
橘の花(ミカンの仲間で5〜6月に白い花が咲く)の香りがする朝の風に吹かれて
鯉のぼりが高く泳いでいる

 5月の青空を泳ぐこいのぼりの情景が目に浮かびましたか?
 では,なぜ「こいのぼり」を飾るのでしょうか?
 その昔,中国の黄河という大きな川の上流には,激しい流れが連なった「竜門」という滝があって,その滝を登りきった鯉は竜になる,という言い伝えがあります。その言い伝えから,成功するために,必ず乗り越えなければならない難しい試験などを「登竜門(とうりゅうもん)」というようになりました。

 「こいのぼり」には,子どもが様々な困難に出会っても,それを乗り越えて成功できますように,また,滝を登る鯉のように元気でたくましく育ちますように,という願いが込められているのです。そんな大人の願いとともに,5月5日の端午の節句(子どもの日)には「こいのぼり」を飾るようになりました。

 凌風学園の校名の「凌風」にも「風を凌ぐ」,つまり困難(風)にあってもそれに耐え,乗り越え進んでいける子どもに育ってほしいという願いが込められています。なんだか,学園生の皆さんの姿と滝を登る鯉の姿が重なってきますね。

 本来なら五月晴れの下,校外学習や部活動の大会などで学園生の皆さんの輝く姿がたくさん見られるはずでしたが,今だおさまらないコロナの影響で,それがかなわぬ5月を迎えることとなりました。あたりまえの日常が戻るまで、厳しくつらい状況はもうしばらく続きそうです。けれども,「風を凌いで」この困難に立ち向かい,もうしばらく我慢の日々を積み重ねてほしいと思います。「あせらず,あまえず,あきらめず」今できることに精いっぱい取り組んで,凌風学園の空に泳ぐ「こいのぼり」のごとく,この難局をみんなで乗り切っていきましょう。


あいさつがあふれる学園にしよう!

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 「皆さんに毎日ひとつ良いことが起こるおまじないを教えます。それは毎朝登校する時大きな声で誰かに『おはようございます』とあいさつをすることです。そしてその回数が多ければ多いほど,その日に良いことが起こる確率が高くなります。一度試してみてください。」

 これは4月6日の始業式で学園生のみなさんに話したことです。
 1学期がスタートして2週間が経ちました。朝の校門でのさわやかなあいさつの声が,昨年に比べて多くなりました。きちんと会釈もしてあいさつをする学園生も増えてきました。
 集団登校で各班のリーダーをしてくれている先頭の第2ステージの学園生が大きな声であいさつをしてくれると,後に並んでいる1年生からも元気なあいさつの声が続きます。
「さすがリーダー,いいあいさつやね!」と声をかけると,照れくさそうに,少しはにかんだ様子で校門を通り過ぎていく第2ステージの学園生の姿があります。

 朝の校門だけではありません。日中,校内を回っていると,廊下で友達と談笑していた第3ステージの学園生が話をやめて「こんにちは」と明るい声であいさつをしてくれます。教室の中から声をそろえてあいさつをしてくれるのは第1ステージの学園生です。1階から4階までぐるっとひとまわりするだけで,学園生からたくさん元気をもらいます。

 あいさつを漢字で書くと「挨拶」。「挨」には「互いに心を開く」,「拶」には「相手の心に近づく」という意味があります。普段何気なくかわしているあいさつは,まさしく信頼関係を築いていく一瞬(ひととき)なのです。また, あいさつは「心のオアシス」とも「人と人との関係を近づける魔法の言葉」とも言われます。お互いに笑顔であいさつをすると心の距離が少し縮まったように感じるのはきっと,あいさつがお互いに相手の存在を認め,心を通わせようという意識を表す行為であるからではないでしょうか。

 たくさんの人とあいさつをすれば,たくさんの人と心が通い合う。自分にとっても相手にとっても良いことですね。これからもますます,あいさつの声があふれる凌風学園にしていきましょう。



「3つの色の花を咲かせよう!」〜入学式の式辞より〜

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1年生が入学しました。いよいよ9年間の凌風学園での生活がスタートします。72名の仲間と一緒に毎日少しずつ力をつけて,成長していく姿を楽しみにしています。
以下,入学式の式辞の中で1年生に話した内容です。


一年生のみなさん,入学おめでとうございます。
今日から皆さんは,凌風学園の1年生です。凌風学園は小学校と中学校が一つにつながっている学校です。これから9年間, みなさんが通う学校です。たくさんお友達を作ってください。先生たちや学校でお仕事をしている人たちといっぱいお話をしてください。上級生のお兄さんやお姉さんにいろいろなことを教わってください。

それでは, 今日から皆さんにがんばってほしいことをお話します。
それは「三つの花」を育て, 咲かせることです。
花を育てるために, 大切なものは何でしょうか。
それは, 水と, たくさんの光と,毎日やさしく声をかけることです。

まず,一つ目は「赤い花」を咲かせましょう。赤い花を咲かせるために「あいさつ」をしっかりしましょう。あいさつをすることで人と仲良くなれます。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」と, 大きな声で, 自分から言いましょう。みなさんのまわりに「あいさつ」の赤い花をたくさん咲かせてください。

二つ目は「黄色い花」です。黄色い花を咲かせるために, 先生やお友達の話をよく聞いてください。学校は勉強をするところです。しっかりお話が聞けるようになれば, 勉強がよくわかるようになります。聞くときには, 今,みなさんがしているように,話しをしている人の顔をしっかり見てください。一生懸命「聞くこと」ができる人の周りには,たくさんの「黄色い花」が咲きます。その花を見るだけで笑顔になれます。

最後の三つ目は,「白い花」です。この花はお友達にやさしくすると大きな花を咲かせます。みなさんには, 1組, 2組, そして育成学級の5組, 合わせて72名の仲間がいます。なにかをしようとしたとき,すぐに一人でできる人もいれば,少し時間がかかる人もいます。もし,お友達が一人でうまくできなくて困っていたら,どうしますか? そんな時は, 笑顔で「だいじょうぶ?なにかできることはある?」と声をかけてたずねてください。手伝えることがあれば, 進んでやりましょう。そして, がんばっているお友達を待ってあげましょう。お友達に優しくできる人の周りには, 優しいお友達が集まってきます。そして自分もお友達から優しくしてもらえます。72名の仲間と一緒に「やさしさ」の「白い花」をいっぱい咲かせてください。

新入生のみなさんのまわりに,「あいさつ」の赤い花,「よく聞く」の黄色い花,「やさしさ」の白い花が毎日いっぱい咲くことを願っています。

風を凌いで 高く高く 風を凌いで 遠く遠く

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凌風学園開校から10年目の春,令和3年度を迎えました。
コロナ禍の中で生活した昨年度は学校でも家庭でも社会でも,だれもが多くの困難に立ち向かわなければならない1年間でした。しかし,「新しい生活様式」という言葉のもと,私たちはコロナ禍の中でどう生活すべきかを常に考えてきました。そして,そこから多くのことに気づき,学ぶことが出来ました。

今すべきことは何かをしっかり考え, 我慢しながら積み重ねてきた行動は私たちの生きる力になっていること。
これまでの当たり前の日常は決して当たり前ではなかったこと。
そんな私たちの日常は多くの「つながり」に支えられて成り立っていること。
自分の周りにいる人を大切にする行動をとることの大切さを今まで以上に意識した時間の中で,「人と人との心の絆」を大切にしていくことも改めて強く感じました。
あたりまえだと思っていた未来が,当たり前でなくなったからこそ,「未来は創造するもの」と自らの課題として受け止められました。

学園生のみなさん,凌風学園はいよいよ開校から10年目の時を刻みます。
3つのステージで1年生から9年生まですべての学園生が同じ校舎で共に学び合い,高め合いながら,これからの社会に必要な力を身に付け,困難にあってもそれを乗り越え,風を凌いで大きく羽ばたくみなさんの姿を願っています。
「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」という学園教育目標は,まさしく予測不可能なこれからの時代を生き抜くための指針と言えます。
これまでの卒業生が凌風の伝統として受け継いできた「心を一つに」「つながり」を大切にし,「新たな未来」をみんなで切り拓いていきましょう。
 
保護者の皆様,地域の皆様には日頃より凌風学園の教育活動に多大なるご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。今年度も登下校の見守りをはじめ,まだまだ予断を許さないコロナウイルス感染拡大防止をふまえた日々の生活など様々な場面でご協力をいただかなければなりませんが,何卒,よろしくお願い申し上げます。学園教育目標のもと,みんなが誇りをもち,新しい時代に向かって伸びゆく学園となるよう,義務教育学校の強みを最大限に生かし,教職員一同,「チーム凌風」を合言葉に精一杯取り組んでまいります。
今年度も凌風学園の教育に,ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
                    凌風学園 学園長 岩佐 武司

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