京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/07/01
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学園教育目標 「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」

8月25日 2学期始業式

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 本日(8月25日)1限に,2学期の始業式を行いました。本来ならば,大体育館に1〜9年の学園生と教職員が集まり,夏休み中に学園生の皆さんが頑張ったことを振り返りながら行うところでありますが,現在,緊急事態宣言が発令中であり,コロナウイルス感染拡大防止対策のため,オンライン形式を取って各教室で行いました。

 以下,始業式で話した内容です。

 おはようございます。35日間の夏休みが終わり, 今日から2学期がスタートします。
 今年の夏休みの前半は猛暑が続き,コロナ禍での活動制限, 熱中症等,健康管理の上でとても大変な毎日だったと思います。そんな中でも,部活動の夏季大会やコンクール,児童生徒会のリーダー講習会など様々な場面で頑張った人や活躍した人たちがたくさんいました。それぞれの場面で見た皆さんのひたむきな姿に,私は感動すると同時に,大変誇らしく思いました。それは凌風学園生に常に期待する姿として「一生懸命がかっこいい」という言葉通りの姿があったからです。勝った時や成功したときの喜びも負けたときや失敗したときの悔しさも,すべては一生懸命に頑張った証です。本当によく頑張りました。
 (この夏,大会やコンクールで入賞し,表彰された部活動や学園生を紹介しました。)

 さて, 先週は,この時期には珍しく長雨が続きました。全国各地で大雨となり, 京都でも雨風の激しい大荒れの天気の日が続きました。ようやく天気は回復したものの,これからは再び厳しい暑さがもどり,日中は35度を超える日が続くそうです。引き続き熱中症には十分注意をしてください。

 さてみなさん,「思い立ったが吉日」という言葉を覚えていますか。1学期の終業式に夏休みを有意義に過ごすためのキーワードとして,みなさんに伝えた言葉です。
「思い立ったが吉日」というのは,目標を決めて,頑張ろうと思い立った日にすぐに具体的に行動を起こすことが大切であり,さらにその行動を続けることが結果につながるという意味でしたね。つまり「あることをやろうと思ったら,迷わず,すぐにやるのがよい」ということです。

 この夏,コロナ禍の中で行われた東京オリンピックでも,数多くの苦難を乗り越え,出場した日本の代表選手が大活躍する姿に,私たちは,多くの勇気と感動をもらいました。中でも, 白血病を乗り越え,まさに奇跡の復活を遂げた水泳の池江莉佳子選手の言葉が印象に残っています。
「一度は諦めかけた東京オリンピック。リレーメンバーに選ばれて決勝に残れて本当に幸せだなと思いました」
この言葉からは目標や夢に向かってひたすら努力をし続けたことが 「幸せ」につながるという満ち足りた気持ちが強く感じられました。
 多くの選手たちのひたむきな姿から,メダルの獲得という結果だけではなく,オリンピック出場に至るまでの計り知れない努力や乗り越えてきた数多くの試練が,大きな自信や勇気,そして自分を支えてもらった人々への感謝の思いにつながっていることが伝わってきました。

 皆さんにも,この夏, 「これを頑張って続けた」とか「この目標を達成した」など, 一人一人の成長の姿があったと思います。ぜひ,担任の先生やクラスの仲間と「思い立って」始めたこと, それを継続し, 頑張ったことを伝え合ってほしいと思います。そして, 目標達成に向けての頑張り, 積み重ねた努力を,ぜひ2学期も続けてください。それらは間違いなく,目標達成を目指すみなさん自身にとって,大きな力と自信になります。

 さあ,凌風学園の2学期は,文化祭や運動会をはじめ,学級や学年・ステージで団結して取り組む行事がたくさん待っています。それぞれが活躍し, 輝ける機会です。コロナ禍が続き,京都は現在緊急事態宣言が発令中ですが,今後の状況を見ながら,感染防止対策を講じて, できるだけ実施をしていこうと考えています。「一生懸命がかっこいい」を合い言葉に,仲間と協力し, 全力で取り組んでください。困難を抱えた中で, 工夫をしながら取り組むことは, みなさんにとって貴重な経験となり, また, それを乗り越えたことは, かけがえのない思い出になっていくことでしょう。

 そして,第3ステージのみなさん。9年生は4月からこの夏休みまで学園生活全般や部活動・児童生徒会活動において本当に下級生をよくリードしてくれました。夏休みが明けた2学期からは,この良き伝統を8年生に引き継ぐとともに,自らの進路実現に向けて,着実に取り組んでもらいたいと思います。そして8年生は,先輩から引き継いだ凌風学園の良き伝統を継承し,下級生のよきモデルとなってお手本を示してください。8年学年集団としてのますますの成長に期待をしたいと思います。

 最後に,新型コロナウイルスについて話をします。夏休み以降,全国的に新型コロナウイルスの感染がすさまじい勢いで広がりを見せています。皆さんも感染に対する不安を強く感じていることと思います。「もし感染したらどうしよう」「まだ治す薬がないのに」「この先感染はどこまで広がるのだろう」など, 心配の種は尽きません。けれども,この感染症に対する不安や恐れは, 大きくなればなるほど, 新型コロナウイルスに感染した患者さんやその家族,また, 病院をはじめ医療の最前線で働いておられる方やその家族に対する差別や偏見を生み出します。とても悲しいことですが,報道されている一部の情報をもとに,全く根拠のない偏見や噂が広がり,他人を傷つける出来事が, 実際に起こっています。こうした差別や偏見に取りつかれると,それまで大事にしてきた人間関係にひびが入ったり,誰かをつらい状況に追い込んだりしてしまいます。
 不安や恐れを持つことは, 感染から身を守ることにつながります。だからこそ「正しい知識をもって, 正しく恐れる」ことが大切なのです。偏見や差別では身を守ることも不安を解消することもできません。感染が拡大している中,不安の正体は何なのか今一度, 自分自身の心に問いかけてください。「正しく恐れる」べき相手はウイルスです。決して感染して苦しんでいる人や, 感染症に立ち向かう人ではありません。
 私たちに必要なのは,「もしも自分が感染したら」という想像力です。つまり患者さんやその家族の大変さを想像する力です。正しい知識をもとに, 思いやりと想像力をもってコロナ禍の生活を送って下さい。そして,自分を守るために,仲間を守るために,「また明日」といえる日常を再び途切れさせないために,手洗い,マスクの着用をはじめ,これまで続けてきた感染防止対策をしっかり続けていきましょう。

 それでは,2学期も学園生全員の活躍と凌風学園がすばらしい学園になることを願って「心の絆」を大切にがんばりましょう。以上で始業式のお話を終わります。

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