京都市立学校・幼稚園
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ハートフルマーク
◇学校教育目標  自主・敬愛・挑戦

式場の準備が整いました・・・そして,ありがとうございました!

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 3月15日(月)の卒業式の準備が出来ました。今,外は雨が降っていますが,卒業式当日は晴れマークです。やはり「3年生の皆さんは,強運を持っているなあ」と,感心しています。
 さて,本日,予行練習が終わった後,学年評議員の代表者が突然,「私たちの他に卒業を迎える人がいます」とステージ上でアナウンスしました。そして,「それは,校長先生です」と,紹介してくれました。本当に驚きました。そして,3月末退職のねぎらいの言葉と写真付きのお祝いメッセージの贈呈を受けました。熱いものがこみ上げてきましたが,卒業式前の皆さんより先に涙しては申し訳ないと思い,何とかこらえました。3年生の皆さん,そして教職員の皆さん,心温まる場を設定していただきましたことに,心より感謝いたします。15日月曜日,3年生の皆さんと一緒に藤中を卒業できることを,誇りに思っています。本日は,ありがとうございました。

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あの日から10年・・・

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 本日,「3年生を送る会」を始める前に,東日本大震災によりお亡くなりになられた方々へ哀悼の意を表すために,全校で黙祷を捧げました。

 さて,10年前に勤務していた学校のホームページに,東日本大震災が起こった当時の被害状況について,以下のように綴っていました。

 『 東北・関東で大震災。国内観測史上最大のマグニチュード8.8の激
  震が,東北・関東地方を3月11日(金)午後2時46分ごろ襲った。
   本校では,「3年生を送る会」が午前中に行われ,学校全体が感動
  と感傷の両方の思いに浸っているときであった。時間と共に,被害の
  状況が明らかとなり,また悲惨な状況がどんどんと増していることを
  知り心が痛んだ。テレビからの巨大津波の映像に思わず目を疑った。
  大切な家族を失い,生活を失い,自らも被災した人々の嘆きはいかば
  かりか…。死者が数で語られる現実に,災害の大きさがうかがわれ,
  やりきれなさが強まる。(略)
   本校は,明日卒業式の予行,明後日は卒業式本番…。卒業式が行え
  るかどうか,また参列するはずであった生徒が今どうなっているの
  か,その安否すら確認できないでいる学校・地域がある。これまでの
  ように「卒業おめでとう」と簡単に言えない現状があるが,「今・こ
  こ」にいる自分たちに出来ることは何かを考えながら,卒業式を挙行
  していかねばと思っている。(2011年3月13日) 』

 本日,藤森中学校でも感動的な「3年生を送る会」が行われました。
10年前の3月11日と同じシチュエーションでした。「10年ひと昔」ということわざがありますが,あの時にTVで映し出された被害状況の映像は,今も変わらぬまましっかりと私の脳裏に焼き付いています。
 さて,皆さんは「正常化の偏見」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。自然災害や火事・事故・事件などといった,自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても,それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい,都合の悪い情報を無視したり,「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと,事態を楽観視することを災害心理学では「正常化の偏見」といいます。これは,災害時に「逃げ遅れの原因となる」と言われています。10年前の震災時にも,この「正常化の偏見」が働いた可能性があります。「これまで,何度も地震・津波は経験している。津波は来るかもしれないけれど,大したことはないだろう…」と,思ってしまったのかもしれません。しかし実際には,人々の想定をはるかに超えた巨大津波が襲って来た結果,あのような甚大な被害が出てしまいました。
 近年,「南海トラフ巨大地震」の発生についての危機感が高まっています。東日本大震災の教訓をしっかり活かすために,今一度,どのような時でも「状況を的確に判断し,最悪のことを考え,自分の命は自分で守るために,落ち着いて速やかに行動する」ことを,本日,皆さんと確認したいと思います。
 改めまして,大震災により亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに,被災され今なお安らかならざる生活を余儀なくされている方々に,心からお見舞い申し上げます。
                         校長 浜矢  全
 (※写真は,「3年生を送る会」の様子です。)

公立高校中期入試〜激励の言葉〜

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 いよいよ明日,公立高校中期選抜入試です。本校から,約90名が受検します。受検も大詰めを迎えます。まずはここまで,緊張の糸を切らさずに粘り強く学習に向き合ってきたことに,心より敬意を表します。
 さて,先週の金曜日で,中学校の「教科授業」の全てが終わりました。これは,義務教育最後の「教科授業」でもありました(中期入試以降は,卒業前行事になります)。そう考えると,何か寂しくもあり,感慨深くもあります。そして,義務教育の「教科授業」が修了したということは,社会人として必要な「基礎学力」を身につけたと言えます。自信を持ってください。
 ここで,3学期始業式でお話ししました宮城教育大学元学長で,哲学者の林竹二先生が言われた言葉を再度紹介します。

  「学んだことの証はただ1つで,何かが変わることである」

 “学ぶ”ということは,考えや行動が“変わる”ということです。皆さんはどうでしょうか。あらためて,中学校3年間の成長を振り返ってみてください。中学1年生の時の自分と,現在の自分を比較してみてください。中学校3年間で大きく変わりました。更に義務教育9年間で考えると,心身ともに驚くほど大きく成長したことと思います。目に見える成長もあれば,目に見えない心の成長もありました。また,これまでうまくいったことばかりではなかったと思います。様々な失敗や困難を,何とか乗り越えて来たことと思います。これまでの成長を自信に変え,明日の公立高校中期選抜入試に臨んでください。
 中学校3年間の努力と研鑽の結果が,明日の入試本番にすべて発揮できますようにと,心より祈念しております。

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