京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/14
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学園教育目標 「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」

風を凌いで 6月29日

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 今日から,いよいよ児童生徒会(5〜9年生)とキッズチーム(児童生徒会活動につながる4年生の委員会活動チーム)の活動がスタートしました。
 凌風学園の児童生徒会活動は, 開校以来大きく飛躍し続けています。スローガンである「誇れる学園を作ろう」のもと取り組んできた「あいさつプロジェクト」や「校歌プロジェクト」など「目に見える形」から、「みんなが『HAPPY』になれる学園」, 「つながりと安心のある学園」へと「目に見えない形」を目標に取組を進化させています。今年度のキーワードは「つながり」「高め合い」「全力」です。学園生同士の縦と横のつながりを中心に様々なつながりを大切にして,お互いが信頼し,高め合える関係になることをめざしています
 凌風学園の児童生徒会活動の大きな特徴は「ハッピースクール大作戦」に代表されるように,第1ステージのリーダーである4年生の「キッズチーム」や5〜9年生の児童生徒会が, より良い学園生活を築くために,活動を自分たちで考え,企画・運営していくことにあります。中でも毎年,夏休みや冬休みの前後の期間に行われている「ハッピースクール大作戦」は,「じゅにあミーティング」(児童生徒会本部ときっずチームの代表の話し合い)や各代表専門委員会の活動を通して,1〜9年生までの学園生が「凌風学園をより良い学園にしよう」という気持ちで一つにつながる取組です。また,小中一貫校である強みを活かし,全学園で取組むことで,活動そのものから「充実感(「うれしい」)・達成感(「できた」)・自己有用感(「役に立てた」)・一体感(「みんなと一緒にやると楽しい」)が感じられるものとなります。
 こうした,児童生徒会活動を通じた,学年の枠を越えた仲間とのつながりは, 上級生にも下級生にも良い効果を生み出しています。例えば, 上級生は下級生を教えたり,手伝ったりすることで下級生に対する優しさ・気遣い・自己有用感を抱き, 下級生は上級生に対するあこがれ・安心感を抱きます。そのことから,お互いに「大切な存在」また「あこがれの存在」として, 共に学び合い成長する仲間であるという意識が育まれていきます。
 「誇れる学園」とは「凌風学園が好き。共に過ごす仲間が好き」という気持ちをみんながもてることだと思います。そして,「好き」という気持ちこそ,「凌風学園」や「仲間」を「大切にしたい」という思いをみんなの心の中に生み出すのではないかと思います。
 「風を一つに〜絆で高め合い 燃え上がる凌風へ〜」という今年度の児童生徒会目標のもと,凌風学園をみんなで誇れる学園にしていきましょう。


風を凌いで 6月22日

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 随分小さな頃に読んだ鳥のお話をふと思い出しました。それは次のようなお話です。

 ある鳥が自分の羽の色が一色なのに、他の鳥は様々な色の羽をもっていることをうらやましく思い、いろんな鳥から羽を一本ずつもらい,自分の羽にさして,みんなの前に現れました。すると他の鳥は色とりどりに輝く羽をもったその鳥の姿を見て恐れ驚き,鳥の王様にしました。ところが,その時,突風が吹いて,羽は全部飛んでいってしまいました。本当の姿を知られてしまったその鳥は,すっかり恥ずかしくなってどこかへ飛んでいってしまいました・・・。

 さて,このお話の中で,この鳥が失敗したのはなぜでしょうか?それは,この鳥が自分の持っている力に気づかず,またその力を磨くことをせず,外見だけを飾ってしまったからです。外見だけのかっこ良さは一時的には目を引くかもしれませんが,やがて風と共に消えてしまいます。
 本当のかっこ良さとは何なのか?!それはその人のたゆまぬ努力によって内面からにじみ出てくるものだと思います。たとえば真剣に学習に取り組む姿,たとえば懸命に部活動に打ち込む姿,たとえば行事で仲間と心を一つにして思いっきり歌ったり,歯を食いしばって全力で走ったりする姿,そしてその結果としての笑顔や涙。これらは少々外見だけをいじって得られるものでは決してありません。楽をして得られるものでは決してありません。でも逆に言えば,それぞれの目標を目指して努力を重ねることで,誰もが得ることのできるものです。そういう意味で,本当にかっこ良い学園生に,そしてそれがかっこ良いと感じられる集団になってほしいと思います。
 学校が再開して3週間が経ちました。今週からいよいよプラス1時間の授業(6時間,7時間授業)が始まります。部活動も再開します。児童生徒会活動も少しずつ動き出します。そんな学園生活の様々な場面における,ひとりひとりの全力が,「輝く自分」を,「輝く集団」をつくります。
 凌風学園は,上級生が「本当のかっこ良さ」を下級生に手本として示し,下級生がそんな上級生の姿にあこがれを抱いて,自分を高める努力をする「つくる・見せる・つなぐ」というプラスのスパイラル(ステージアップ)でお互いが学び高め合っていく集団作りを大切にしてきました。その伝統を大切にし,どこでも通用する「本当のかっこ良さ」を身につけられるよう,これからも「あせらず」「あまえず」「あきらめず」何事にも精一杯取り組んでいきましょう。

風を凌いで 6月15日

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 先週末,6月12日は学校再開後のウオーミングアップ期間最終日で,全学年がそろっての登校となりました。9学年の学園生がそろって登校するのは4月9日以来, 実に63日ぶりでした。皆さんの元気な姿を見て本当に安心しました。そして,本日6月15日,いよいよ本格的に学校生活が再開することを心から嬉しく思います。
 学園生の皆さん,3か月に及ぶ休校期間, 本当によく我慢しました。今,皆さんの心の中には,思いっきり友達と話し,遊び,勉強し,運動したいという気持ちがいっぱいだと思います。そして,何よりも, 一人一人がコロナウィルスに負けないように, 注意を守り行動できたことを, 皆さんの元気で, 健康な姿を通して確かめることができました。本当によく頑張りました。
 6月1日からは分散登校が始まりましたが,やはりみんながそろわない教室は寂しい感じがしました。けれども,今朝,校門で前期課程の皆さんが集団登校でやって来る姿や後期課程の皆さんが友達と一緒に登校して来る姿を見て,皆さんが学園に戻ってきたことが実感でき,うれしい気持ちでいっぱいになりました。
 「また明日」といえる学校生活がようやくもどってきた今, この当たり前の生活を続けるために,「新しい生活様式」と言われている約束を守ることが必要です。こまめに手洗いやうがいをしたり,マスクをしたり,人と人との間をあけたりなど,お互いに気を遣いながら学校生活をおくりましょう。
 そんな新生活の合言葉は「てまきずし」です。
「て」は手洗い・うがい 
「ま」はマスクをつける 
「き」は密にならないように人と人との間の距離をあける 
「ず」はこれらのルールを守りながらずっと生活する
「し」は,「コロナウイルスの終息(しゅうそく)をめざして,みんなで力を合わせてがんばるということです。
 もう一度言います。新生活の合言葉は「てまきずし」です。
 これから, 今までだれも経験したことのない新しい学校生活が始まります。大きな声であいさつは出来なくても, 相手の目を見て会釈(頭を下げること)をすることであいさつに込めた気持ちは伝わります。
 「こころ」はだれにも見えませんが〈こころづかい〉は見えます。同じように胸の中の〈思い〉は見えないけれど〈思いやり〉は見えます。あたたかい心をあたたかい行動で表し,やさしい思いをやさしい行動であらわすことができます。そんな心づかいや思いやりにお互いが気づくことができる凌風学園をみんなで作っていきましょう。そして, 「心ひとつに」にして 思い出深い一年にしていきましょう。

風を凌いで 6月8日

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 学校が再開して一週間が過ぎました。先週は時間差による学年別登校, そして分散登校による隔日(一日おき)登校と, 少しずつ学校生活に心と体を戻していく準備期間でした。今週からは, 給食も始まり, いよいよ新しい生活様式を意識しながらの学校生活が始まります。
 さて, 先週登校してくる皆さんを迎えながら気付いたことがあります。
それは, 「おはようございます」のあいさつに会釈を返してくれる学園生が多いことです。これまでは, 大きな声であいさつを返してくれた人も, マスク着用, 大きな声を出すことを控えるという注意を守ってくれています。だからこそ, 「相手の目を見てきちんとあいさつを返す」会釈という新しいあいさつを実践してくれているのだと感じました。以前はあいさつに対して, 応えることが恥ずかしいのか, 伏し目がちに通り過ぎる人もいましたが, 今は多くの学園生がしっかり会釈をしてくれています。なんとうれしいことでしょうか。
 この朝のあいさつでの出来事は, 「心」や「思い」を一つの行為の中に込めて, 相手に伝える方法を多くの学園生が獲得した証と言っても過言ではありません。このことに限らず, 新型コロナウイルス感染予防対策をふまえた「新しい生活様式」の中に, 皆さんの礼儀正しい心の姿勢や, 相手を思うやさしさが込められた具体的な行動を見つけていきたいと思います。
 「心が美しく生きる」凌風学園をみんなでつくっていきましょう。
 最後に「心」や「思い」を行動に表すことの大切さが感じられる詩を紹介します。

 『行為の意味』 宮沢 章二

あなたの心はどんな形ですかと
人に聞かれても答えようがない
自分にも 他人にも心は見えない
けれどほんとうに見えないのであろうか

確かに「こころ」はだれにも見えない
けれど〈こころづかい〉は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の〈思い〉は見えない
けれど〈思いやり〉はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
〈こころ〉も〈思い〉も 初めて美しく生きる
――それは 人が人として生きることだ


風を凌いで 6月1日 学校再開にあたって

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学園生の皆さんへ

 まずは,3月を含めて,この4・5月のおよそ三か月,よくぞ我慢しました。よくぞ自粛しました。よくぞ健康で過ごしました。今日,皆さんが登校し,皆さんの顔を見られたことを心からうれしく思います。
 この先どうなるのだろうかという不安もあったでしょう。時に生活リズムが乱れることもあったでしょう。それでも淡々と家での日々を過ごし, 目の前のやるべきことを大切に過ごしてきました。そして,この三か月の経験で「新しい生活様式」を知らず知らずのうちに身に付けることができたと思います。
 今回の新型コロナウィルス感染拡大という事態で, 全世界中の人々が,今まで経験したことのない生活を余儀なくされました。21世紀のこの時代において,人がなすすべを持たず右往左往する事態になると誰が想像したでしょう。「予測不可能な社会」を実感すると同時に,人間の「弱み」を痛感せずにはいられませんでした。
 しかし,先日,あるテレビ番組の中で, 長く「ゴリラの研究」や「進化」について研究を重ねてこられた京都大学の山極壽一先生が,
「進化とは『弱み』を乗り越えていく『強み』をもつことだ。」
と語っておられました。つまり,私たち人間の「弱み」に気付いたことが,これからを生きていく人間の「強み」になるというのです。
 休校期間中,マスクをつけることや手洗い・うがいをすること,健康管理をすること,人とのソーシャルディスタンスを保つことなど,日々積み重ねてきた行動と実行は, 繰り返した分, たしかに,コロナウイルスから自分や周囲の人を守るための私たち自身の力(技術)になっています。さらに,それらは,「 嫌だなあ, 不安だなあ, 寂しいなあ…」という気分を持ちながらも, 自分と周囲の人を守るために「やりぬくという力」にもつながっています。つまり,少々のことには耐えられる,そんな心の強さを得られたということです。まさに学園生のみなさんが「風を凌いで」困難を乗り越えてゆく力を得られたということです。
 今日から学校再開となりましたが,これからもまだまだ制約の多い生活が続きます。1日も早く,安心してみんなで一緒に勉強や運動ができるように,安心してみんなで一緒に大声で歌えるように,安心してみんなで一緒に楽しく給食が食べられるように,そして,「また,明日」といえるあたりまえの日常が再び途切れてしまうことのないように,「何のために, 誰のために」を常に心がけて生活していきましょう。
 「風を一つに 〜絆で高め合い 燃え上がる凌風へ〜」
これは,今年の凌風学園児童生徒会のスローガンです。まずは,みなさん一人一人が自分のできることをきちんと行うこと,そして,お互いに相手のこと,まわりのことを気遣うことを心がけていきましょう。
 2ヵ月遅れとなりましたが,「心一つに」,みんなで改めて,令和2年度の新たな一歩を踏み出しましょう。

保護者・地域の皆様へ

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための長きに渡る臨時休業期間,各ご家庭や地域の皆様には,多大なるご協力をいただき本当にありがとうございました。
 本日,学校再開初日は,各学年の時差登校による,オリエンテーションを行いましたが,皆様方のおかげで無事に終えることができました。
 明日から6月12日(金)までは長きにわたる臨時休業期間をふまえた「ウオーミングアップ期間」となります。なお,6月11日(木)までは各クラスを2つに分けての,分散による隔日登校であるため集団登校ができません。また,給食も6月8日(月)からの実施となります。つきましては,再開後も引き続き,登下校の見守りや日々の生活において,多々ご協力をいただかなければなりませんが,何卒,よろしくお願い申し上げます。6月から,学園生のこぼれるような笑顔がたくさん見られるように,教職員一同,精一杯取り組んでまいりますので,よろしくお願いいたします。
 保護者・地域の皆様におかれましては,今後も凌風学園の教育に,ご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
 

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