京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/28
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学園教育目標 「自らを高め 共に生き 希望を抱いて未来を拓く」

風を凌いで 7月31日(1学期終業式)

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 本日(7月31日)4限に,令和2年度1学期の終業式を放送で行いました。本来ならば,大体育館に1〜9年の学園生と教職員が集まり,それぞれが頑張った1学期を振り返りながら行うところでありますが,今回はコロナウイルス感染拡大防止対策のため,各教室で放送を聞く形で行いました。
 6月1日の学校再開から約2か月間,「新しい生活様式」と言われる約束事を守りながら,学園生の皆さんは本当によく頑張りました。明日からいよいよ夏休みです。いつもより短い夏休みの期間ですが,自分にとって「有意義な23日間」にして欲しいと思います。
 保護者や地域の皆様には,休校期間を含め,学校再開後の凌風学園の教育活動に多大なるご理解・ご協力をいただき,心より御礼申し上げます。明日から夏休みに入ります。学園生が各ご家庭や地域で過ごす時間が多くなる中,休み中の生活を見守っていただきながら,引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止をふまえた日々の生活においても,ご協力をいただかなければなりませんが,何卒,よろしくお願い申し上げます。2学期も教職員一同精一杯取り組んでまいりますので,今後も凌風学園の教育に,ご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

 以下,放送による終業式での話です。

 1学期の最終日を迎えました。終業式の話の前に,学園生のみなさんと思いを共有しておきたいことがあります。この6月,7月は全国各地で記録的な大雨が降りました。その中で,皆さんの記憶にも新しいと思いますが,熊本県の球磨川や山形県の最上川では豪雨による河川の氾濫で,亡くなられた方や行方不明になられた方が多数おられたのをはじめ,家屋の浸水など甚大な被害がありました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,そのご家族や被災された方々に対して心からお見舞いを申し上げたいと思います。そして一日も早い復興をみんなで願いましょう。
 では,終業式の話を始めます。6月1日から学校が再開となり,この2か月間,コロナウイルスに負けないように,「新しい生活様式」と言われている約束を守り,皆さんは本当によくがんばりました。いよいよ夏休みがやってきます。今年は,コロナウイルスによる臨時休業期間の影響で,例年より短い23日間の夏休みです。それぞれのステージ・学年・学級によって目指す目標や目的に違いはありますが,自分にとって「有意義な夏休み」にしてほしいと思います。
 さて,第2,第3ステージに配布する「夏休みのしおりに」も書きましたが,今年の夏休みのキーワードとして,「雨だれ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」ということわざを紹介しました。雨だれとは,雨の日に屋根の瓦から下に落ちるしずくのことです。私たちが,屋根の瓦からぽとんと落ちてきた水滴を手のひらで受け止めたとしても,痛みを感じたり,けがをしたりすることはありません。そんな雨だれのしずくが石に穴をあけるのです。屋根から落ちた雨だれのしずくによってその下にある石に穴ができるまでに,一体どれほどの長い年月がかかるのか,想像もつきませんね。
 このような出来事から「雨だれ石を穿つ」ということわざが生まれました。「穿(うが)つ」というのは,「穴をあける」とか「掘る」という意味です。つまり,「雨だれが, かたい石にも穴をあけるように,どんなに小さな力でも,根気よく続けていけば,いつかは成果が表れる」という意味です。
 短い夏休みですが, 何か一つ目標を決めて,その達成に向けて毎日努力を積み重ねましょう。その努力が必ず成果につながります。もちろん,努力を積み重ねていても,うまく進まないことや,すぐには成果が表れないこともあります。そんなときは,このことわざを思い出してください。たとえ夏休み中に目標が達成できなくても,夏休みに積み重ねてきた努力を,2学期,3学期と続けることで,必ず目標の達成やその先にある夢や希望の実現につながります。「雨だれ石を穿つ」,これが今年の夏休みのキーワードです。
 夏休み中はチャイムのない生活です。目標に向かって,自分の1日の生活の計画をしっかり立て,「あせらず」「あまえず」「あきらめず」努力を積み重ねていきましょう。
 さらに,夏休み中,皆さんに必ず実行してほしいことが3つあります。
 1つめは「早寝,早起き,朝ご飯」です。お家の方にも協力してもらって,これを毎日続けてください。学校があるいつもの生活リズムと同じように,規則正しい生活を送ること,これが1つめに実行してほしいことです。
 2つめは「自分の命と人の命を大切にする」行動をとることです。まず命につながる体の部分では「交通事故や海や川での水の事故に十分気をつけて行動すること」です。そのために決まりやルールをしっかり守りましょう。また,命につながる心の部分では「自分が言われたりされたりしていやなことは人にも言ったりしたりしないこと」です。そのためにはいつも相手の立場に立って考えることが大切です。特に最近ではスマートフォンやインターネットといったSNSの普及で,いつでも,どこでも,だれとでも言葉のやりとりができる時代です。相手の顔が見えない中での言葉のやりとりから,トラブルになり,大きな事件に発展することも起こっています。そうならないように,常に相手の立場に立って言葉を発することが大切です。
 自分にとって一番大切なのは自分です。周りの人もみな同じ思いです。どうか自分を大切にするのと同じように人を大切にしてください。お互いがそんな思いで接すれば,自分も含めてみんなが大切にされるのです。
 3つ目は「てまきずし」と健康観察です。「また明日」といえる学校生活がようやくもどってきてから2か月が経ちました。しかし,現在の新型コロナウイルスの感染状況をみると,決して安心できない状態が続いています。ようやく戻ってきた今の生活を続けるために,「新しい生活様式」と言われている約束をこれからもしっかり守っていくことが必要です。新型コロナウイルス感染症から自分を守るために,相手を守るために,新生活の合言葉「てまきずし」を続けてください。
「て」は手洗い・うがい 
「ま」はマスクをつける 
「き」は密にならないように人と人との間の距離をあける 
「ず」はこれらのルールを守りながらずっと生活する
「し」は,「コロナウイルスの終息(しゅうそく)をめざして,みんなで力を合わせてがんばることです。
そして,夏休み中もこれまで毎日続けてきた健康観察を続けてください。「てまきずし」と健康観察を毎日実行すること。これが3つ目です。
 それでは今日のお話のおさらいです。
 夏休みのキーワードは「雨だれ石を穿つ」必ず実行することの1つ目は「早寝・早起き・朝ご飯」2つ目は「自分の命と人の命を大切にする」3つ目は「てまきずし」と「健康観察」を続けることです。
 それでは,夏休み明け,8月24日の2学期始業式に,皆さんが,ひとまわり成長したまぶしい姿を見せてくれることを期待して,私の話を終わります。

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