京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/26
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本校は 自由快活な校風のもとで 多様性を尊重し共に高め合い 美の精神をもって広く社会に貢献できる 高い理想をもった創造性豊かな自立した青年を育成します

銅駝へようこそ(17)ICT活用教育−1 ICT活用への道のり

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●教育のICT化(ICT活用教育) 

 文部科学省は,2016年に策定した「教育の情報化加速化プラン」で、「現代社会において、身の回りのものにICTが活用されていたり、日々の情報収集やコミュニケーション、生活上の必要な手続きなど、日常生活における営みを、ICTを通じて行ったりすることが当たり前となっている中では、子供たちには、ICTを受け身で捉えるのではなく、手段として積極的に活用していくことが求められている。」とICT教育の必要性を示しました。

 ICT教育を進めるためには、まずPCやタブレットを生徒が活用できる環境を整備しなければなりません。また学習指導でICTを効果的に活用できるように教員が使用できる機器が整備されていること、活用するスキルを身につけることも必要です。また、情報を取り扱う上でのルールやモラルを遵守することが前提となります。

●本校のICT活用教育の経過

 本校では、2014年度にICT活用教育推進のプランを立て、その実践に向けた予算措置を京都市教育委員会に承認していただきました。校内WiFi環境の整備と、学校に40台のタブレット「iPad」の導入が実現し、2015年度から授業に活用し始めました。

 しかし、様々な授業で多くの生徒が存分に活用する上でも、教員が使用する上でも学校保有の40台では限界がありました。1台のタブレットを複数の生徒が使用する状況と、生徒ひとり一人が自分のタブレットを持参し学習に活用できる状況「BYOD」(Bring Your Own Device)とでは、学びの可能性,広がりや深まりという点で飛躍的に変わります。

 そこで、2016年度の新入生から保護者のご理解を得て、入学時に全員購入していただくことにしました。そして教員側の指導体制も向上させるために学校用の台数を増やすことを実現してもらいました。

 生徒個人の学習に留まらず、生徒と生徒の学び合い、生徒と教員の双方向の教材や課題のやりとり、教員どうしの教育研究、情報共有など京都の公立高校の中では、先駆けて進めてきました。中学生対象のiPadを活用した体験学習や中学校との双方向学習、ICT活用教育の公開授業、活用方法の校内研修などにも取り組んできました。

 情報を取り扱う上でのルールやモラルについては,「社会と情報」の授業で学ぶだけでなく,様々な啓発を行ったり,生徒の情報モラル委員会の活動により生徒自身が主体的に考え行動できるように指導しています。


※写真
・iPad          ・校内教員研修
・中学校への「訪問授業」 ・中学校とオンラインでつながる

銅駝へようこそ(16) 本校の「総合的な探究の時間」の学び

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●総合的な探究の時間

「総合的な探究の時間」は,教科・科目の枠を越えて,自己の在り方生き方を考えながら,自ら課題を見つけたり,問いを立てたりしながら,その解決に向けて探究活動をする学習です。本校では,1年生が「美」をテーマにし,作品との多面力を養う「探究1」。2年生が,探究1で学んだ様々な手法・身につけた力をもとに,普通教科や美術専門教科の枠組みを越えて,人類が直面している「SDGs」の問題について探究する「探究2」,3年アートフロンティアコースの生徒が,大学・産業界・地域と連携したキャリア探究や課題研究を行う「探究F」があります。主体的,対話的で深い学びで身につける力は,社会で生きていく力,社会を切り拓く力につながります。

 学びのスタイル,手法は多様です。タブレットiPadはよく活用します。調べたり,考えをまとめたり,意見を書き込んだり,画像や映像を使って発表したり。しかしタブレットOnlyではなく,プリントを活用することもあります。一人一人で考える,グループで対話して考える,教室とは違う場所で学ぶ,外部から講師をお招きする,大学や企業,地域,行政機関と連携して学ぶなど,学びの幅がぐっと広がります。探究の成果は,市バスの車内アートのように,社会の中で活かされているものもあります。

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銅駝へようこそ(15)本校の美術工芸科の学び−9

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●普通教科

 専門学科を設置している学校ですが,もちろん普通教科・科目もカリキュラムに設定されています。国語・社会・数学・理科・保健体育・英語・情報・家庭の各教科の様々な科目を学習します。

 中学校で学習した内容をさらに深く,高度にした科目や,高校になって初めて学習する科目もあります。ICT機器を活用したり,グループワーク,発表なども採り入れて主体的,対話的な学びを進めています。

 普通教科では,単に知識を習得するのではなく,ものの見方や考え方をしっかり学びます。予習や復習にしっかり取り組みながら学校での学習をしていくことが大切です。

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銅駝へようこそ(14)本校の美術工芸科の学び−8

●演習系の科目「表現演習」3年

 「表現演習」は、1年次「表現基礎1」2年次「表現基礎2」で培った基礎実技力をもとに、進路志望先に応じた講座で、大学の実技試験に対応できる応用力を育成する科目です。

 この科目で身につけた力は、単に大学入試のためだけではなく、将来の制作活動・表現活動につながる実技力となります。京都市立芸術大学、国公立大学、私立大学、関東私立大学、専門学校、就職などの進路志望先に応じた講座に分かれ、少人数で、丁寧な指導を行います。

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銅駝へようこそ(13)本校の美術工芸科の学び−7

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●3年生アートフロンティアコース 「実習A」「実習B」

 3年生アートフロンティアコースだけに設定されている実習が,前期の「実習A」後期の「実習B」です。

 この科目は、8つの専攻分野を超えて、多様な表現方法を学ぶ講座で、前期・後期4つの講座が開講され、生徒が選択して学びます。本校教員が担当する講座もあれば、非常勤講師を招いて指導していただく講座もあります。

 近年開講された講座には次のようなものがあります。

 「似顔絵イラスト講座」「ステンドグラス講座」「版画・製本講座」
 「板に描く人物」「「空間表現」「パフォーミングアーツ」
 「木版画」「こだわりの陶芸」「クラフト工芸」」「アートブック」
 「銅版画、油彩画模写」「金継ぎ・螺鈿(らでん)制作」
 「マンガ・イラスト創作」「アニメーション」「デジタルものづくり」

※写真上 実習A作品展
   下 実習B作品展

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銅駝へようこそ(12)本校の美術工芸科の学び−6

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●2年・3年 専攻実習 「実習1」「実習2」「実習3」

 2年生から始まる「専攻実習」は,本校の美術専門科目の中でも多くの時間数が設定されています。2年生の「実習1」は週6時間、3年生の「実習2」は前期8時間設定されています。制作のための技術だけでなく,ものの見方,考え方,表現の仕方,鑑賞の仕方,美術史など多様な角度から学びます。

 8つの専攻ごとに1年生(造形表現の授業で使用)・2年生・3年生の実習室があり,一人ひとりの制作スペースが確保されています。

 2年生も3年生も,実習で制作した作品を秋の美工作品展で発表します。悩み,苦労しながらそれぞれの力を出し尽くした作品を,大きな会場に展示し,多くの方に鑑賞してもらえることは将来への大きな糧となります。

 3年生の美工作品展が終了し,後期に入るとアートパイオニアコースの生徒は「実習」の授業がなくなり,普通教科の演習科目の授業があります。アートフロンティアコースでは3年生の後期に「実習3」が設定されており,1月末頃まで数ヶ月,高校生最後の実習の時間が週8時間あります。各専攻とも,各自が設定した自由なテーマで作品を制作し,2月上旬に後期作品展を開催して発表します。


※写真上 

・日本画分野  ・洋画分野
・彫刻分野   ・漆芸分野
・陶芸分野   ・染織分野
・デザイン分野 ・ファッションアート分野

※写真下

・昨年度の作品展案内ハガキ
 美工作品展  後期作品展 


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銅駝へようこそ(11)本校の美術工芸科の学び−5

●1年 「造形表現」 3分野から2分野選択へ
 
 各自が選択した3分野の実習を前期末まで順番に進めていきます。後期からは,3分野から選択した2分野を並行履修します。毎週,A分野の実習授業とB分野の実習授業が3時間ずつ行われます。その2分野を並行して学びながら,1年生の2月には1つの「専攻」に決定します。

 決定に至るまでには,美術工芸科の教員が様々な相談にのりアドバイスします。専攻の実習室は限られてるため,専攻ごとに許容人数があります。希望に順位をつけてもらった上で,総合的に検討し決定していきます。


●「造形表現」第3期 2分野実習の様子

※写真 

・日本画分野  ・洋画分野
・彫刻分野   ・漆芸分野
・陶芸分野   ・染織分野
・デザイン分野 ・ファッションアート分野

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銅駝へようこそ(10)本校の美術工芸科の学び−4

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●1年 「造形表現」 8分野実習の後、実習見学会
 
 すべての生徒が8分野の実習を一通り経験した後,5月下旬に2・3年生の専攻実習見学会があります。各専攻の特色ある実習のガイダンス、相談会を経て、8分野から3分野選択します。

※写真上 実習見学会の様子


●「造形表現」第2期 3分野実習の様子

 各自が選択した3分野の実習は、6月前期中間考査終了後から前期末まで行います。各分野とも、新しい題材・材料を使って、新しい手法・技術を学びます

※写真下 3分野の実習の様子

・日本画分野  ・洋画分野
・彫刻分野   ・漆芸分野
・陶芸分野   ・染織分野
・デザイン分野 ・ファッションアート分野
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銅駝へようこそ(9) 美術工芸科の専門科目−3

●専攻の学び 

 本校には,日本画・洋画・彫刻・漆芸・陶芸・染織・デザイン・ファッションアートの8専攻を設置しています。全国の他の美術専門の学校には設置されていない,漆芸やファッションアートのような専攻もあります。かつては,「科」と呼んでいて,入試の際に「科」ごとで合格者を決定していました。つまり,それぞれの「科」で入学し,「科」で卒業するという時代がありました。2004年から学科改編し,入試も美術工芸科1科で募集して合格者を決定するようになりました。入学して1年生の間は,専攻には分かれず,「造形表現」という科目を前期は週4時間,後期は週6時間学びながら,1つの専攻に絞っていって,2年次から2年間専攻の実習を学ぶ形に変わりました。

●1年 「造形表現」

 この科目は,本校で学ぶ専攻の基本になる科目です。入学して当初,8つの専攻につながる8分野の実習を学びながら,約2か月間,毎週4時間順番に8つの分野の実習を進めます。これまで経験したことがないような実習を行い,毎週異なった分野の作品を制作することができます。

 すべての生徒が8分野の実習を一通り経験した後,5月下旬に2・3年生の専攻実習見学会を開催し,各専攻の特色ある実習のガイダンスを受けます。その後,8分野から3分野選択し,各自が選択した3分野の実習を順番に前期末まで行います。

 後期からは,3分野からさらに選択した2分野の実習を,毎週3時間ずつ並行して学びます。1年生の2月に最終1分野の専攻を決め,2年生から1つの専攻の実習を2年間取り組みます。

 入学前から1つの専攻を決めるのではなく,8分野の作品制作を少しずつすべて経験しながら約1年間かけてじっくり考えて「専攻」を決定できるという本校のしくみは,生徒からも高評価を得ています。


●「造形表現」第1期 8分野実習の様子

・日本画分野  ・洋画分野
・彫刻分野   ・漆芸分野
・陶芸分野   ・染織分野
・デザイン分野 ・ファッションアート分野

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銅駝へようこそ(8) 美術工芸科の専門科目−2

●「表現基礎」 2年

 2年生で学ぶ「表現基礎2」は、1年の「表現基礎1」で身につけた基礎実技力をさらに発展させ、多様な表現。柔軟な発想力や応用力を培います。2年生の秋には「進路探索期間」を設け、進路志望先に合わせた課題に取組んで、3年次に向けたステップアップを図ります。自らの進路について深く考え3年次に向けたコース選択も検討します。授業では、iPad の活用とともに毎回学びのワークシートを書いていきます。

写真1 パブリックアートについての発表・展示
  2 デッサン
  3 着彩課題
  4 音から感じる色や形
  5 立体構成
  6 色彩課題「動物 × 〇〇な世界」
  7〜9 進路探索期間 
    志望を考えている大学にあわせた講座で、
    進路先ごとで異なる特色ある実技課題に
    取り組んでいます。
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行事予定
2/26 大掃除(特別清掃)
3/1 卒業式(午前・生徒登校禁止)
3/2 追検査(1日目)
3/3 追検査(2日目)
3/4 1年学年末考査1日目

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