最新更新日:2024/06/11 | |
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Over the 東山26〜花山の底力発揮
「初日」
本日,京都市立花山中学校の平成28年度が始まった。 8:40生徒登校。8:50より体育館にて学級発表だ。体育館へ行き,学級発表を今か今かと待ち受ける生徒の様子を見てみる。ざわついた雰囲気で待っているかと思いきや,体育館のフロアに輪になって座ってほとんどの者が談笑している。立っている者も,輪になった状態で待っているという感じである。もっと混沌とした状態を予想していたが,意外と落ち着いている。 8:50。新学級名簿が貼りだされた。生徒たちが名簿に集まってくる。「わー」「きゃー」騒然とする体育館。ところがそうではない。もちろん歓声のようなものも聞こえてくるが,想像したよりも冷静に学級発表を見ている。 9:00。着任式。新しく着任された先生方の紹介である。ここは例年通り,「どんな先生だろう」という興味深げに見つめている。 その後,平成28年度の始業式。そして最後に,学級担任・副担任の発表。ここは,さすがに,騒然となるんだろう・・・。ところが,これも思ったほどではなかった。 こう書き進んでくると,何だか生徒が冷めているように思う方がいるかもしれないが,決してそうではない。ほとんどの生徒が,柔和な顔つきで口調で,対応している。一言でいうと「穏やかな」雰囲気なのである。決して無関心であったり,必要以上に興奮するのでなく,「温かい」集団であった。30年以上,教職についているが始業の日にこんな「穏やかで温かい」生徒集団を見るのは初めてである。 なぜなんだろう。もっと子供らしく,騒然としてもいいのに。先ほども書いたが,決して無関心であったり冷めているわけではないのは,生徒の醸し出す空気でわかる。これは私の勝手な推論だが,自信・安心感があるのではないか。新たな人間関係の中でも,やっていけるという自信,きっと大丈夫だという安心感が生徒たちから自然とでているからこそ「穏やかで温かい」始業となったように思える。もし,そうであったらワンランクアップしてくれたといえる。手前味噌な推論である。しかしながら,今年の始業は「穏やかで温かな」ものであったのは現実である。 今年度の学校スローガンは「花山の底力発揮〜もっとポジティブに,もっとアクティブに」である。初日から「底力」を見・魅せられた。平成28年度,初頭から生徒に感動・感謝である。 |
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