最新更新日:2024/09/20 | |
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『東山を西に見て』〜Make legend〜
「突然」
季節は徐々に移り変わっていくものだとは思いますが、ある日突然それに気づくことが多いです。今年の場合は、先週の水曜日、20日にそれを感じました。 毎朝同じ時刻(5:50)に起きます。朝に出すのが、一般ゴミか再生ゴミかの違いぐらいなもので、ウィークデイの朝のルーティーンはほぼ同じです。愛犬“檸檬”を連れての散歩は雨の日でも欠かすことはありません。20日の朝の散歩の途中、前日と同じ時刻なのに明らかに「明るくなった!」と感じました。またその日の出勤時、九条山を越えて東を向いたときの朝日の光量が前日とは大きく異なったのです。この気づきに、大儲けをしたような気がしています。 さて24日(日)、生徒会本部の子たちが「第9回若者が発信する21世紀の山科まちづくり」に出場したので見に行きました。発信したテーマは、花山中学校が今年度に取り組んだ研究についてです。本校では今年度、道徳教育を中心として「自分の思いを自分のことばで伝える」ということに取り組んできました。それが本校生徒の課題であり、京都市教育委員会が掲げている今年度の重点目標の一つでもあったからです。 これまでの間、このことは、我々教職員の側から語られてきたのですが、今回は生徒が山科青少年活動センターに集った人たちの前で堂々と発表したのです。 聴いていて驚きました。私たちが目指してきたことを子ども達の口から聴けたからです。もちろん、原稿作成に当たって教師の手が入ってはいますが、言葉を完全に自分のものにしていなければ、あれほどまで人に伝えることはできません。発表後、分散会がもたれました。花山中学校のテーブルでは本校の発表について質疑応答がされました。当然内容について深い質問が次々と出されましたが、それらについても生徒が上手に答えていきます。 Q「道徳の授業に取り組んで、変わったことは?」 A「いろいろな作品を通して感動とか一杯できたし、心が豊かになった。」 Q「道徳の授業を通して、社会に出てから為になるようなことはあったか?」 A「自分のことばで思いを語るということは、社会人になっても大事だと思うので、とても役に立った。」 Q「人前で話すことって、大人でも大変なのによくできるね?」 A「繰り返しトレーニングすることで、できるようになることが分かった。」 Q「道徳って言うと、押し付けられてるようなイメージがあるのだが…?」 A「どんな答えも正しくて、みんな聴いてもらえるので押しつけの感じはない。」 今年度我々が大切にしてきたキーワードがちりばめられています。 期待していた訳でもなく突然のことでしたが、研究を続けてきたことを素直に「良かった」と思え、「来年度、この研究を更に発展させたい」という希望が大きく膨らむきっかけとなりました。本校の子どもたちのことを改めて『愛おしい』と思いました。 |
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