最新更新日:2024/06/17 | |
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着任のご挨拶
この度の異動で,京都市立春日丘中学校の校長として,西京区の松尾中学校から赴任いたしました加藤正人です。本校のゆったりした校舎配置,桜の花の美しさ,丘から見える空の広さに改めて感動しています。裏山には竹やぶや池があり,桃山御陵をシルエットに沈む夕日は絶品で,豊かな自然の中で学習できる学校です。
この学校に1日も早く慣れ,「確かな目標を持ち,みんなと協力して,意欲的に取り組む生徒を育てる」という学校教育目標のもと,保護者の皆様や地域の皆様から信頼される学校づくりを進めていきますので,ご理解・ご協力いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。 さて,本校には,「こんな学校にしていこう」という合い言葉があります。それは,『安心』『チャレンジ』『感動』の3つの言葉です。昨年度までは,「スマイル(笑顔)」「シャイン(輝き)」「スクラム(協力)」の3つの言葉でした。英語で書くと,みんな単語の頭にSが付いているので,まとめて「スリーS」と呼んでいました。しかし,この「3つのS」を,さらに充実・発展させたいという願いから,今年度からは,『安心』『チャレンジ』『感動』を合い言葉にしたいと考えています。 一つ目の『安心』とは,一人一人が自分の居場所を感じられ,校門をくぐったらホッとできるということです。「スマイル(笑顔)」が,満ちあふれ,みんなが楽しく,明るく,安心して過ごせる学校です。すべての人の人権が守られ,いじめや「仲間はずし」がなく,暴力や人の嫌がることをしない,みんな仲良く過ごせる学校です。また,「ありがとう」と素直に言えたり,「ありがとう」と言われるような暖かい行動に満ちあふれた学校です。 二つ目の『チャレンジ』とは,共に「夢」や「希望」,そして「目標」をもって,それに向かってがんばることです。自分の「能力」や「個性」を伸ばそうと努力したり,何事にも一生懸命に取り組む姿を目指します。まさしく「シャイン(輝き)」です。「輝き」に満ちあふれた姿です。 三つ目の『感動』とは,『「感」じて「動」く』という漢字を書きます。一人一人には,得意なことや不得意なこと,良さや違いもあります。また,同じことがらでも感じ方は様々です。しかし,お互いに,友達の良さや違いを認め合い,相手の立場に立って,考え,行動する。人の痛みを自分のことのように感じる。その感じたことを仲間と共に行動に移す。そんな仲間とのつながりを深めていく。まさしく「スクラム(協力)」です。仲間と共に感動を分かち合える学校を目指します。 また,本校では,「生きる力」の基礎を三年間でつけるために,知識や技能を身につけるだけでなく,さらにそれを「活用する力」,「考える力」,「表現する力」,「課題を解決する力」をつけることを目指しています。そのために,三年前から,「学びの共同体」という四人一組の小集団学習を取り入れながら学習を進めています。教室の机の向きは,コの字型になっており,仲間との対話を重視した授業の展開をしています。教師が一方的にしゃべる授業から,仲間で聴きあう授業へと変えてきています。すべての子どもたちは「勉強がわかりたい」「できることを増やしたい」と思っています。「わかる喜び」「できる喜び」をさらに「学ぶ喜び」に繋げていきたいと考えています。 このように,本校では,一人一人の子どもたちを大切にする学校づくりをさらに進めていきますので,保護者の皆様,地域の皆様の一層のご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。 京都市立春日丘中学校 校長 加藤 正人 |
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