京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/19
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【最高教育目標】自立する生徒、自律する学校   【学校教育目標】まわりと繋がり、「学ぶ力」を身に付ける

3,11 忘れてはいけない

 学校では毎年 3.11東日本大震災のことを子どもたちに伝えることが,今 私たちのできることではないかと思い話をしています。・・・・今年は3月11日は日曜日にあたるので,今日のホームページで少しでも思いを伝えることができればいいなぁと思っています。
 7年まえ,2011年3月11日午後2時46分、三陸沖で発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震により引き起こされた大災害。最大震度が7の強い揺れと国内観測史上最大の津波を伴い,東北・関東地方を中心とする広い範囲に甚大な被害をもたらした。また、福島第一原子力発電所が被災し、放射性物質が漏れ出す深刻な事態になりました。
そして,死者は1万5895人,負傷者は6156人で,いまだに全国で2539人が行方不明のままだということです。本当に悲しいことです。
 被災地では土地のかさ上げや防潮堤の建設が少しずつ進み、復興住宅や商業施設も完成しているところもありますが,一方、いまだに多くの被災者が「ふるさと」を離れたり、仮設住宅での不自由な生活を余儀なくされている人もいます。本当の意味での被災地の住民一人一人の暮らしや心の復興はまだまだ進んでいないように感じます。
実は5年前,以前勤務していていた先生たちと岩手県の荒浜小学校へ行って
当時の校長先生にお話を聞く機会がありました。・・・・・・・・

「 地震発生から、約70分後に津波が押し寄せてきたそうで。そのとき、児童と近隣の住民は、4階建ての校舎の3階と4階に避難し,校長室前の廊下から窓の外を見ると、学校の隣に建っていた家が流されていくのが見えたそうです。そして,校舎に水が入ってきたと思った直後、波とがれきが一気に押し寄せてきたため、慌てて3階へと続く階段へ逃げたそうです。そして,最終的に、校舎2階の床上40センチまで水が浸水したそうです
 その後,17時30分頃から、ヘリによる救助活動が始まりました。屋上上空にヘリが到着し、一人ひとり吊り上げての救出がはじまったそうです。そして,全ての子どもたちの救助が完了したのは、翌朝5時だったそうです。」

 最後に校長先生から,今後復興ははじまり,いろいろな支援がされていくと思いますが今後,「震災は大変でしたね」で終わるのではなく、この東北の小さな荒浜地区に関心を持ってほしいし。「忘れないでほしい」「伝えて行くことが今できることであり,今後も続けて行かなくてはならないことである」とおっしゃっていたことが強烈に心に残っています。 
今,復興が徐々に進む町の中、自分の「ふるさと」を愛し,若い人々たちが一生懸命活動しています。このことを私たちは心のどこかにとどめておくことが,被災地で暮らす人たちにとって、モノよりもお金よりも「生きる活力」になるように感じます。
 震災や災害のこと,家族のこと,仲間のことについて, 「今 何ができるのか」
「何を感じるのか」何か考える機会になれば・・・・・・

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