最新更新日:2024/09/24 | |
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おうちで自然観察(16)部分日食
こんにちは。「おうちで自然観察」シリーズ第16回です。
6月21日(日)は部分日食が見られるチャンスです。部分日食とは,太陽と地球の間を月が横切るために,太陽の一部または全部が欠けたように見える現象です。今回見ることができるのは部分日食です。京都市では夕方4時すぎから欠け始め,5時過ぎに最大になります。その後6時頃にかけて元の丸い形に戻っていきます。 【注意】決して直接太陽を見てはいけません。サングラスや黒いゴミ袋,色付きの下敷きも絶対にダメです。太陽は非常に明るい天体なので,最悪の場合失明することもあります。観察するときは専用の遮光版が必要です。 【観察方法】でも専用の遮光版なんて持っている人はほとんどないですよね。そこで,次のような方法で観察することをお勧めします。ピンホールカメラと同じ原理なのですが,難しいことではありません。厚紙に画鋲などで小さな穴をあけます。それを日なたに持っていき,地面にできた厚紙の影を観察します。厚紙にあけた小さな穴からもれる光が,欠けた太陽の形になって地面に映るのが見えるはずです。穴をたくさん開けておくととてもきれいですよ。 次回の部分日食は2023年に日本の一部で,2030年に日本の広い範囲で観察できるようです。めったに見ることができない天体ショーです。雨が降らないことを祈ります! |
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