最新更新日:2024/09/19 | |
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文化祭2 芸術鑑賞 お豆腐狂言
文化祭2日目の芸術鑑賞,今年度は,茂山千五郎家の皆さんによるお豆腐狂言の鑑賞でした。上演にあたり,狂言を見るポイントをわかりやすく説明していたただいたおかげで,伝統芸能であり文語調の難しい語り口調でしたが,楽しく鑑賞することができました。
京都のお豆腐といえばブランド品ですが、当時は食卓にのることが一番多いおかずが「豆腐」でした。「茂山の狂言は我々のやっている特別な芸能文化ではなく、どこの家の食卓にも上がる豆腐のような安い奴らや」という意味の悪口を言われたのでした。しかし二世千作は「お豆腐で結構。それ自体高価でも上等でもないが、味つけによって高級な味にもなれば、庶民の味にもなる。お豆腐のようにどんな所でも喜んでいただける狂言を演じればよい。より美味しいお豆腐になることに努力すればよい。」と、その悪口を逆手にとりました。茂山千五郎家では家訓としてこれを語り伝えておられます。 その昔、京都では「おかずに困ったら、豆腐にでもしとこか。」と言いました。同じように「余興に困ったら、茂山の狂言にでもしとこか」と、気軽に呼ばれることをむしろ私達は喜びたいと思っておられます。いつの世も、どなたからも広く愛される、飽きのこない、そして味わい深い。そんな「お豆腐狂言」を目指しておられます。(茂山千五郎家HPより) |
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