最新更新日:2024/09/27 | |
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ちょっといい話−13−
「あの言葉があったから,私は娘の病と向き合うことができました」。
今日は,11月4日の新聞で紹介された「ちょっといい話」を紹介します。 滋賀県が初めて募集した「看護師さんへの感謝のラブレター」・・・。娘が重い病を患った母親への励ましや,病気に向き合おうとする患者の気持ちを支えた一言など,看護師さんと患者,家族との温かい気持ちのやりとりがメッセージにつづられています。 〜病と向き合う「宝物」〜 長浜市の主婦は,娘が重い病を患ったことで泣いていると,担当の看護師さんから「お母さん,泣くときはわたしの前でね。赤ちゃんの前では笑顔よ」と語り掛けられた時のことを振り返った。「 あなたなら自分を幸せにしてくれると思って,あなたをお母さんに選んで生まれてきたのよ」。難病の娘の看病をしつつ,途方に暮れ泣いていた時,担当の看護師さんがそっと肩を抱きながらかけてくれた言葉です。言われたことで,「娘の病と向き合うことができた。あの言葉は今でもわたしの“宝物”です」とつづっています。 また,医療行為が必要なため,学校内で看護師さんが付き添う大津市の小学6年生が,日ごろの感謝を込め,「卒業までそばで見守っていてね」とつづりました。その他,今年6月から白血病で入院中の彦根市の高校3年生も,看護師さんの言葉に励まされたと言い,「つらくてもその後たくさんの喜びがある,前を向いて生きようと思うようになった」と決意したと書いています。更に,入院中の心細い気持ちを温かく励まされた経験から,「自分も看護師を目指します」とのメッセージもありました。 「ラブレター」に込められた思いを広く伝えようと,滋賀県内を中心に活動するシンガー・ソングライターの佐合井マリ子さんが,作品にちなんだ曲を作るそうです。そして,12月25日の表彰式に合わせて発表し,CMにも流すことになっているとのことです。 日々,命と向き合う看護師さんだからこそ言える「言葉」があると思います。前向きに生きる力をもらえる「言葉」があることを,また知りました。 ちょっといい話−12−
新聞に載っていた中学生からの投書より・・・
『先日の夕方,あまりにも寒いので,コンビニに温かい飲み物を買いに行きました。いざ,買おうとするとお金が足りないことに気づき,店員さんに謝って店を出ました。人がいる前で恥ずかしかったなと思いながら歩いていると,突然肩を叩かれました。振り向くとレジで,僕の後ろに並んでいた大学生ぐらいの男の人でした。そして,「これ,やるよ」とさっき僕が買いかけた飲み物を渡されました。その人は,僕が店を出たあと,自分の分と僕があきらめた分を買ってわざわざ僕を追ってきてくれたのでした。僕は見ず知らずに人から,こんなに親切にしてもらうことにただただ驚き,ろくに御礼も言えませんでした。だんだんと心の中が温かくなってきて,忘れかけていた大切なことを思い出したような気がしました。そして,自分もそんな人になりたいと思いました。』 日常のほんの小さな出来事かもしれません。そして,当事者同士の出来事で,ほとんどの人は気づかずに流れてゆく出来事かもしれません。しかし,そんな小さな出来事の積み重ねが,人との関係を豊かにし,また温かくし,そして大きく成長させてくれるのではないでしょうか・・・。人とのささやかな向き合いから,人との確かなつながりが生まれていくのだとあらためて気づかされた中学生からの投書でした。 スクールガイダンス(3)
「中学校体験授業」のあとは,部活動見学に回りました。中学校は今日で後期中間テストが終わり,部活動も再開されたばかりでした。しかし,小学生が見に来るというので,普段より張り切って練習している中学校1・2年生の姿が見られました。早く後輩が入部して欲しいという気持ちの表れでした。
スクールガイダンス(2)スクールガイダンス(1)
11月26日(金)午後1時30分から,平成23年度新入生スクールガイダンスが行われました。まずは,新・生徒会本部の人たちによる「中学校生活の説明」からでした。春日丘中学校の1日(ビデオで紹介),小学校との違い,生徒会活動・部活動について,1年間の行事などの説明がありました。新・生徒会本部の人たちにとって,初の大仕事でしたので,みんな緊張の面持ちで,小学生を前に話をしていました。初仕事とは言え,しっかりと説明ができましたので,小学生の人たちの心配や不安はだいぶ解消されたと思います。来年4月の入学を心待ちにしています。
明日スクールガイダンスです!それと並行して,保護者の方々に対しては,「中学校生活のあらまし」の説明も午後2時45分から4時まで行います。なかなかの盛りだくさんですが,新・生徒会本部の人たちの初の大仕事として,今日もテスト後にリハーサルを行うなどして,万全な状態で臨もう張り切っています。4月から,春日丘中学校の一員に加わる児童のみなさん,先輩達は今から準備して待っています。「わからないところや不安なところは,いつでも何でも聞いてください!!」そんな声が,あちらこちらから聞こえています。 ちょっといい話−11−
〜ハンドサインのハンドダンス(手話を使ったダンス)〜
11月23日(火)の勤労感謝の日に,朝たまたまテレビオ見ていましたら,画面にクギ付けになってしまいました。それは,「ハンド・サイン」というダンスグループの「手話を使ったダンス」に引きつけられ魅せられてしまったからでした。ダンスもレベルが高かったのですが,「なぜ手話を使っているのか」,その理念に感銘を受けたからです。 彼らは最初,手話の魅力に引かれてはいましたが,手話は全然出来ませんでした。ところが,手話で歌ったり踊ったりするうち,耳の聞こえない人との出会いも増え,自分たちで積極的に,手話サークルや,耳の聞こえない人の集まりに出かけるようになったということでした。単に「手話」を振り付けとして考えたのではなく,「言葉」として自分たちも話したいと思ったということでした。全く「手話」で話せなかった彼らが,手話サークルに通い始め,耳の聞こえない友達を作り,手話検定を1級ずつ進級して,一人一人が地道に取り組み,ステージパフォーマンスに挑戦しているということでした。そして今年のアメリカのアポロシアターで行われたアマチュア選手権で,堂々の3位に輝いたということでした。彼らの真面目で真剣に取り組む姿勢に,アメリカの人達も感銘を受けたということでした。 テレビのインタビューで,彼らの一人がこう言っていました。『僕達は,耳の聞こえない人たちに音楽の楽しさを感じてもらいたい!音の振動を心で感じて欲しいのです!!』。「手話」という言葉を通して,人の思いが心から心へと伝わっていく…,「共に生きる」ということは,このようなことを言うのかなあとふと思えた瞬間でした。ちょっと心が熱くなった祝日の朝の出来事でした。 後期中間テストはじまる!
今日から3日間の日程で,後期中間テストがはじまりました。
前期の成績が出てから約1ヶ月間,その反省を生かしきれていますでしょうか?特に3年生は,12月16日(木)からはじまる個人懇談会で「進路を決定」します。教室内では,今まで以上に緊張した空気が流れていました。悔いが残らぬよう,あと2日間,準備をしっかりしてください。 「人権講演会案内」を配布文書一覧にアップしました。
12月は人権月間です。毎年この時期に本校では,講師の方を招いての「人権講演会」を行っています。今回は,岡山県の岡山盲学校で教壇に立っておられます「竹内昌彦」氏にご講演をお願いしてあります。ご自身は,小学校2年生のときに,網膜はく離により失明しました。今まで見えていたことが,突然見えなくなったことの不安は計り知れないものがあったと思います。小学校でのいじめの体験,教師になろうと思ったきっかけ,また教師としての生き方を教えてくれた生徒達とのかかわり,障害のある長男と暮らした7年の日々…等,「私の歩んだ道−見えないから見えたもの−」という演題で講演をしていただきます。「人は何故勉強をするのか…?」という君達への問いかけに,あなたは何と答えますか・・・?
ちょっといい話−10−
「言葉」は,心にしみていくもの・・・。
先日の日野小学校での「里 みちこ」さんの「いのちを謳う」という講演を聞いて,あらためて「言葉」の持つプラス面・マイナス面を考えています。そこで,以前に先生の知人が,病気で入院していたときに聞いた話を思い出しました。 『病院の食事は,病気や栄養のことを考えて作ってある。知人は血圧が高かったので,薄味の料理ばかりで,味の濃い料理が食べたくなってきた。病院の食事にも飽きてきた頃のこと。担当の看護師さんが変わり,数日がたったある日,ふと気のついたことがあったという…。その看護師さんは,食事を運んでくると,毎日必ず食材にひと言添えた。“今日のキャベツは採れたてで,大変みずみずしいわよ”,また別の日には“このにんじんは,色・艶とも今年一番だわね”と言った具合に…。すると,今まで薄味で味気ないと思っていた病院の食事が,だんだんと楽しみになってきたという・・・』 これも,「言葉」の持つ不思議な力だと思います。また,こんな話も聞いたことがあります。 『草花に水をあげるとき,“夕日のように鮮やかな色に咲いてね”“最近雨が降らないけれど,もう少し待っていてね”等,話しかけながら水をあげると,思い描いていたような色に花が咲いたり,しっかりと根を張って育ったりします・・・』 「言葉」は思いを伝えるもの・・・。「言葉」は,ひとの心にしみていきます。ですから,より温かく深くしみこんでいく「言葉」を使っていきたいものです。「言葉」を,人と人との豊かな関係づくりや,お互いの成長を助ける力として使っていきたいものです。 |
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