最新更新日:2024/09/25 | |
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ちょっといい話−21−
今日は,新聞で紹介された「読者の声」より「ちょっといい話」を2つ・・・
☆『“スズメ埋葬の生徒たちにジーン” 主婦 (千葉県 62歳) 桜が満開の頃、横断歩道を渡ろうとしたら、スズメが1羽、路上に死んでいました。スズメも交通事故に遭うのかしらと思いながら、そのまま通り過ぎ、用事を終えた帰路には、もうスズメの姿はありませんでした。 少し離れた森の近くで、地元中学の野球部のユニフォーム姿の男子生徒3人が何かをしています。気にも留めずに通り過ぎ、帰宅して玄関に入ろうとし、はっと気づきました。急いで、彼らのところに戻ると、案の定、3人はスズメを桜花の散る木下まで運び、埋葬しているところ…。「いい子たちだなあ」と胸がジーンとしました。声を掛けたら恥ずかしそうにしていました。 子どもたちがこんなに心優しく育ってくれていることがうれしく、親御さん、先生、すべての人に感謝したくなりました。私の小さな孫たちも優しい心を持った人に育ってほしい、日本の未来もまだまだ捨てたもんじゃない、と幸せを感じた日でした。』 ☆『“初のおつかい 娘に思わぬ親切” 主婦 (千葉県 45歳) 今月初め、小1の娘を「初めてのおつかい」に行かせた時のことです。家から30分ほどかかるので軽いものをと、ニラ2束を買ってくるよう頼み、千円持たせました。 1時間以上もかかって帰ってきた娘は、夫の愛飲しているビール半ダースを手にしていました。出がけに私が夫に「今日ビールを買いに行かなくちゃね」と言うのを聞いていたのは知っていましたが、まさか買ってくるとは思いもしませんでした。 レシートを見ると、持たせたお金では足りません。まず、お使いができたことをほめて、不足した分はどうしたのか聞くと、レジの方が「初めてのお使いだからいいと言った」というのです。 あわてて夫ともども3人でお店に行き、レジの方に話をうかがうと、娘の後に並んだ年配の男性がにっこりして「そんなこともあったなあ」とおっしゃりながら出して下さったとのことでした。 娘にとって多分、思い出深いお使いになったことでしょう。また、知らない方に親切にされたら名前をうかがうことを教える機会となりました。ありがとうございました。』 ※いろいろなところで心温まる話があることを知り,うれしくなってきました。自分の回りにも,しっかりと心の目を凝らせば,きっと「ちょっといい話」は見えて来るのかもしれません。いつそんな話に出会えるのかなあ〜と考えると,少しわくわくしてきます・・・。でもその一方で,自らで「ちょっといい話」を作ることができたらいいのになあ〜とも考えている今日この頃です。 (写真は,本校の美術部員が描いてくれた人権ポスターです。) |
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