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最新更新日:2024/06/27 |
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園だより 6月号![]() 5月の大型連休明け。子どもたちは久しぶりの幼稚園での遊びを楽しみに登園してきました。5歳児は5歳児なりに友達との再会を喜び,遊んでいた時です。 未就園児Aちゃんが一人で2階の廊下を歩いていたところを見て,Bちゃんはどうしたものか…と自分なりに考えて,Aちゃんの手をつないでC先生のところまで連れて行きました。ちょうどC先生がAちゃんはどこにいるかなと見渡していたところに二人が現れ,BちゃんはC先生から「ありがとう!連れて来てくれたんだね。さすが年長さん!ありがとう」と言葉を掛けられました。 その日の降園時,Bちゃんの表情がくもっていました。お母さんから「もっと遊びたいって言うんですけれど,もう帰らなくちゃいけなくて…」と伺いました。 Bちゃんの遊びたい思いも受け止めつつ,C先生から聞いたBちゃんがAちゃんを先生の所まで連れて行った話をお母さんに伝え,「さすが年長さんだね」とBちゃんに話しました。それを聞いてお母さんも「そんなことができたん!すごいね」年長児らしさを褒めました。すると先程までくもっていたBちゃんの表情がさっと明るくなりました。「また、明日ね」と家に帰るBちゃんを見送りました。 翌日,Bちゃんは,園庭でクラスのみんなと一緒に先生の話を聞きながらピーマンの苗を植える活動を始めていました。私は園庭や体育館での子どもたちの様子を見たり,電話の応対に職員室へ行ったりとあちこち移動していました。そして体育館で子どもたちに関わっていた時です。私の帽子をかぶったBちゃんが体育館に来て,ニコッとしながら「園長先生,これ」と帽子を脱いで渡してくれました。どうやら動き回っているうちにポケットに入れていたはずの帽子を園庭で落としていたようです。「Bちゃん,ありがとう!」と受け取ると嬉しそうな顔で応えてくれました。園庭では,一人一人が苗を植えようとしているところでした。すぐにBちゃんはみんなのところへ戻って行きました。 新年度,一か月が過ぎ,それぞれの学年の子どもたちが少しずつ幼稚園生活に慣れ始めてきました。そのような中,未就園児たちは,年長児が関わってくれることにも抵抗感が少なくなり,年長児も最高学年だという思いをじわじわ感じるようになってきています。 こんな時,どうすればいいかなと瞬時に考えてC先生のところへAちゃんを連れて行ったBちゃん。また,Bちゃんが私の帽子を見つけて,クラス全員での活動で先生からの話が一段落して,“今,帽子を渡しに行こう”と決めてさっと私のところへ来たBちゃん。自分で考えて行動してほしい,年長児としての自覚をもって行動してほしいというめあてをまさに達成しているBちゃんの姿です。C先生に「さすが年長さん」と認めてもらい,年長児としての誇りも高まったと思います。また,お母さんからも「そんなことができたん!」と褒めてもらったことも自己肯定感につながったと思われます。 救命救急講習会
今日は家庭教育講座として,保護者の方々に救命救急講習会を受けていただきました。心肺蘇生法やAED使い方を下京消防署の救急救命士の方々が教えてくださいました。
何事もないのが一番ですが,もしもの場合のことを考えての講習の機会をもつことができました。また,たくさんの保護者の方々が参加してくださり,有意義な家庭教育講座となりました。 下京消防署のみなさま,お世話になり,ありがとうございました。 ![]() ![]() 園だより 5月号より
5月(1日〜31日)は,憲法月間です。
5月の「憲法月間」は,日本国憲法の大切な柱である「基本的人権」を日常生活の中で見直す機会です。 『人権を尊重する』ということは,人間としての個人が自らを大切にするとともに,他の一人一人の人権や人格を尊重し,大切にすることです。日ごろの自分自身の言動を今一度,見つめ直し,一人一人の人権を大切にしているか,大切にされているか,身近なことから考えていきましょう。 幼稚園では,子どもたちが友達との関わりの中で,様々な経験を通して,自分も,相手も認め合い,お互いの存在を大切に思える生活を大事にしています。 「あ!マーク一緒!」 もも組歓迎会で,あお組ともも組の子どもが一緒に手を繋いだ時です。名札についているマークを見て,「あ!マーク一緒!」と嬉しそうにあお組のAちゃんが言いました。もも組のBちゃんもにっこり。次の日,園庭で遊んでいる時に,AちゃんがBちゃんに声をかけ,お話をしました。マークが一緒だったことがきっかけで,大切な繋がりができました。 大切に… 桜の花びらを拾って遊んでいたCちゃんは,濃いピンク色の花びらを見つけて「こんなの初めて見た!」と大喜び。それを聞いたDちゃんは,「何?見せて!」と言いました。大切そうに見せるCちゃんの手のひらの花びらを見て,Dちゃんも大切そうに優しく見つめ,「ほんとだ。すごいね!」と言いました。友達が大切にしているものを同じ気持ちで大切にできることが素敵ですね。 幼稚園の遊びや生活の中で自分も友達も一緒だな,友達の思っていることは何かな?などさまざまに感じています。親しみを感じ,友達関係の広がりや相手のことを思う気持ち,大切にしようとする思いを大事にしていきたいと思います。 園だより 4月号より
幼稚園の桜も満開となり,春を体いっぱいに感じるころとなりました。
お子たちのご入園,ご進級,まことにおめでとうございます。新年度に際し,お家の方々もお子たちの成長をお喜びのことと思います。 今年度は5月から年号も新たに「令和」となります。その由来の話から,奈良時代には梅をめでる宴がされていたことを知りました。花が咲いたことを喜び,人々が集い,歌ったり話したりなど古来の人々が味わっていたであろう,自然とのかかわりや人々とのコミュニケーションなど想像していました。わが楊梅幼稚園にも「梅」があり,とても身近で,親しみが湧いてきました。明治21年に楊梅幼稚園が創立された「楊梅通り」について調べてみると,平安時代に開通し,やまももの木がたくさん植えられていたそうです。やまももは中国原産の木で,中国では「楊梅」と記されていたそうです。「楊梅」の名前も平安時代から在り,歴史の重みや人々の営みをしみじみと感じました。 そのような楊梅幼稚園で,子どもたちが自然を感じたり,様々な表現を楽しんだり,力を発揮したりして健康に,心豊かに育ってほしいと願っています。子どもたちが一人一人の力を発揮し,満足感や達成感を味わいながら自信をもって遊びや生活が展開できるよう教職員一同,かかわり,支えていきたいと考えております。また,お家の方々と思いや力を合わせていくことで子どもたちの安心感や成長,学びにつながってきます。お家の方々の思いや戸惑い,など,どのようなことでもご相談いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 |
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