最新更新日:2024/09/19 | |
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園だより 3月号より
12月から毎朝,登園時に取り組んできたマラソン。寒さに負けず,走っていると体が暖かくなることを実感したり,朝の生活のリズムを整えたり,もちろん,体つくりとして体力や筋力の向上にもつながったりするマラソンです。ずっと続けてきたマラソンも1月29日が最後の日です。園庭でマラソン大会をしました。
当日,みんなが集まるのを待っていると,冷たい小雨がパラっと降ってきました。「あ,雨,降ってきた」「でも大丈夫!」「これぐらいなら」と子どもたちの会話や自分たちで始めた準備運動から,マラソンへの意欲が伺えました。 さぁ,スタートです。冷たい雨も気にせず,みんな一斉に走り出しました。音楽が流れている間(約10分),園庭を何周も走ります。周りにはお家の人達の拍手や応援の声。その温かな応援団は,幼稚園の子どもたちみんなにパワーを送ってくださいます。それを受けて,子どもたちが走ります。「お母さーん」「お父さんがあそこにいる!」と子どもたちもお家の人を見つけては,力を出して頑張っています。 途中から未就園児のひよこ組の子どもたちの応援も加わりました。その応援は「頑張ってー!」「頑張れー」と口々に大きな声で途切れることなく,言い続けていて,まさに大きな黄色い声援です。走っている途中でその声援を受けた年長児のAちゃんは「ひよこ組さんまで応援してくれて,うれしい!」と顔を真っ赤にしながら叫び,スピードを上げて走っていきました。 幼稚園の子どもたちは,体もまだ未熟であったり,様々な力も伸び行く過程であったりします。だからこそ,体を動かして遊ぶことが大事です。しかし,体を動かせばよいというだけでなく,そこには必ず心も連動しています。子どもが楽しく体を動かして遊べるようにと,あらゆる機会を大事にし,保育を進めています。 このマラソン大会においても,お家の人たちの応援の声,そして小さな未就園児の声援を受けて,うれしくなり,力が倍増していく姿が見られました。 Aちゃんの「ひよこ組さんまで…」という言葉には,小さな友達が自分たちを応援してくれているという感謝の気持ちがこもっています。いろいろな人との関わりのなかで,友達の気持ちを受け止め,子どもの気持ちも膨らんで,豊かになっていくことを実感し,私も大変うれしく思いました。 体も心もたくましく,豊かに成長していく姿に心から拍手を送りました。 |
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