最新更新日:2024/09/19 | |
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園だより 2月号より
「あけましておめでとうございます」
1月7日,幼稚園の門で,久しぶりの子どもたちの登園を待っていました。 冬休み中,元気だったかな?どんな表情で登園してくるのかなと思いながら立っていると,子どもたちは,「あけましておめでとうございます!」と口々に挨拶をしました。立ち止まって丁寧に頭を下げて挨拶をする子どももいます。中には,お家の人に促されながら恥ずかしそうに新年の挨拶をする子どももいました。あるお家の人から,「今日は『あけましておめでとうございます』と言おうって練習してきたのです」という話も聞きました。 ほとんどの子どもたちが「あけましておめでとうございます!」あるいは「おめでとうございます!」と元気よく挨拶をする姿にうれしく,心も温かくなりました。 日本の伝統的な風習として,年末には「よいお年を」そして,新年は「あけましておめでとうございます。昨年はお世話になり,ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いします。」と挨拶をします。そういった挨拶は新年を祝い,互いに心をつなぎ,交わすと気持ちよく,大事な礼儀です。朝の「おはようございます」という挨拶も大事にしたいものですが,「おめでとうございます」という挨拶は子どもたちにとっては,いつもと違う,特別な感じを抱くものだと思います。子どもたちは『おめでとう』という言葉から,自分の誕生日を思い出すでしょう。誕生日の『おめでとう』という言葉は,大きくなったことを祝ってくれるというもので,何度も誕生日を経験し,誕生日の特別感を味わい、嬉しさとともにその意味を実感していくのでしょう。しかし,新年にどうして「おめでとう」と言うのかは,なかなか実感が湧きにくいと思われます。上記の子どものように,家庭でお家の人に話をしてもらい,挨拶ができたこともあったでしょう。また,新年の挨拶の意味が理解できてなくても,大人たちが「あけましておめでとうございます」と挨拶を交わすのを見ならい,挨拶を交わし,徐々に意味がわかっていくこともあるでしょう。ほとんどの子どもたちが新年の挨拶ができました。家庭教育が行き届いていることを感じました。 しかし,挨拶は,ただ言葉を言うのでなく,挨拶を交わすことで人と人がつながったり,嬉しさや気持ちよさを感じたりします。そういった心もち,気持ちが重要です。子どもたちと挨拶をしながら,家庭でも新年の挨拶を交わし,心穏やかに幸せなお正月を過ごされた様子を垣間見たように思いました。私もとてもうれしく,心が温かくなったひとときでした。 |
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