京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/12
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【速報】京都城巽音楽フェスティバル 無事終演いたしました。

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10月28日(土)、昨夜の雨と雷にお天気が気がかりでしたが、快晴となった今日、本校音楽ホールにて第17回京都城巽音楽フェスティバル(主催:京都城巽音楽フェスティバル実行委員会)を開催いたしました。

まずは、本校のレッスン室夜間貸出を活用して活動なさっている、洋楽ポップコーラス隊ブレスの皆さまが、華やかに開会のプログラムを飾ってくださいました。

次に、本校のオーケストラが今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」のメインテーマ〜暁の空〜(作曲は本校47期卒業生の稲本 響さんです)と他2曲の演奏しました。〜暁の空〜で稲本さんご自身が弾いていらっしゃるピアノは、2年生ピアノ専攻の生徒が担当し、大きな拍手をいただきました。また、モーツァルトの「大いなる魂と高貴な心」には、3年生声楽専攻の生徒がソプラノ独唱をしっかりと務めました。

続く本校合唱はJ.ラターの2曲。1曲目の「Iwill sing with the spirit」は、3年生ピアノ専攻の生徒の伴奏でした。

その後、本校のPTA音友会コーラスのみなさんが、日頃の練習の成果を発揮して、素敵な雰囲気のステージを聴かせてくださいました。指揮は本校25期生であり、音友会と父母の会会長を歴任なさった、田丸千晶先生です。

休憩を挟んで、京都市少年合唱団、京都子どもの音楽教室、コントラバス小出 大道(こいで まさみち)さんの演奏と、音楽を愛する幅広い年齢層の方々の、また本校を拠点として音楽にいろいろの形でかかわっていらっしゃる方々の演奏を、地元城巽地区の方々始め、多くのみなさんが楽しんでくださる会場の雰囲気でした。「音楽の街 城巽」にふさわしい演奏会となりました。

久々に入場の制約のない城巽音楽フェスということで、たいへんたくさんのお客様にお越しいただき、途中、対応が行き届いていなかったこともあったかと思います。本日のご来場に、心より感謝申し上げますとともに、失礼をお詫び申し上げます。

本日は速報という形でこのブログに掲載させていただき、他日、本校以外の舞台の写真等も掲載する機会を持ちたいと思います。

城巽自治連合会の皆さまには、準備から当日の運営、また生徒への演奏へのご褒美まで、たいへんお世話になりありがとうございました。引き続き本校へのお支えをどうぞよろしくお願いいたします。


能楽鑑賞会事前学習会

10月27日(金)昨日のブログ記事でお知らせしていたとおり、午後からは全校でのオペラ鑑賞会です。午前中、1年生LHRの時間に、来週の月曜日の金剛能楽堂での能楽鑑賞会に向けた事前学習を行いました。

能楽鑑賞会は、毎年京一商西京同窓会が、京都市立高校・総合支援学校の生徒たちに、古典芸能を本物の能舞台で鑑賞する機会をくださっているもので、本校では1年生全員で鑑賞させていただいています。

校長が講師となり、「能舞台」「能」「狂言」について資料を使って、その特徴や見どころ、聴きどころを話したあと、「狂言」の定型的なセリフを体験してみました。名乗ってみよう!ということで、「これはこのあたりに住まいいたすものでござる」というセリフを、校長が短く切りながら語り、生徒たちが復唱するという形で始めましたが、さすがに堀音生は勘が良い!狂言のセリフらしい抑揚を見事に真似ていました。「ハーッ ハッハッハッハッ…」「へ―ッ ヘッヘッヘッヘッ…」と声に出して言う泣き笑いも、初めてとは思えないほど雰囲気を掴んでいました。

特に京都ではクラシック音楽と古典芸能とのさまざまな形でのコラボレーションの機会は多く、音楽、芸術をそれぞれの特長を感じながら、垣根なく吸収・発信できる大人になっていってほしいという願いも込めて、の事前学習会でした。日程の関係上、オペラを鑑賞する前に能楽の事前学習という盛沢山すぎるメニューとなってしまったことを懸念していましたが、生徒たちの感性の柔軟さを改めて目の当たりにする嬉しい時間となりました。

写真 上:泣いています!
   下:堀音オリジナル”探究”的事前学習会資料

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オペラ「魔笛」に向けて。

明日10月27日(金)午後は、年に1度の団体鑑賞の日です。今年度は、ロームシアター京都にて、モーツァルト作曲の 歌劇「魔笛」 全2幕(指揮:園田 隆一郎 管弦楽:京都市交響楽団 合唱:新国立劇場合唱団)を鑑賞します。この公演の意味や当日の様子については後日紹介させていただくこととして…

以前にもお知らせしたことのある、玄関ホールの出張図書館スペースに、素敵な図録が置かれているのを見つけました。2015年3月に開催された京都で初の現代芸術の大規模国際展「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の図録です。表紙には「10月27日に鑑賞する『魔笛』の演出・美術を担当するアーティスト、ウイリアム・ケントリッジの作品写真や講演録が載っています。ぜひ手にとって、ケントリッジの作品世界を感じてみてください。借りたい人はお声がけを!」という教務主任でもある英語科教員のメモが貼られていました。

その教員にこの図録の来歴を尋ねると、「学生時代にこの図録の翻訳に携わったんです。」とのこと。昨今は話題になることの多い現代美術ですが、2015年というときに翻訳という形で現代美術に関わったその教員の経験を聞き、彼が本校の「総合的な探究の時間」の構築に良い働きをする理由の一端を知ることができました。

ウイリアム・ケントリッジは南アフリカ共和国出身の現代美術家。彼の父はネルソン・マンデラを含む156人のひとびとを国家反逆罪に問う裁判で、被告側の弁護人を務めたひとり。最終的にマンデラたちが無罪を勝ち取ったことはご存知のとおりです。そのような時代・家族の背景をもった彼。『魔笛』の舞台に展開される彼の芸術を生徒たちがどのように感じ取るのか、楽しみです。鑑賞後にこの図録を手にする生徒がたくさんいることも期待します。

その英語科教員は、3年生の英語の授業の中でケントリッジのインタビュー動画をリスニングの教材として使ったそうです。このように、生徒たちがさまざまな形で音楽にも繋げていける感性と教養を身につける機会を、さまざまな教育活動の場面で持っていきたいと思います。

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令和5年度きょうと薬物乱用防止行動府民会議総会に参加しました。

10月21日(土)午後より、京都テルサ テルサホールにて、令和5年度きょうと薬物乱用防止行動府民会議総会 高校生と考える薬物乱用防止シンポジウムin京都(主催:きょうと薬物乱用防止行動府民会議)が開催され、京都市立高校生の代表として、本校から2年生2名の生徒が参加しました。

このシンポジウムに向けて、8月8日(火)には若年層向け薬物乱用防止対策推進事業(於:京都産業大学)としてワークショップが行われ、本校の生徒が参加したことは8月のブログ記事でご紹介したとおりです。その時にワークショップに参加した京都府立高校からの桂高校と私学からの京都精華学園高校、そして本校の生徒のうち数名ずつが、21日のシンポジウムに参加しました。

本校生徒2名は、開会宣言とパネルディスカッションのパネラーの2つの役割を担当することとなり、事前準備を運営側の方々と教員とともに行ってきました。当日は、パネルディスカッションの部分がラジオの公開収録となることもあり、開会までに念入りな打ち合わせが行われました。

定刻となり、本校生徒の爽やかな開会宣言で会はスタートしました。薬物乱用防止に関わるアンケート結果報告やご講演のあと、KBS京都アナウンサーと京都精華学園高校の生徒の司会によって、また高校生のほかに京都産業大学法学部教授、同学部学生、京都府健康福祉部薬務課長、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防錆センター専務理事といった大人の方々と席を共にし、薬物防止パネルディスカッションが行われました。高校生たちは、大麻などの違法薬物は決して自分たちから遠い問題でなく、残念ながら身近な課題であること、SNSで発信される不確かな情報を鵜呑みにしないこと、誰かをひとりにしてしまわないこと、など夏以来自分たちが学んできたこと、考えてきたことを発言していました。途中には京産大での夏のワークショップに各高校が取り組んでいる様子や発表をしている様子の録画映像も放映されました。

ラジオの公開収録となっているため、時間の“尺”をきちんと合わせる必要から、予定されていなかった質問を司会のKBS京都アナウンサーが高校生たちに投げかけたときに、本校の生徒は自ら挙手して発言をする場面もあり、頼もしい姿を見せてくれました。
収録された番組は10月29日(日)正午から、KBS京都ラジオで放送されるとのこと、よろしければお聴きください。

写真上:開会宣言担当生徒とパネラーを務めた生徒 控室にて
  中:パネルディスカッション 公開録音中!
  下:会場にて 夏のワークショップの発表の様子を動画で放映

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10/28(土)は「京都城巽音楽フェスティバル」です!

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10月20日(金)
次週に迫った「第17回京都城巽音楽フェスティバル」に向けて、実施前最後の実行委員会(第5回)が開かれました。

メンバーは、地元城巽学区の自治連合会・文化事業委員会・シニアクラブ・社会福祉協議会の代表の方々と本校教員とで構成されており、京都城巽音楽フェスを中心に、そのほかにも、城巽学区のみなさん向けに開催する音楽イベント等についても、年間を通じて話し合っています。

この日は、当日のタイムテーブル・セッティング・控室等の確認から、運営スタッフの配置、城巽から生徒たちにご提供いただく昼食の搬入等の段取りまで、最終の打合せを行いました。

今年の城巽フェスも、コロナ前までのようなグラウンドでの様々なジャンルのステージや模擬店等まで完全復活とはならず、音楽ホールのみでの開催ではありますが、地元から2つの出演団体も加わって、盛りだくさんのステージをお楽しみいただけます。

入場無料。どなたでもお入りいただけます。
みなさま、お誘いあわせのうえ、どうぞお越しください!

小さい秋

10月19日(木)

今日は「二十四節気」で言うと「寒露(かんろ)」の末候にあたります。
「草や葉の上に結ぶ露が冷たく感じられるころ」という意味で、暦の上では「晩秋」にあたりますが、実際には、これから秋本番を迎える時季です。
朝晩は冷え込みが増し、日一日と秋の深まりが感じられますが、今日はよく晴れて、汗ばむほどの陽気ですね。

昼休み。
ちょっと校舎を出て,敷地内を歩いてみると、ホール前の植込に、枝の先が少し色づいたもみぢ、そして、「healing space」(あの、ピアノの鍵盤が足元にデザインされた休憩スペースの名前です!)のわきには、赤い実をつけたナンテン(でしょうか?)を見つけました。

校内で見つけた小さい秋です。

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城巽フェスまであと少し!

10月17日(火)
毎週火曜日にある「合唱・合奏」の授業では、10月28日(土)に開催する「第17回京都城巽音楽フェスティバル」でのステージに向けての練習に、みんな熱が入っています。

残すところ、授業は今日を入れてあと2回。
緊張感のなか、真剣な表情で練習に取り組んでいます。

みなさま、お誘いあわせのうえ、どうぞご来場ください。
お待ちしています!

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「GTEC分析会」を行いました。

10月17日(火)
ベネッセ大阪支社よりご担当者にお越しいただき、1,2年生で7月に実施したGTECの結果に関する分析会を、英語の先生方で行っていただきました。

 GTECとは英語の4技能(Reading、Writing、Listening、Speaking)の“使える”英語力を測定するテストで、4月に受験しているスタディサポートや進研模試とも連動して多面的に英語力の伸長をとらえることができます。
 
 ご担当の方から、本校1,2年生の英語4技能の運用力について、現在の状況や2年生の1年次からの英語力の伸びなど、詳しい資料に基づいた分析をご提供いただき、教科担当教員らで懇談しました。今後の指導に役立てていきたいと思います。

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【市高PTA】「人権研修会」のご報告

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本日は、1週間ほど前に行われましたPTA行事について、ご報告します。

10月7日(土)
紫野高校を会場に、京都市立高校PTA連絡協議会主催の「人権研修会」が行われ、市立高校9校のPTAの方々と教職員、あわせて約30名(本校からは4名)の参加がありました。
今年は、「ルワンダ・ジェノサイドから考える〜平和な世界の実現のために、普通の人ができること〜」というテーマで、元京都市立高校教諭で、ルワンダの学校を支援する会代表の服部欧右(はっとりおうすけ)先生にご講演いただきました。服部先生は、京都市立高校在職中からルワンダの学校設立支援、ルワンダ人による講演会の企画、ルワンダ虐殺に関する書籍の翻訳などに携わってこられました。

1990年代に起こったルワンダ虐殺では、フツ族が昨日まで普通に一緒に暮らしてきたツチ族の隣人・友人・知人を虐殺しました。
どうしてそんなことが起こったのか。もし自分が当時のルワンダにいたら、どんな行動が取れたのか。――そんな問いを通して、人がお互いの安心・安全を尊重し合える世の中を実現するために、私たちに何ができるかを考える機会となりました。

服部先生は、支援していらっしゃる現地の小学校で顕微鏡を使った授業をなさったときの、子どもたちの目の輝きやのどかな町や村の風景などの写真をもとに、現在の治安がよく平和なルワンダの様子をお話しくださったあと、ルワンダで大虐殺が起こるまでの過程をわかりやすくご説明くださり、ごく普通の人々がなぜ殺人行為を行うに至ったか、その残虐さを示す動画や画像もストレートにお見せになりながら、人権を尊重する意識を持ち続けることの大切さと難しさについてお話しくださいました。

かなり衝撃的な内容で、それらが、ごく普通の、さっきまで仲よくしていた隣人によって引き起こされたということに、どうしてそんなことになるのだろうかという疑問と恐怖、悲しみを深く感じました。

大虐殺が起こった大きな要因として、服部先生は、「レッテル貼り」とプロパガンダを挙げられ、流されず、何が正しいのかを考え続ける精神の自由を堅持すること、相手も自分も同じ人間であることを絶対に忘れないことを訴えられました。

質疑応答では、「子どもは新聞も読まずテレビも見ず、ネットだけしか見ていない。ネットの情報を信じ込んでいる。どうしたらいいか」との問いには、「情報の出所を押さえることが大事。ネットにしても、いろいろなサイトのニュースを見たり、そのニュースに対するコメントを色々見ると参考になる。誰がどういう立場で発信しているのかを押さえるべき。」と話されました。また、「ルワンダで起こったことは、いじめなどの身近な問題にもつながると思う。なにが正解なのかわからないときに、こどもをどう導けばいいのか。」に対しては、子どもに「自分はどう思う?」と問いかけて、まず意見を聞く。すぐに否定しないで、なぜそう思うのかと質問する。そういったやり取りの中に、自分が正しいと思うことが見えてくるかもしれない。」とご示唆くださいました。

ご家庭でも、様々な話題をもとにお子様といろいろなお話しをしていただき、お互いを尊重し合い、お互いに気持ちよく過ごしていける場をつくる大切さについて理解を深めていただければ幸いです。

【写真上】服部先生のご講演
【写真中】質疑応答
【写真下】謝辞

「ピアノ特設講座(2)」を行いました!

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10月12日(木)
本日15時より,今年度2回目の「ピアノ特設講座」を開催しました。8月から始まった今年度の専攻別特設講座は,これが最後となります。

本日は、京都市立芸術大学教授の 三舩 優子先生 をお迎えして、3年生の生徒3名が受講しました。今回は全員ベートーヴェンのソナタ(1人目【写真上】:第18番 第1,2楽章、2人目【写真中】:第18番 第1,3,4楽章、3人目【写真下】:第21番「ワルトシュタイン」第1楽章)をご指導いただきました。

「p(ピアノ)で単に小さいだけだとホールの後ろの方に座っているお客さんに届かない。pで響く音にしなければ。指先に針金があるイメージで。」などとご指導いただくと、アドバイスの前後で響きが全然違うのが、受講生にも聴講の生徒たちにも明らかにわかりました。

また、「高音を下から押すように弾く」「下に埋め込まない。花火があがるように(弾く)」など、書き言葉にすると意味の分からない表現になりますが、三舩先生の腕の動きと音の響きによって、生徒たちにはしっかりとその意味が届いていたようです。

休憩の際、聴講の1年生たちが、「実技試験(の講評)で言われていたことだった」「私も(手首の使い方が)硬いって言われた」「円を描くってああいうことなのかぁ」などと語り合っていて、聴講からしっかりと学びを獲得していることに、成長を感じました。

そして、休憩後。
これまでの特設講座では、上級生に遠慮して後方の席に座っていた下級生たちも含め、三舩先生の腕の使い方や手の形をしっかり見るために、みんなが鍵盤がよく見える下手側の前方の席に集結しているではありませんか!
食い入るように見つめる生徒たちの姿は、とても頼もしく見えました。

質問コーナーでは、
○(モチーフの特徴やユーモアの表現が足りないと指摘されるのですが…という悩みに)
➡「何かしら物語を自分で描いて、情景を描いてから、音を載せるとよい。物語は具体的に。そうすることで、すべての音に意味を持たせて弾くことができるようになっていく。」
○(イメージをもつために何をしていますか、という問いに)
➡「世界を広げて。好みはあるけどいろいろ雑多に。人との出会いが大切。みんなちがうから。出会うために積極的に世界に出ていくことが大切。」
…といったお答えをいただきました。

とても素晴らしい学びをみんなで共有した3時間でした。

三舩先生、長時間にわたり貴重なご指導をいただきまして、本当にありがとうございました。
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京都市立京都堀川音楽高等学校
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