最新更新日:2024/05/31 | |
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2020年を迎えて・・・さて,1月5日(日)京都コンサートホールで「京都市少年合唱団修了演奏会」がありました。本校の3年生も,修了生の一人として,素敵な歌声を聴かせてくれました。ひとりひとりの顔や声の質は違うのに,それがうまく調和し合って,人の心に訴えかける合唱の魅力に感動を覚えながら,今年は,どれだけ心を動かすことに出会えるだろうと考えていました。 今年は,いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開かれます。マスコミにも多く取り上げられると思いますが,結果や表面に現れることだけでなく,ひた向きに取り組む姿勢やその人の生き方を素直にキャッチできる感性を育んでいけたらと思っています。 人が集う所には『ドラマ』があります。生徒や教職員だけでなく,この高野中学校に集うすべての人が関わり合う中で,「すべての生徒を支えるカドのないまあるい学校」づくりをめざして,教職員一同,取り組んでいきたいと考えております。本年も,温かいお声かけや見守り,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。 令和元年の年の瀬にあたり・・・保護者や地域の皆様には,本校の様々な教育活動にご支援,ご協力をいただき,生徒達を温かく見守り,支えていただきましたことに深く感謝申し上げます。 25日(水)の終業式では,Let it go! の歌詞にある That perfect girl is gone! を引用してお話をしました。主人公は,完璧でなければという思いから,自分を苦しめますが,欠点のない完璧な人間はどこにもいません。完璧ではないからこそ,人は,成長したい,自分を高めたいという意欲をもつことができるのです。個性や魅力をもった「ありのままの自分」を愛し,育んでいこうという考えがもてる冬休みになればと願っています。 明日,12月27日〜1月4日までは学校閉鎖日となります。 来年も,「すべての生徒を支える カドのないまあるい学校」をめざして,一人一人を徹底的に大切にする高野教育を進めていきたいと考えております。今後共どうぞよろしくお願いいたします。 それでは,皆様,どうぞ良いお年をお迎えください。 褒めてから励ます・・・さて,17日(火)から始まった三者懇談会では,お忙しい中,ご来校いただき,ありがとうございました。2学期の振り返りと,3学期に向けてのお話の中で,子ども達一人一人の成長が感じられた時間だったのではないでしょうか。 本校では,教育のユニバーサルデザイン化を進める上で,スーパーバイザーのご助言をいただきながら取り組んでおります。先日,授業観察をしていただいた後のコンサルテージョンで,「脳の働きからみると,『褒める』ことと『励ます』ことは正反対である」というお話を聞かせていただきました。『褒められる』と,脳は『快』を感じ,『励まされる』と『不快』を感じるとのこと。『励ます』ことは,いくら優しく「がんばろうね」と言ったとしても,『やれていないこと』『できていないこと』を突き付けていることになるので,脳は『不快』を感じるのだそうです。脳は,『快』の状態のときに,『不快』を受け入れることができる,つまり,褒めてから励ますという順番を間違えないことが大切だということです。今まで,「温かい励ましの言葉」をかけようと思ってきた私にとって,ちょっとした衝撃とともに納得できるお話でした。 これから冬休みを迎え,子ども達が家庭で過ごす時間が長くなると思いますが,ご家庭でも少し意識して声掛けをしていただければと思います。 聴いてもらえる安心感・・〜しゃべり場&ふれあいトーク〜さて,22日(金)は左京区「はぐくみ」ネットワーク実行委員会の方々を中心に,生徒数よりも多い80名以上の地域の方々にご参加いただき,2年生を対象に「しゃべり場&ふれあいトーク in Takano」が行われました。大人の人数の多さに戸惑いを感じ,見知らぬ人と1対1でしゃべれるのかと不安と緊張が漂っていた体育館でしたが,時間が進むにつれて,笑顔があふれ,一生懸命に話をしている姿に感動を覚えました。また,司会進行をしてくれた新生徒会本部役員にとっても,認証式後,多くの方々の前で話すのは初めてという緊張感の中で,少しずつ成長していく姿を確認することができる取組となりました。 参加していただいた地域の方々からも「自分の意見をはっきりと持っていることに頼もしさを感じた」「恥ずかしがったり照れたりしている子もいたが,このまま真っ直ぐに幸せに成長してほしい」等,たくさんの温かい言葉と笑顔をいただきました。子ども達も,大人の方とじっくりしゃべった経験があまりなく,不安もあったようですが,「実際にやってみると意外と話がすすんで1分間が短く感じられた」「大人と子どもでは考え方や価値観が違うということがわかってよかった」「自分から話を切り出すとのってきてくれるので,これからも積極的に地域の方と関わっていきたい」等の感想がありました。 「しゃべり場」というネーミングからは「しゃべる」体験をイメージしますが,しゃべるだけでなく「じっくりと聴いてもらえる」体験が重要なポイントだと考えています。「聴いてもらえてしゃべりやすかった」といった生徒の感想もありましたが,「じっくり聴いてもらえる」ことで「安心感」がうまれ,それが「信頼関係」につながると思います。今回,1問目,2問目あたりでは,まだまだ照れや恥ずかしさが全面に出てしまう生徒もいましたが,『おおらかに』接していただき,話し出すのをじっくりと『待っていただく』地域の皆様のご支援で,子ども達一人一人の心には,何か温かいものが刻まれたのではないかと感謝しております。 これからも子ども達の成長を温かく見守っていただきますよう,よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。 やらなきゃ なにも はじまらない・・・先日,新生徒会本部役員と後期学級委員の認証式がありました。「1年の計は元旦にあり」といって,『節目』を大切にしますが,生徒会活動の大きな『節目』は,この時期です。「私達が創ってきた伝統を引き継いで高野中をより良い学校にしていってほしい」という旧会長の激励のメッセージを,少し緊張しながらもしっかりと受け止めている新本部役員に頼もしさを感じました。 生徒会活動には,「学校をよりよくするために私達は何ができるのか」と「社会の一員として私達は何ができるのか」という2つの大きな柱があります。行事や生徒会活動行うだけではなく,これらの取組や活動を通して,個人も集団も育っていくことを目的としています。高野中学校生徒会の伝統は,少なくとも,2002年の『高中スリーピース宣言』が作られたところから,続いていると感じています。そこで今回,「高中スリーピース宣言」を歌う前に,これを作った先輩の思いを紹介しました。 「みんなが笑顔で過ごせる学校づくり」をめざして,生徒自身の手でできることは何かを考え,「We can do We can go! やらなきゃなにもはじまらない」というテーマの下,生徒全員の手で『人権宣言』を作ろうと生徒会本部から提案されました。計5回,全校アンケートを行い,『思い』や『言葉』を繋ぎ合わせながら出来上がった『宣言』を全校生徒,教職員,保護者で採択したそうです。 目に見えない,形のない『思い』を引き継ぐことは難しいことかもしれませんが,「高中スリーピース宣言」の『言葉』一つ一つに,その当時の先輩方の熱い思いが込められていると思うと,歌うときの気持ちも変わってくるのではないでしょうか? これから始まる活動の中で,今までの伝統を受け継ぎつつ,新たな1ページを刻んでくれることを期待しています。 芸術の秋,自己表現の秋・・・どの作品も,一人一人の『思い』が力強く表現されていて,自己表現の手段は,『言葉』だけではないことを改めて感じることができました。 思春期真っただ中の中学生にとっては,内面のモヤモヤをどう表現したらいいか常に悩むところですが,ストレートに「言葉」や「行動」で表すだけでなく,このような美術作品や音楽で表現することもできるのではないかと思います。 美術の時間に創った作品や,文化祭で取り組んだ学年作品等が,校舎に展示してあります。作品と対話するだけでなく,それを創っていたときの『自分』と対話するゆったりとした時間を意識しながら,芸術の秋に浸ってみるのもよいかもしれませんね。 景色が変わると・・・人の心は,環境によって左右されると言いますが,文化祭や体育祭が終わり,これから新たに頑張ろうとしている子ども達に,明るい日の光が後押ししてくれることを願っています。 体育祭 お礼『令WA,会WA,対WA,みんなのWA』というスローガンの下,『大きなひとつのWA』の中で,自分達が考え,表現し,楽しみながら,いろいろなドラマが展開され,一人一人の心に残る令和最初の体育祭になったのではないでしょうか。 今年は,縦割りの応援団を結成し,エール交換を行ったり,各学年のアラカルトレースでは,生徒達が競技内容を考えてくれました。競技や応援に笑顔いっぱい一生懸命な姿をみせてくれただけでなく,当日までの準備や草引き,当日の係活動など,生き生きと活動してくれる姿にも,心温まるものがありました。また,PTA競技『玉入れ』では,多くのご参加をいただきありがとうございました。生徒や保護者,地域の方々が,グラウンドの大きなWAの中で,本当に和やかな雰囲気を醸し出していたように思います。 さて,10月は,1,2年生は教育相談,3年生は進路相談があります。また,15日(火)からは,今年初めての試みとして『自由参観週間』を実施します。思春期真っただ中の子ども達と,共通の話題を持ちながらじっくりと話し合う機会にしていただければと思っています。 文化祭や体育祭にご参観いただきました保護者や地域の皆様,本当にありがとうございました。これからも,お互いに顔が見える関係の中で,子ども達の成長を見守っていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 少し『世界』を広げながら・・・先日行われた文化祭では,子ども達のもつパワーと,集団の関わりの中で確実に成長していく姿に接することができました。また,21日の土曜学習会では,しっかりと切り替えて,静かに黙々と勉強する姿がありました。大人は先を心配してつい口出しが多くなりますが,子ども達は「見通し」や「目標」があれば,「自ら考えて動く」力を持っているのだと改めて感じました。今週は,中間テストです。子ども達が何か支援を求めて行動するまでは,ガミガミ言わず『言葉』は少なく,しかし,温かい目を離さずに見守るのもいいかもしれませんね。 文化祭 お礼ステージ発表では,各学年とも伝えたい『思い』がしっかりと心に響く発表となりました。国語の授業で取り組んだ『ビブリオバトル』のチャンピオン大会,『言葉』の力を感じずにはいられませんでした。体育館が一体となった1組の「パプリカ」,各部が工夫を凝らした「部活動発表」,クオリティの高さで,みんなをうならせた「有志発表」の5つのグループ等,まさに,今年の文化祭テーマ『輝け われらの高中STORY』が表す通り,みんな一緒に輝けたひと時だったのではないでしょうか。 2日目の合唱コンクールでは,声の響きの美しさに少し驚きを感じた1年学年合唱から始まり,思春期の恥ずかしさを乗り越えて,一生懸命に歌った2年生,ハーモニーの美しさと合唱が持つ力強さに,「コンサートホールに来たかいがあった。素晴らしい!」と保護者や地域の方々からお褒めの言葉をいただいた3年生の合唱まで,本当に感動的な時間を共有することができました。 今年は,京都コンサートホールの日程の関係で,合唱コンクールよりも,ステージ発表が前になり,夜の鑑賞会では,合唱コンクールのビデオ上映ができませんでしたが,10月3日に開催予定の体育祭,昼休みに上映を予定しております。慌ただしい時間帯ではございますが,是非とも,感動的な歌声をお聴き下さい。 今回の文化祭では,一生懸命に取り組む子ども達の姿に成長を感じるだけでなく,『仲間』が発表する姿に何かを感じ取る素直な姿をあちこちで見ることができ,人と人との関わりの大切さ,保護者や地域の方々を含め一緒に集うことの大切さを改めて感じることができました。 中間テストが終われば,次は体育祭です。子ども達が自分達のもてる力を大いに発揮できるよう,ご声援をよろしくお願いいたします。 |
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