京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/01
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令和6年度京都市立高野中学校 学校教育目標 「主体的に、人を大切にし、学びと向き合う生徒の育成」〜一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』の推進〜

少し意識すると気づくことが・・・

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 山々が一面『雪化粧』をして,大文字の『大』の字も真っ白になっています。一晩でこんなにも風景が変わるのかと驚いてしまいました。
 さて,25日(金)に行われた2年生の校外学習では,いくつかのミッションが出されていましたが,その中に「観光客にインタビューをして,京都の魅力を聞きだすこと」というものがありました。これは,修学旅行先で京都を紹介するための学び活動だけでなく,31日(木)に行われる「留学生と交流する」中で学ぶ「人権学習」と関連した活動でもあります。日頃の英語学習を実践にうつす場でもあり,生徒達は,ジェスチャーを交えながら一生懸命にコミュニケーションをとっていたようです。しかし,ここであることに気づきました。それは「日本人観光客がいない」ということです。このミッションでは,外国人だけでなく日本人の観光客にもインタビューをすることになっていたのですが,なかなか日本人の観光客を見つけることができないのです。「平日」だったからかもしれませんが,観光客でごった返す有名観光地で,生徒達は,人々が何語で会話しているかを必死になって聞きながら日本人観光客を探していました。「外国人観光客が増えた」という話題はよく聞きますが,ここまで外国人だらけだとは! 友達同士でおしゃべりをしたり,イヤホンをつけたり,考え事をしたり・・・しながら道を歩く日常生活の中ではまったく気づかないことでした。
 私たちは,毎日,多くの情報が渦巻く中で生活しています。でも,情報が多すぎて,目に留まらない,耳から聞こえてこないことが案外多いものです。自分にとって必要な情報,意識した情報しか認識しないようになっているように感じます。しかし,少し意識して周りを見てみると,いろいろな発見,気づきがあるかもしれません。「与えられる」だけでなく「自ら気づく」ほうが学びが深くなると言われています。多感なこの時期だからこそ,自ら気づく感性を磨いてほしいと思っています。

『自分』の世界を広げて・・・

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 学校では,水仙の花が咲き始めました。まだまだ寒い日が続くと予報されていますが,草花は,季節のうつろいを感じ取り,私たちに春の訪れを告げてくれている気がします。
 さて,16日(水)に行われた避難訓練では,静かに整然とグラウンドに集合してきた生徒達の姿に感動しながら,阪神淡路大震災が起こった時,電気やガスが止まった寒い日々の中で,「夜がこんなにも真っ暗であることを改めて知った」という方のお話しをしました。夜は暗いとはいえ,街灯や車のライト,街の灯りで,本当に真っ暗という状態を体験することがあまりなく,「これが当たり前」という感じで気にも留めないで生活をしていますが,「今,当たり前と思っていることは決して当たり前じゃない」ということを考える機会になればと思っています。ご家庭でも話題にしていただければと思います。
 また,17日(木)に,3年生は面接練習を行いました。緊張しながらも,一生懸命に自分の思いや考えを伝えようとする気持ちが伝わってきて,入試当日にしっかりと自分の力が発揮できればと願っています。23日(水)からは,義務教育最後の定期テストです。悔いのないように取り組んでほしいと思っています。2年生は25日(金)に京都市内の校外学習に出かけます。この取組は,修学旅行の班別研修の事前学習だけでなく,旅行先で「京都について語る」ために,地元京都のことをしっかりと学ぼうという目的で行われます。少しずつ行動範囲を広げ,いろいろなことを体感することは,自分の感性や考えを広げることにつながります。これらの取組を通して,いろいろなことを吸収し,成長してくれることを願っています。

『素直さ』と『ひたむきさ』を感じながら・・・

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 比較的暖かなお正月だったとはいえ,3学期のスタートは,北風に身を震わせる1週間でした。しかし,校庭には可愛らしい「梅」の花が,また,校門の桜の枝には春の訪れを感じさせてくれる『芽』が芽吹き始めています。まさに『冬来たりなば,春遠からじ』  If winter comes, can spring be far behind? でしょうか。
 少しインフルエンザが出始めて心配していますが,校内では,明るい笑い声や話し声が響き,新しい年を迎えて,一人一人が何かに一生懸命取り組もうとしている『活気』が感じられます。3年生は,自分の希望する進路実現に向けて,2年生は,修学旅行の事前取組に,1年生は,チャレンジ体験に向けて,学年全体で大きな目標に向かって良いスタートが切れたようです。また,「3学期は〇〇しよう」とか「3学期から◇◇する」といった決意を実行にうつしている生徒の姿に,一人一人が『お正月』という『節目』に自分としっかり向き合えた頼もしさも感じました。
 先日,大学の先生と話す機会があり,「今の時代,フラれて傷つく自分にはなりたくないからという理由で,告白をしない若者がいる」という話が出ました。「人は何のために生きるのか?」という問いかけに「幸せに生きるため」とよく言いますが,このような考え方で,果たして幸せに生きることはできるのだろうか。悩んだり落ち込んだりするからこそ,喜びや感謝の気持ちがあふれてくるのではないだろうかと思うと,とても考えさせられる話でした。
 中学時代は人格形成にとってはとても重要な時期。喜怒哀楽,様々な感情が渦巻く『自分』と向き合い,そんな自分と関わる『他者』との関係性の中で,自分の存在を確認していく時期です。「願書」を大事そうに抱えて登校してきたり,放課後の学習会を終えて「今,めっちゃ頑張ってるし,見に来てや」と笑顔で話す3年生。『素直に』自分の感情を表現し,『ひたむきに』取り組もうとする姿に,心からエールを送りたい気持ちで一杯になります。17日(木)には全教職員で「3年面接練習」を行う予定です。一人一人の成長にどれだけ寄り添うことができるかを考えながら,これからも教育活動を行っていきたいと考えています。保護者や地域の皆様も,温かい声かけやご支援をよろしくお願いいたします。

2019年を迎えて・・・

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 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて,年末に,チリから京都教育大に留学されている小学校の先生とお話しをする機会がありました。チリの母国語はスペイン語,「日本語は,聞くのはある程度わかるが話せない」ということで,日本語混じりの英語を使い,時々,ジェスチャーを交えたり,相手の表情を見て,通じ合っているかを確かめ合いながら,1時間余り話をしました。チリという国について詳しく知っている訳ではありませんが,教育に対する熱い思いが伝わってきて,国は違っても,人と人が,関わり合い育ち合う『教師』という仕事について改めて考えることができました。と同時に,もしかしたら出会うこともなかったかもしれない人とのこのような『出会い』に不思議さを感じ,これを『ご縁』というのかなとも思いました。
 生徒や教職員だけでなく,この高野中学校に集う全ての人が関わり合う中で,「すべての生徒を支える学校」づくりをめざして,教職員一同,取り組んでいきたいと考えております。今年も,温かいお声かけや見守り,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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高野中学校

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