最新更新日:2024/07/04 | |
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『愛着』を育む・・・2月18日(月)から行っている美術作品展には,保護者だけでなく,地域の方々も来校していただき,「今の中学生は,こんなに立派な作品を作るのですね」「デザインがいいねえ」「自分が中学生の頃は,絵を描くだけだったけど…」等々,温かい励ましの言葉や感想をいただいています。 一つ一つの作品を熱心に,丁寧に見ていただく姿からは,作品を見るだけでなく,子ども達が込めた『思い』も受け止めてくださっているように感じられて,本当にありがたく感謝しております。 最近の,人やモノを大切にする心が育っていないのではないかと思わせるような報道に触れる度に,人やモノに対して『愛着』が湧くような経験があまりないのではないかと考えることがあります。 『星の王子様』の一節にキツネのお話がでてきます。 王子様はこう言います。「あのキツネは,はじめ,十万ものキツネとおんなじだった。だけど,いまじゃ,もう,ぼくの友達になっているんだから,この世に一ぴきしかいないキツネなんだよ」 お互いに深くかかわることで,お互いが「特別な存在」となる,そのようなかけがえのない「出会い」が,人生を豊かで充実したものにしてくれるのではないかと思います。子ども達は,作品を仕上げていく過程の中で,その作品に対する『愛着』を育んできたと想像できますが,その作品を『愛着』を込めて鑑賞して下さる他者の存在が,より一層子ども達の『愛着』を深めてくれるのではないかと思います。 作品展は3月5日(火)まで開催しております。ぜひ,ご覧いただければと思っております。よろしくお願いいたします。 『思い』が感じ取れる作品展・・・さて,美術科では,美術の授業を通して,子ども達の豊かな情操を培うことを目標に取り組んでいます。この度,一人一人が作品に込めた「思い」をみんなで共有したいと考え,校内作品展を2月18日(月)〜3月5日(火)まで開催いたします。3年生は,「アール・ヌーヴォーから学んだことを,美しい絵皿として表現しよう」,2年生は,「居心地のよい学校生活や社会生活を築くために,個々のメッセージをポスターで表現しよう」,1年生は「子どもの成長や幸せを込めた張り子をつくろう」という目標で,一人一人が思いを込めてステキな作品が出来上がりました。作品一つ一つとじっくり向き合ってみると,これまでの子ども達一人一人のエピソードと共に,成長が伝わってくる気がします。ぜひとも,ご覧いただき,子ども達が込めた「思い」を感じていただければと思います。作品は,南校舎2階の分割教室と廊下に展示しています。午前9時から午後5時の時間帯に来ていただければと思いますが,その際には,職員室で,受付を済ませていただきますようお願いいたします。 ちょっとしたワクワク感が・・・さて,4日(月)から,お昼の放送で,図書委員会主催の「Teacher's 本紹介」が始まっています。子ども達は,授業の中で「ビブリオバトル」に取り組んだり,優秀者は,文化祭で発表してくれたりと,本当に素敵な語りを披露してくれたのですが,今回は,先生達の番です。毎日,2人ずつ,中学生の皆さんにお薦めしたい本を熱く語ってくれています。なぜ,この本がお薦めなのか,中学生の頃の思い出と共に,語っている先生もおられました。この取組は今週も続く予定です。3年生にとっては入試,1,2年生は13日(水)からテスト1週間前となります。「家では勉強ばっかりだから」と朝読書の時間や休み時間に読書を楽しんでいる人もいます。「勉強の合間のちょっと一息」「テストが終わったら思いっきり本を読もう!」等々…思いを巡らせながら,お昼の放送を楽しんでください。 相手を思う気持ち・・・さて,31日(木)に,2年生は37名の留学生をお迎えして,国際交流の取組を行いました。この日を迎えるまでに,国際交流委員を中心に,ウエルカムポスターや名札,質問カードの作成,また,お土産として,牛乳パックを細く切ったものに着物の生地を巻いて作る『箸置き』やサンクスカードの作成等,どうすれば相手に喜ばれるかをあれこれ考えながら取り組んでいました。「京都の魅力は何ですか」という質問カードを一つ作るのにも,「全部ひらがなのほうがいいかな?」「ひらがなばかりだとわかりにくいのでは?」「魅力という言葉がわかるかな?」「魅力という言葉も出しながら,やさしい日本語で解説するのはどう?」など『相手』にとってよりよいのは何かを真剣に話し合っていました。当日は,どのクラスからも和気藹々とした楽しい雰囲気が伝わってきました。楽しみにされていた放課後の部活動交流では,あいにくの雨でグラウンド系は中止となりましたが,剣道等,室内の部活動や,急きょ思いついた「校舎案内ツアー」等で,充実した時間を持つことができました。 このような交流を通して行う学習の中で,「相手を思う気持ち」や,「想像する力」が育まれるのではないかと思っています。今回作った『箸置き』は,修学旅行の民泊でお世話になる皆様にもお土産として作る予定をしています。実在する『相手』のことを思い描きながら,これからも取組を進めてほしいと思っています。 |
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