京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/21
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令和6年度京都市立高野中学校 学校教育目標 「主体的に、人を大切にし、学びと向き合う生徒の育成」〜一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』の推進〜

『思い』が感じ取れる作品展・・・

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 気温は低く,まだまだ寒い日が続いていますが,雲の切れ間から差し込む太陽の光は少し輝きを増し,春の訪れを感じさせてくれています。
 さて,美術科では,美術の授業を通して,子ども達の豊かな情操を培うことを目標に取り組んでいます。この度,一人一人が作品に込めた「思い」をみんなで共有したいと考え,校内作品展を2月18日(月)〜3月5日(火)まで開催いたします。3年生は,「アール・ヌーヴォーから学んだことを,美しい絵皿として表現しよう」,2年生は,「居心地のよい学校生活や社会生活を築くために,個々のメッセージをポスターで表現しよう」,1年生は「子どもの成長や幸せを込めた張り子をつくろう」という目標で,一人一人が思いを込めてステキな作品が出来上がりました。作品一つ一つとじっくり向き合ってみると,これまでの子ども達一人一人のエピソードと共に,成長が伝わってくる気がします。ぜひとも,ご覧いただき,子ども達が込めた「思い」を感じていただければと思います。作品は,南校舎2階の分割教室と廊下に展示しています。午前9時から午後5時の時間帯に来ていただければと思いますが,その際には,職員室で,受付を済ませていただきますようお願いいたします。
 

ちょっとしたワクワク感が・・・

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 朝,校門に立っていると,西の空に虹が出ていることに気づきました。東を向いて門をくぐってくる子ども達に,「きれいな虹が出ているよ」と声をかけると,「知ってる,知ってる!」「見た,見た!」と嬉しそうな笑顔で返してくれます。登校途中に『虹』の存在に気づいていたのですね。七色に輝く虹を見ると,何か素敵なことが起こる気がするから不思議ですね。
 さて,4日(月)から,お昼の放送で,図書委員会主催の「Teacher's 本紹介」が始まっています。子ども達は,授業の中で「ビブリオバトル」に取り組んだり,優秀者は,文化祭で発表してくれたりと,本当に素敵な語りを披露してくれたのですが,今回は,先生達の番です。毎日,2人ずつ,中学生の皆さんにお薦めしたい本を熱く語ってくれています。なぜ,この本がお薦めなのか,中学生の頃の思い出と共に,語っている先生もおられました。この取組は今週も続く予定です。3年生にとっては入試,1,2年生は13日(水)からテスト1週間前となります。「家では勉強ばっかりだから」と朝読書の時間や休み時間に読書を楽しんでいる人もいます。「勉強の合間のちょっと一息」「テストが終わったら思いっきり本を読もう!」等々…思いを巡らせながら,お昼の放送を楽しんでください。

相手を思う気持ち・・・

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 2月1日の学校給食のおかずは「イワシ」と「大豆」。昔は『節分』の定番料理だったけれど,いつから「恵方巻き」が主流になってきたのでしょうか。今の中学生は「イワシ」を見ても『節分』にはつながらないのでは?なんて考えながら,時代が変化していくスピードの速さに少し驚きを感じてしまいました。
 さて,31日(木)に,2年生は37名の留学生をお迎えして,国際交流の取組を行いました。この日を迎えるまでに,国際交流委員を中心に,ウエルカムポスターや名札,質問カードの作成,また,お土産として,牛乳パックを細く切ったものに着物の生地を巻いて作る『箸置き』やサンクスカードの作成等,どうすれば相手に喜ばれるかをあれこれ考えながら取り組んでいました。「京都の魅力は何ですか」という質問カードを一つ作るのにも,「全部ひらがなのほうがいいかな?」「ひらがなばかりだとわかりにくいのでは?」「魅力という言葉がわかるかな?」「魅力という言葉も出しながら,やさしい日本語で解説するのはどう?」など『相手』にとってよりよいのは何かを真剣に話し合っていました。当日は,どのクラスからも和気藹々とした楽しい雰囲気が伝わってきました。楽しみにされていた放課後の部活動交流では,あいにくの雨でグラウンド系は中止となりましたが,剣道等,室内の部活動や,急きょ思いついた「校舎案内ツアー」等で,充実した時間を持つことができました。
 このような交流を通して行う学習の中で,「相手を思う気持ち」や,「想像する力」が育まれるのではないかと思っています。今回作った『箸置き』は,修学旅行の民泊でお世話になる皆様にもお土産として作る予定をしています。実在する『相手』のことを思い描きながら,これからも取組を進めてほしいと思っています。
 
 

少し意識すると気づくことが・・・

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 山々が一面『雪化粧』をして,大文字の『大』の字も真っ白になっています。一晩でこんなにも風景が変わるのかと驚いてしまいました。
 さて,25日(金)に行われた2年生の校外学習では,いくつかのミッションが出されていましたが,その中に「観光客にインタビューをして,京都の魅力を聞きだすこと」というものがありました。これは,修学旅行先で京都を紹介するための学び活動だけでなく,31日(木)に行われる「留学生と交流する」中で学ぶ「人権学習」と関連した活動でもあります。日頃の英語学習を実践にうつす場でもあり,生徒達は,ジェスチャーを交えながら一生懸命にコミュニケーションをとっていたようです。しかし,ここであることに気づきました。それは「日本人観光客がいない」ということです。このミッションでは,外国人だけでなく日本人の観光客にもインタビューをすることになっていたのですが,なかなか日本人の観光客を見つけることができないのです。「平日」だったからかもしれませんが,観光客でごった返す有名観光地で,生徒達は,人々が何語で会話しているかを必死になって聞きながら日本人観光客を探していました。「外国人観光客が増えた」という話題はよく聞きますが,ここまで外国人だらけだとは! 友達同士でおしゃべりをしたり,イヤホンをつけたり,考え事をしたり・・・しながら道を歩く日常生活の中ではまったく気づかないことでした。
 私たちは,毎日,多くの情報が渦巻く中で生活しています。でも,情報が多すぎて,目に留まらない,耳から聞こえてこないことが案外多いものです。自分にとって必要な情報,意識した情報しか認識しないようになっているように感じます。しかし,少し意識して周りを見てみると,いろいろな発見,気づきがあるかもしれません。「与えられる」だけでなく「自ら気づく」ほうが学びが深くなると言われています。多感なこの時期だからこそ,自ら気づく感性を磨いてほしいと思っています。

『自分』の世界を広げて・・・

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 学校では,水仙の花が咲き始めました。まだまだ寒い日が続くと予報されていますが,草花は,季節のうつろいを感じ取り,私たちに春の訪れを告げてくれている気がします。
 さて,16日(水)に行われた避難訓練では,静かに整然とグラウンドに集合してきた生徒達の姿に感動しながら,阪神淡路大震災が起こった時,電気やガスが止まった寒い日々の中で,「夜がこんなにも真っ暗であることを改めて知った」という方のお話しをしました。夜は暗いとはいえ,街灯や車のライト,街の灯りで,本当に真っ暗という状態を体験することがあまりなく,「これが当たり前」という感じで気にも留めないで生活をしていますが,「今,当たり前と思っていることは決して当たり前じゃない」ということを考える機会になればと思っています。ご家庭でも話題にしていただければと思います。
 また,17日(木)に,3年生は面接練習を行いました。緊張しながらも,一生懸命に自分の思いや考えを伝えようとする気持ちが伝わってきて,入試当日にしっかりと自分の力が発揮できればと願っています。23日(水)からは,義務教育最後の定期テストです。悔いのないように取り組んでほしいと思っています。2年生は25日(金)に京都市内の校外学習に出かけます。この取組は,修学旅行の班別研修の事前学習だけでなく,旅行先で「京都について語る」ために,地元京都のことをしっかりと学ぼうという目的で行われます。少しずつ行動範囲を広げ,いろいろなことを体感することは,自分の感性や考えを広げることにつながります。これらの取組を通して,いろいろなことを吸収し,成長してくれることを願っています。

『素直さ』と『ひたむきさ』を感じながら・・・

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 比較的暖かなお正月だったとはいえ,3学期のスタートは,北風に身を震わせる1週間でした。しかし,校庭には可愛らしい「梅」の花が,また,校門の桜の枝には春の訪れを感じさせてくれる『芽』が芽吹き始めています。まさに『冬来たりなば,春遠からじ』  If winter comes, can spring be far behind? でしょうか。
 少しインフルエンザが出始めて心配していますが,校内では,明るい笑い声や話し声が響き,新しい年を迎えて,一人一人が何かに一生懸命取り組もうとしている『活気』が感じられます。3年生は,自分の希望する進路実現に向けて,2年生は,修学旅行の事前取組に,1年生は,チャレンジ体験に向けて,学年全体で大きな目標に向かって良いスタートが切れたようです。また,「3学期は〇〇しよう」とか「3学期から◇◇する」といった決意を実行にうつしている生徒の姿に,一人一人が『お正月』という『節目』に自分としっかり向き合えた頼もしさも感じました。
 先日,大学の先生と話す機会があり,「今の時代,フラれて傷つく自分にはなりたくないからという理由で,告白をしない若者がいる」という話が出ました。「人は何のために生きるのか?」という問いかけに「幸せに生きるため」とよく言いますが,このような考え方で,果たして幸せに生きることはできるのだろうか。悩んだり落ち込んだりするからこそ,喜びや感謝の気持ちがあふれてくるのではないだろうかと思うと,とても考えさせられる話でした。
 中学時代は人格形成にとってはとても重要な時期。喜怒哀楽,様々な感情が渦巻く『自分』と向き合い,そんな自分と関わる『他者』との関係性の中で,自分の存在を確認していく時期です。「願書」を大事そうに抱えて登校してきたり,放課後の学習会を終えて「今,めっちゃ頑張ってるし,見に来てや」と笑顔で話す3年生。『素直に』自分の感情を表現し,『ひたむきに』取り組もうとする姿に,心からエールを送りたい気持ちで一杯になります。17日(木)には全教職員で「3年面接練習」を行う予定です。一人一人の成長にどれだけ寄り添うことができるかを考えながら,これからも教育活動を行っていきたいと考えています。保護者や地域の皆様も,温かい声かけやご支援をよろしくお願いいたします。

2019年を迎えて・・・

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 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて,年末に,チリから京都教育大に留学されている小学校の先生とお話しをする機会がありました。チリの母国語はスペイン語,「日本語は,聞くのはある程度わかるが話せない」ということで,日本語混じりの英語を使い,時々,ジェスチャーを交えたり,相手の表情を見て,通じ合っているかを確かめ合いながら,1時間余り話をしました。チリという国について詳しく知っている訳ではありませんが,教育に対する熱い思いが伝わってきて,国は違っても,人と人が,関わり合い育ち合う『教師』という仕事について改めて考えることができました。と同時に,もしかしたら出会うこともなかったかもしれない人とのこのような『出会い』に不思議さを感じ,これを『ご縁』というのかなとも思いました。
 生徒や教職員だけでなく,この高野中学校に集う全ての人が関わり合う中で,「すべての生徒を支える学校」づくりをめざして,教職員一同,取り組んでいきたいと考えております。今年も,温かいお声かけや見守り,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年の年の瀬にあたり・・・

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 2018年もあと数日で幕を閉じます。保護者や地域の皆様には,本校の様々な教育活動にご支援,ご協力をいただき,生徒達を温かく見守り,支えていいただきましたことに深く感謝申し上げます。
 21日(金)の終業式では,生徒一人一人の姿から,毎日の学習だけでなく,スローガンの最初に「平成最後の…」という文言が付いた文化祭や体育祭の行事に取り組んだ日々,部活動等で一生懸命だった姿等,様々なことが思い出され,それらの活動を通して笑ったり悩んだりしながらも確実に成長してきたことを改めて感じることができました。 今日は,部活動の最後に,丁寧にグラウンド整備をしたり,使用した教室等を一生懸命に掃除する部員達の姿がありました。午後からは教職員も,職員室の掃除や油引きを行い,新年を迎える準備をしました。明日,12月27日(木)〜1月3日(木)までは学校閉鎖日となります。
 来年も,「一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』を推進する」という学校教育目標のもと,教職員が一丸となって「カドのないまあるい学校」「すべての生徒を支える学校」づくりをめざして,教育のユニバーサルデザイン化をさらに進めていきたい考えております。今後共どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは,皆様,どうぞ良いお年をお迎えください。


『他者』を通して『自分』を見つめる・・・

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 山の山頂付近がうっすら白くなり,いよいよ本格的な冬の到来。学校でもあと1週間で冬休みを迎える時期となりました。
 さて,17日(月)から三者懇談が始まります。特に,3年生にとっては,成績も気になるところだと思いますが,学習面だけでなく,様々な行事や取組を通して成長した『自分』と向き合う機会にしてほしいと思っています。なぜなら,『ありのままの自分』と素直に向き合うことで,次のステップが見えてくると考えるからです。
 中学生の時期は,「自分とは何か」「自分は何のために生きているのか」というような問いかけをし始める時期です。『自分探しの旅』という言葉がありますが,鷲田清一氏は,その著書の中で「じぶんがだれかをたずねて,じぶんのなかを探す…でも,これ,ほんとうに正しい問い方なのだろうか。…自分の顔は自分そのものなのに,私たちは見たことがない…ぼくらは,自分が自分のことをいちばんよくわかっていると思っている。自分にいちばん近いのは自分だと思っていながら,実は,自分というのがすごく遠いものなんだ。」と述べています。確かに,自分の顔は「自分」なのに,私たちは直接見ることができません。鏡や写真でしか自分の姿を見ることができませんし,また,相手と話をしているときも,自分がどんな表情で相手と接しているのか相手の反応を通してしかわかりません。実は,私たちは,意識しているかいないかは別として,常に『他者』を通して『自分』を見つめているのです。
 勉強や部活動,生徒会活動や行事,学級の係活動など,クラスや学校の『仲間』と過ごした2学期の生活の中で,どんな『自分』との出会いがあったのかをしっかりと振り返り,2019年につなげてほしいと思っています。

『心』は人と人の間にある・・・

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 5日(水)に環境委員が中心となって,花時計の花の植え替えを行ってくれました。マリーゴールドやベゴニアからパンジーへ,花時計も『衣替え』です。
 さて,先週は,12月の人権月間に合わせて,生徒会本部が中心となり,『ボカボカウィーク』が実施されました。毎日昼食時間に,本部役員が『友達』についてのスピーチを行い,その後に『高中スリーピース宣言』を歌う中で,身近な『人権』について考えるという取組です。「本当の自分をさらけ出すことができるのが友達」「一緒に悩んでくれるのが友達」「でも,あいさつや感謝の言葉など口に出すことも大切」等,自分の体験談も交えて,一人一人,思い思いの「友達像」を語ってくれました。
 高中スリーピース宣言には・・・
    言葉をかわして友達を知ろう
    友達のイイトコロを
    もっともっと見つけよう
    一人ひとりの“ちがい”を
    わかり合って大切にしていこう
    友達を大切にする気持ちを持ち続けよう
とあります。
 インターネットやSNSの発達で,『機械』を通してつながっているように勘違いしてしまいがちな世の中ですが,『心』は人と人の間に存在するのではないかと思うことがあります。「言葉をかわして友達を知ろう」という歌詞のように,お互いが顔を見ながら,言葉を掛け合うことがとても大切なのではないかと感じています。さりげない言葉や行動でも,心がポカポカ温かくなった経験は,誰もが持っているのではないでしょうか。寒い冬を迎えますが,身近な人とのふれあいの中で,少しでも温かく過ごせればと願っています。
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