最新更新日:2024/06/04 | |
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大自然や人とふれあう中で・・・さて,先週は,お天気に恵まれた中で,3学年それぞれに,学校という場を離れた活動を行いました。 1年生は,『学年が仲良くする』という目的で,大森キャンプ場で校外学習を行いました。カレーライス作りやレクリェーションを通して,「みんなで協力することができた」「話したことがなかった人とたくさん話ができた」といった感想が多くみられました。学校とは違った環境の中で『友達のイイトコロ』が見つけられたのではないでしょうか。 2年生のチャレンジ体験では,各事業所にお世話になりました。また,事業所がお休みの日には,学校ボランティアとして,ベンチのペンキ塗りや草引き等環境整備を行ってくれました。チャレンジ体験前日に,「しっかり働いてくるから,まかしといて!」と言っていた通り,どの事業所でも,一生懸命な姿を見せてくれたようです。中には「学校より,ここでずっと働きたい!」という生徒の声もあったとか。温かくご指導いただいた事業所の皆様のおかげと感謝いたしております。一人一人が,社会の一員として「与えられた仕事の一つ先を想像しながら自ら動く」体験を通して何かをつかんでくれたのではないかと思います。体験後も,振り返りやまとめの中で,『働く』ことについての考えをさらに深めていく予定です。事業所の皆様には,ご迷惑をおかけすることもあったかと思いますが,子ども達の成長を温かく支えていただき,本当にありがとうございました。 3年生は,長崎市,西海市方面への修学旅行でした。ぺーロン競漕体験では,ご指導くださる方々から,「大きな声が出る学校やねえ」と言われる程,各クラスの掛け声が一つになって湾全体に響き渡っていました。みんなで力を合わせて一生懸命にオールを漕ぐ姿に,クラスの団結力の高まりを感じました。また,平和公園で行われた平和セレモニーでは,「高中平和宣言」アピールに続いて「高中スリーピース宣言」を歌いました。あいにく,そばで行われていた工事の音が大きかったのですが,その音に負けないくらいの大きな歌声に,「平和へのみんなの思い」を感じることができました。また,生徒のそばでじっと耳を傾ける方々(観光客)の姿も印象的でした。澄み渡った青空の下での1シーンは,「平和への思い」と共に,これからも一人一人の心に残り続けるのではないでしょうか。 西海市での民泊体験は,民家の方々の温かなおもてなしと,大自然に抱かれているような時間でした。人は,便利さを求めて科学技術を発達させ,人工的なものに囲まれた生活を送っていますが,人にとっては,バーチャルなものだけではなく,人や自然との関わりがいかに大切なものであるかを改めて感じさせてくれる機会となりました。 高野中学校のめざす生徒像の一つに「お互いが支え合い,高め合える生徒」を掲げていますが,これは,一方通行ではなく,双方向の関係性の中で育まれていくものです。民家の方々の温かい笑顔と,高野の生徒の素直さで,初対面とは思えないほどすぐに打ち解け合えた『出会い』の光景に,少し感動を覚えました。人間関係を築くことが難しいと言われる現代社会ですが,この地での『出会い』の経験が,これからの『自分』を支える大切なものとして,心に残り続けてくれることを願っています。お世話になった皆様,本当にありがとうございました。 |
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