最新更新日:2024/09/27 | |
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『他者』を通して『自分』を見つめる・・・さて,17日(月)から三者懇談が始まります。特に,3年生にとっては,成績も気になるところだと思いますが,学習面だけでなく,様々な行事や取組を通して成長した『自分』と向き合う機会にしてほしいと思っています。なぜなら,『ありのままの自分』と素直に向き合うことで,次のステップが見えてくると考えるからです。 中学生の時期は,「自分とは何か」「自分は何のために生きているのか」というような問いかけをし始める時期です。『自分探しの旅』という言葉がありますが,鷲田清一氏は,その著書の中で「じぶんがだれかをたずねて,じぶんのなかを探す…でも,これ,ほんとうに正しい問い方なのだろうか。…自分の顔は自分そのものなのに,私たちは見たことがない…ぼくらは,自分が自分のことをいちばんよくわかっていると思っている。自分にいちばん近いのは自分だと思っていながら,実は,自分というのがすごく遠いものなんだ。」と述べています。確かに,自分の顔は「自分」なのに,私たちは直接見ることができません。鏡や写真でしか自分の姿を見ることができませんし,また,相手と話をしているときも,自分がどんな表情で相手と接しているのか相手の反応を通してしかわかりません。実は,私たちは,意識しているかいないかは別として,常に『他者』を通して『自分』を見つめているのです。 勉強や部活動,生徒会活動や行事,学級の係活動など,クラスや学校の『仲間』と過ごした2学期の生活の中で,どんな『自分』との出会いがあったのかをしっかりと振り返り,2019年につなげてほしいと思っています。 |
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