7月15日(日)の試合終了と同時に,歴史ある高野中学校サッカー部が幕を閉じました。これで,高野中学校の部活動は,運動系は9つ,文化系は4つ,計13となります。生徒数の減少により,単独ではチーム編成ができない部活動や,複数で顧問をもつことができない現状の中で,2年前の女子ソフトテニス部に続いて,今回はサッカー部。この日が来るのはわかっていたことではありましたが,2人で一生懸命に練習をしていた姿が思い出され,ちょっと胸に迫るものがありました。保護者だけでなく,生徒も応援にかけつけてくれましたが,うだるような暑さ,本校生徒に3人ものガードが付く試合展開の中で,見事にゴールを決める等,本当に立派にプレーをしてくれました。高野中学校の2名のサッカー部員には,惜しみない拍手を送りたいと思います。試合後,グラウンド整備をしながら,2人はきっと,いろいろな思いが駆け巡っていたことでしょう。サッカー部の活動を通して感じたこと,学んだことを,これからの自分を支える大切なものとして,心に刻んでおいてほしいと思います。
さて,部活動は,学習指導要領の中で,「教育課程外の学校教育活動」と位置付けられ,「人間関係の形成や,自己肯定感を高めたり生きる力を育むなど,教育的意義が高い」とされていますが,一方では,少子化や働き方改革等の社会の変化に合わせて「部活動ガイドライン」を設け,部活動の在り方について検討されている時期でもあります。
高野中学校では,今後も,限られた条件の中ではありますが,子ども達の健やかな成長を願って,何ができるかを十分に検討しながら,学校教育活動を進めていきたいと考えておりますので,ご理解,ご協力をよろしくお願いいたします。