最新更新日:2024/09/25 | |
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気持ちよく走れる!
少し日差しが強くて,涼しい日陰で過ごしたくなることもありますが,
身体を動かして遊ぶことが気持ちいい季節です。 そんな子どもたちにとって,うれしいことがありました。 運動場のリニューアル工事です。 これまで雨が降ると水はけが悪かったり, でこぼこしていて水たまりができたりする運動場を 直す工事をしていただいたのでした。 地面を掘り起こしたり,土を削ったり,土を足したり,平らに均したりして,出来立てみたいな運動場にしていただきました。 新しく生まれ変わった運動場は, なんだかとっても気持ちよく走れる感じです。 先日は,保育の様子を視察に来ていただいた教育委員会の方にも保育に参加していただき,子どもたちと一緒に走っていただきました。 今日も子どもたちは元気いっぱい運動場で体を動かして遊んでいます。 気持ちよく走っています! 工事をしてくださった会社の皆さん, 幼稚園を応援してくださっている教育委員会の皆さん, どうもありがとうございます。 VOL.6 人さし指って・・・
人さし指ってすごいね。
だって・・・。 「あれ」「これ」「それなあに?」 「あの子」「この色」「それ,貸して・・・」 「ど・れ・に・し・よ・う・か・な・・・」 話しながら人さし指を使うと, よくわかるでしょう? 「一番。」「一人。」 「一つ,くださぁい。」 「はい,1円です。」 数える時,数字を使うお話の時にも使うかな。 鉛筆の代わりに,字を書くようなこともできちゃう。 筆の代わりに,絵を描くこともできちゃう。 ピアノもギターも・・・,あ,指揮者も。 紙を折る時に折り目の上を人さし指をすうっと滑らせるよね。 のりを塗る時も,そうそう,お薬を塗ることもある。 ケーキの上のクリームを人さし指でこっそりと・・・,ペロリ。 スイッチ,オン! スイッチ,オフ! かゆい時に,カリカリ・・・。 セロハンテープも,カリカリ・・・。 かさぶたも,めくりたくなるよね・・・血が出るのに・・・。 砂のお山にブスリ,ブスリって,穴を開けたり・・・。 粘土の玉に,ぐにゅう〜。ぐりぐり〜。 園長先生は,人さし指を舐めて,障子に穴をあけました。叱られました。 「空気が漏れてるよ。」「水が漏れてるよ。」穴の上に一番に駆けつける人さし指。 「シーッ。」唇の前に人さし指を立てて言うよね。(おしずかに・・・) 「この指,止〜まれ。」お友達も集めちゃう。 「えっ?トンボも目を回す?」 この子は,何してる? ヒガンバナさんにあいさつしているのかな。 ヒガンバナさんにあいさつする時には人さし指を使うのが, ヒガンバナさんが一番喜ぶってことを感じたのかな。気付いたのかな。 VOL.5 お花が咲きました。
年長・あお組の子どもたちは
春から幼稚園でお米づくりに取り組んでいます。 水を張ったバットに「種もみ」を指でつまんで蒔くところから始めたお米づくりです。 暑い暑い日照りが続いたこの夏を乗り越えて,ようやくお米のなる草…イネ…の花が咲き始めました。 チューリップやヒマワリやサクラの花はよく知っているけれど,お米のなる草の花って言われても子どもたちには想像もつかないでしょうね。 いや,お米って草の種なんだっていうことを初めて知る子どもたちも多いはずですから。 「えっ,どこ?」 「えっ,これ?」 これまでの「花」のイメージとかけ離れた「花」に驚いている様子で,遠くにいる友達に 「なあ〜,お米の花が咲いてる〜〜。」と 呼びかけていました。 顔を近づけて,じーーーーっと見て, おしべでも見つけたのでしょうか。 「ほんとやー,お花やーーー。」と 納得している子どももいました。 お米づくりもここまで来ました。 幼稚園を創設したフレーベルは子どもたちと暮らしを支えるいろいろな植物を育てることが大事だと説いています。 京都市立幼稚園でも園の環境に合わせて,暮らしを支えるいろいろな植物を育てています。 「ほんまもん」との出会いを大事にしています。 VOL.4 ====廊下=====
楊梅幼稚園の保育室の前には広い廊下があります。
板張りの廊下なので,静かに歩いても, 時々,ギイー・・・とか, ミシッ・・・とか木がきしむ音がします。 コンクリートの廊下ではないので, 身体にやさしい感じがします。 廊下は人や物が行き来するための大事な通り道なのですが, 子どもたちにとっては, 恰好の遊びの空間にもなっています。 保育室の廊下側の窓を開けると, 保育室と廊下の空間がつながって 遊びの世界が広がるようです。 (写真は主に4歳・もも組の子どもたちの様子です) VOL.3 階段
楊梅幼稚園は現在,
元京都市立有隣小学校の施設内にあります。 京都市教育委員会によって 耐震工事や,外壁や保育室のリノベーションなどを施していただいた幼児の教育施設です。 保育室は2階にあるので,みんな階段で行き来しています。 楊梅幼稚園の教職員は,有隣園舎での初年度に, 特に安全な生活が送れるよう取り組んでいます。 この階段も安全な行き来ができるように, 話し合いをしながらいろいろと 環境整備に取り組んでいます。 階段の壁には,卒園記念制作の「楊梅幼稚園の歌の額」,トールペイントした板,「動物の貼り絵の額」,PTAが呼びかけて取り組んだ楊梅幼稚園の全親子,教職員の「自己紹介カード」などを掲示しています。 2階に上がった正面の壁には開智幼稚園にあった大きな鏡も設えています。 VOL.2 びっくり じっくり
「園長先生,こっちの方が熱いの。」
Tちゃんが滑り台の上から話しかけてくれました。 幼稚園の総合遊具には並行して2本の滑り台が取り付けられています。 Tちゃんは幅の狭い方の滑り台に座って,これから滑り降りようとしているのです。 えっ,そんなことってあるんだ・・・と思って,ぼくは両方の滑り台の底の金属板に掌を当ててみました。 すると・・・。 「うわぁ,ほんと。知らなかった。すごいことに気が付いたね。」 ・・・確かに幅の狭い方より,幅の広い滑り台の方が熱いのです。 大げさではなく,びっくり!感心しました。 どういう訳でこんなことになったのかはわからないのですが,確かに温度差がありました。 自然現象として温度差があることにも驚きましたが, このことを自分の身体を使った実感で気付けること, 発見したことを誰かに伝えたくて,素直に近くにいた人に伝えられること・・・の すばらしさにもびっくりし,感心したのです。 しばらく遊んだ後,総合遊具の滑り台とは反対の方にある「はしご」の方へ行くと,今度は「はしご」に登りかけているSちゃんが「はしごの桁」につかまりながら, 「園長先生,上の方が温かい。」と教えてくれるのでした。 Sちゃんは,ぼくがTちゃんと話している時にはここには居なかったので,「温度差」の話は聞いていませんでした。 つまり,別の子どもが別の場所で,それぞれ同じような発見をし,伝えてくれたのでした。 ここでもぼくは金属の棒を握って,その温度差を実感し,Sちゃんの発見に共感し, 「ほんとだ。すごいねえ。」と感心したのでした。ここは「はしご」の下半分が日陰で,上半分にだけ太陽が当たっているので,こんな温度差が生まれたのでしょう。 子どもたちは,例えば,幼稚園の園庭の滑り台という身近な環境の中で様々な経験を主体的に繰り返し,繰り返しする中で,体をいっぱい使って,感じ,「はてな」をもち,考え,表現しています。今日の二人の子どもたちは「温度」と太陽について気付いていなかったかもしれませんが,この経験がいずれ,小学校以降の学習における体験と実感を伴った理解の深まり,知的好奇心や探究心の高まり,科学的な力,さらには自然の偉大さへの畏敬の念を抱く素地やめばえを育むことにつながるのではないかと考えています。 京都市の「学校教育の基本指針」では「確かな学力」の育成に向けての理数教育の充実や「豊かな心」の育成に向けての豊な感性・情操を育む教育の充実を謳っています。 京都市立幼稚園の保育は小学校の学びにつながる「学びに向かう力」をじっくり育んでいます。 VOL.1 国際廊下(仮称)
この9月から元有隣小学校園舎での,
楊梅幼稚園とリセさん(京都国際フランス学園)との 共同生活が始まりました。 リセの子どもたち(幼児から高校生まで)が登園を終えてしばらくしてから 楊梅幼稚園の子どもたちの登園時間になります。 ですから,今のところ この時間に出入り口が両園の子どもたちで混み合うということはありません。 1階の廊下は両園で使う廊下なのですが, 今のところ両園の子どもたちで混み合うということはありません。 園長は密かにこの廊下を「国際廊下」と呼んでいます。 こんな廊下はそんなにどこにでもあるものではありません。 |
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