京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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高等学校段階の入院生徒への教育保障セミナー

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2月4日(火)宮城県教育庁高校教育課様のご依頼を受けて,当校と仙台市民会館を繋ぎ,「入院生徒への教育保障に関するセミナー」において「育」支援センターから「医教連携と遠隔教育の取組」について講演をさせて頂きました。講演はWEB会議でパワーポイント資料や動画資料を共有し,通信状況も良好な中進めることができました。
セミナーでは「小児がんなどで長期の入院になった高校生に,どのような学習支援ができるか。そのために教育と医療の連携はどうあるべきか。」について,教育関係者,医療関係者,保護者等,さまざまな垣根を越えて情報を共有し,意見交換される様子がありました。 
当校におきましても,他府県の状況を学ぶ良い研修の機会ともなりました。「育」支援センター桃陽では他府県とのWEB会議を使った共同研修や研究を今後も継続していきたいと考えています。
        
           【開催要項】
テーマ:長期入院中の高校生への学習支援はどうあるべきか
日 時:令和2年2月4日(火)
午後1時から午後4時30分まで
会 場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)小ホール

講演1「入院生徒の現状」 講師 笹原 洋二氏 
東北大学大学院医学系研究科 
小児病態学分野准教授 

講演2「医教連携と遠隔教育」 講師 篠原 淳子氏
京都市立桃陽総合支援学校
高校生支援医教連携コーディネーター

講演3「病気療養児への特別な支援」 講師 滝川 国芳氏
京都女子大学発達教育学部教授 
京都教育大学大学院連合教職実践研究科教授     

対象:教育関係者,医療関係者,保護者,関心のある方々等
主催:宮城県教育委員会

高校生支援の今

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 「育(はぐくみ)」支援センター桃陽は,H29年度に初めて遠隔教育への取組を実現し,在籍高校や医療機関との連携体制のもと徐々に広がりを見せ,今年度も相談者のニーズに応じた支援を展開いたしております。
 具体的には,自宅や病院と在籍高校とを繋ぐ配信授業や,ロボットを通して学級の仲間と交流することなど,学校の勉強だけでなく友人との日常会話も自由に行えるようになりました。また,レジュメ等教材の配信やメールでのやり取り等,データ共有も手軽に行うことができます。

 先日開催いたしました創立40周年記念式典でも,ご来賓の方々より「育(はぐくみ)」支援センター桃陽のセンター的機能の充実について,期待を込めたメッセージを頂戴しました。
 
 今後も,入院中の高校生や自宅での長期療養が必要な子どもたちへの充実した支援を進めていきたいと思います。

令和元年度文部科学省研究委託 「高等学校段階における入院生徒に対する教育保障体制整備事業」

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 当校では,疾病による療養のため長期に高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。)を欠席する生徒に対して,入院中あるいは退院後も自宅療養等が必要な高等学校段階の生徒に対して,関係機関が連携を図り,切れ目のない教育を行う体制の構築方法についての研究に取り組んでいるところです。 この取組みを広げていくため,関係機関から説明を聞きに来られる方や,授業見学をされる方等が多数いらっしゃいます。
 
  小児がん拠点病院である京都大学医学部附属病院と京都府立医科大学附属病院では,入院中の高校生であれば誰でも参加できる学習会を開催するとともに,ICT機材を活用した在籍高校による遠隔教育の支援に取り組んでいます。

京都府小児がん拠点病院 公開シンポジウム

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 7月21日(日)に,メルパルク京都にて,京都府小児がん拠点病院 公開シンポジウムが開催されました。
 
 桃陽総合支援学校は,京都府の小児がん拠点病院である京都府立医科大学附属病院および京都大学医学部附属病院に分教室を設けております。

 シンポジウム当日は,高校生への教育支援を主な議題としたパネルディスカッションが開催され,本校支援部長もパネリストとして登壇いたしました。高校生支援のさらなる充実に向けた有意義な時間となりました。
 

高校生支援 ロボットを活用した取組

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本年度,京都市立高校・京都府立高校・私立高校の入院生徒が,在籍高校からの授業配信を受け,学習を進めています。タブレットPCで板書を映し,授業者の説明を配信しています。しかし,三脚などに固定して設置されたタブレットPCでは,同じ方向・場所しか見ることが出来ません。授業場面では板書以外に電子黒板での資料提示,クラスメートとの協働学習など様々な学習場面があります。
そのような状況に対応しようと,京都市立高校の配信授業で,タブレットPCの台座を動かすことができるロボットを導入しました。病院側の生徒はタブレットにインストールした台座ロボットのコントローラーで教室にある台座を操作します。その結果,先生が板書で説明される時は黒板の方を,電子黒板で資料提示されるときは電子黒板の方を見ることが出来るようになりました。話しかける友達の方を向くこともできます。離れた病院で授業を受けていますが,教室の中にいるような環境が構築できるようになりました。
高校側ではタブレットPCが動いたとき,回りの生徒から「○○ちゃん!」と病院側の生徒の名前を呼ぶ声が上がったそうです。教室にあるのはタブレットPCですが,周りの生徒たちにとっては入院している友達そのもののように感じるようです。タブレットPCには病院側の生徒の顔も映ります。お互い顔を合わすことができるテレビ会議システムを利用した授業配信は生徒の距離が近くなり,復学支援にもつながると期待されるところです。

高校生支援 ロボットを活用した取組

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入院している高校生は治療や免疫力低下などで,病室から出られない期間があります。投薬などの影響で体調が悪いことも多いですが,免疫力低下時でも体調が良い時もあります。病室で一人で過ごしていると孤独で不安に陥りやすいものです。そのような時,ロボットを活用します。ロボットが病室から出られない高校生の代わりに学習室に出向き,高校生は病室からタブレット型端末で操作をします。
高校生学習会では学生ボランティアの協力があり,学習指導を中心に様々な取組を進めています。この日,部屋から出られない高校生はロボットで学習会にやってきました。学生ボランティアとおしゃべりをして,気分転換を図りました。

高校生支援のとりくみ

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 「育」支援センター桃陽では、高校生への学びの支援も行なっています。

 入院中の高校生が学習の場や機会を多く持てるよう、さまざまなICT機器を活用した取り組みを模索しています。
 
 たとえば他の入院中の高校生と同じ教科を勉強して互いに教え合うとか、在籍校の映像を中継して、それを病院で視聴できるようにするなどです。

 また、退院した後しばらく自宅療養することになっても、その間も自宅で学習に取り組めるよう、在籍校との交流が可能なタブレットパソコンの貸出しも行っています。
 貸出しする前には、中継の確認などを在籍校と連携を図りながら行います。

 お困りごと、ご相談等ございましたら、本校「育(はぐくみ)」支援センターまでお問合せください。

高校生支援〜参加者感想「学習会に参加して」〜

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京大病院を退院した高校生が感想文を書いてくれました。
「学習会に参加して」
私は約3か月京大病院に入院しました。小児科での入院ではなかったので、入院中は話し相手もいなくて退屈な日々でした。母から学習会のことを聞いて参加しました。初めての参加は緊張しましたが学生ボランティアの方は楽しくて明るい方ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
学習会では、分かりやすく勉強を教えてもらえたり皆でゲームをして盛り上がったりと、久しぶりに同世代の人たちと交流できて毎回元気をもらえました。大学の話を聞いたりして自分も大学に通いたいという思いが強くなり、頑張ろう!という気持ちが湧いてきました。
私は入院中、学習会が一番の楽しみ!というくらいになりました。もっと早く参加していたら…と思いました。色々なことを教えてくれる先生や素敵な学生さん達と出会えて多くのことを学ぶことができました。この学習会に参加できたことに本当に感謝しています。

高校生支援スタート

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今年度も4月8日(月)から京大病院で高校生学習会を開始しています。院内に学習会用の部屋を確保していただき、月・水・金の15:30〜16:30で実施しています。高校生たちは時間になると自分の病室から学習室に通ってきます。取り組んでいる内容は
・自分のやりたい学習を進める
・スタディサプリの視聴
・おしゃべり
・みんなでゲーム
・蛍雪時代などの資料閲覧
などです。
学生ボランティアは昨年度より参加者が増え,現在13名で高校生学習会を支援していただいています。勉強を教えてもらったり、受験のこと・所属学部の話・部活の様子・アルバイトなど,多様な話を聞かせてもらったりしています。入院する高校生が学生生活に触れることができるひとときです。

高校生支援 配信授業スタート

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4月12日(金)から高校の授業が始まりました。高校から配信される授業に病院から参加しています。電波状況により、映像・音声が届きにくいことがありますが、声はほぼ届いています。教室にいるのとまったく同じという訳にはいきませんが、学習を進めることはできています。
授業プリントはPDFや写真で送っていただいています。プリント送信や配信の際の声かけ等,「育」支援センター桃陽と高校間で相談を進める中で,より工夫した配信授業につながっています。HR教室以外で授業がある場合、配信用の機器の移動が必要です。クラスの生徒・副校長先生・担任の先生・学年の先生が行ってくださっています。多くの方の協力で遠隔授業が成立しています。入院する高校生の復学に向けた安心感につながっています。

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