京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/08/26
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中学生対象オープンスクール「BIKO Art Hunting」にご参加いただき、ありがとうございました。 次回のオープンスクールでお会いできることを楽しみにしております。

テクスチャーと観察の課題に取り組みました(1年:表現基礎 l )

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1年表現基礎 l 授業では、7月から色彩課題「テクスチャーと観察 〜みんなでテクサツ!〜」に取り組みました。アクリル絵の具と透明水彩絵の具を使って、それぞれの塗り方の工夫による表面の質感、感触、外観(テクスチャー)の効果の可能性について学習を深めました。

1日目は、絵の具を使って自由にドローイングをしました。グループワークを取り入れ、生徒同士で作品を交換して加筆しあいながら、テクスチャーによる多様な表現を追求しました。他者の筆跡や描き方からインスピレーションを受けて、様々な色や質感が生まれる様子と、自由に思いきりよく描く楽しさに、生徒たちはワクワクしていました。

2日目は、鴨川でフィールドワークを行いました。風景を観察し、絵の具で表現したいテクスチャーを探して、スケッチや言葉で特徴を書き留めました。あいにくの雨模様でしたが、ぬかるんだ地面や雨粒の様子から、新鮮に興味が湧くテクスチャーを発見していました。

3日目は、鴨川で見つけたテクスチャーを絵の具によって表現するワークに取り組みました。絵の具の厚みや水分量、筆の使い方、色彩の効果を工夫することによって、風景の中で見つけたテクスチャーから受けた印象を色や質感で描きました。具体物を描かずに印象や特徴を表現するために、持ち前の感性と、これまで学んできた色彩の知識を活用し、思い思いの表現をしていました。

4日目は、相互鑑賞を行いました。選んだテクスチャーの特徴と、それを表現するために工夫したことをプレゼンし、活動や取り組みを振り返りました。また、他者の多様な表現に感心し、互いに質問し合い、作品を分析する姿も見られました。

のびのびと楽しむ感性、モチーフや画材について分析する思考力、作品を魅力的に描く表現力をフル活用した課題となりました。この体験を、夏休みの制作活動にも生かしてほしいです。

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参考作品から学ぶ(3年:表現演習)

3年表現演習授業D講座では、関西の私立大学を目指す生徒が受験対策としてデッサンに取り組んでいます。

普段は決められた時間の中でモチーフを観察して描写する活動が中心ですが、今回の授業では歴代の先輩方の参考作品を観察し、「立体感・明暗・固有色・質感・構図・構成」の視点をもって分析し、自らの今後の取り組みにつなげていくワークに取り組みました。

作品制作を重ね、限られた時間内に作品を完成させる集中力や描写力の訓練をすることも重要ですが、他者の作品を観察し、考えることで多くの発見がありました。今回学んだことをもとに努力を重ね、夏休み明けに成長した姿を見せてくれることを期待しています。

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柄ハンティング・双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ(染織専攻2年)

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染織専攻2年生は、新課題「実×○○ーシルクスクリーン捺染による浴衣制作ー」の導入授業にて、「柄ハンティング」と「双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ」に取り組みました。

「柄ハンティング」は、生徒それぞれが持参した柄や模様の入った洋服や小物を、(1)どのようなモチーフがどんな風に描かれているか (2)配色 (3)見たときにどんな印象がするか という3つの視点をもって分析するワークです。普段何気なく見ている柄や模様のデザインについて分析的に観察することで、今後の作品制作につなげることができそうです。

そして、「双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ」では、理科室に保管されている双眼実体顕微鏡をお借りして、今回の課題で使用したい実(果物や野菜など)を観察しながらスケッチに取り組みました。顕微鏡を通して観察すると、肉眼では見ることができない様々な表情を発見することができます。理科の授業で学習した点や線を用いたスケッチ方法を思い出しながら、シルクスクリーンのデザインにつながるスケッチを行うことができました。

今年度から新たに始まったこの課題で、どのような作品が仕上がってくるのかとても楽しみです。

静物モチーフによる絵画表現 〜絵具でデッサン〜(2年)

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2年生の美術工芸科目「表現基礎 ll 」授業では、前期夏休み前最後の課題として静物モチーフによる絵画表現に挑みました。

画用ボード(木炭紙大)に、ガラス容器・カラーボール・ブロック・ワイン瓶・リンゴ・ストライプ布・ライム・レンガを組み合わせた集合モチーフを9時間程度の時間をかけてじっくり制作を行いました。

この授業は、絵画表現への興味関心を持って積極的に取り組み、感性を働かせながらモチーフを観察、バランスの良い構図のもと、背景を含めた空間全体にテクスチャーを生かし表情豊かな作品を主体的に表現することを目的としています。

最終日には合評会があり、担当の教員から一人ひとりアドバイスを受けていました。その後鑑賞会を実施、客観的に自分の作品を分析したり、他者の作品を観ることで学んだり、友達同士で批評やアドバイスをし合ったりしていました。

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実習A授業の取組(3年アートフロンティアコース)

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3年アートフロンティアコースの実習Aの授業では、4講座に分かれて授業を展開しています。この授業では、専攻実習以外でのものの見方や思考力、判断力、表現力を培い、発想力の幅を広げることを目的にしています。

今回は2講座の授業紹介をします。
「ドローイングとしてのナップサック」講座(写真上)では、ドローイングを学びながら、様々な素材を用いて平面性と素材による立体感を融合させたナップサックのドローイング作品を制作します。完成したナップサックは、作者が実際に背負い3Dデータにする体験もおこないます。

「マンガ創作」講座(写真下)では、実際にプロの漫画家の方に手ほどきを受け、アナログの画材を用いてマンガ・イラストを制作します。業界で有用するテクニックやノウハウを学びながら、最終的には合同作品集を作る予定です。現在その作品の下書きをしていました。

どちらの講座も生徒たちは集中して生き生きと制作に打ち込んでいます。

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京都市及び西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)との取組(情報 l :1年)

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1年生の情報 l 授業にて、5月末から取り組んできたJR京都駅の課題解決グループワーク。最終日、京都市とJR西日本の方々に向けて、グループで考えた解決策をプレゼンテーションしました。

問題点を分析して解決策を考案するだけでなく、それを他者に価値ある情報として提供するプレゼンテーション能力も、社会に出たときには大きな強みとなります。しっかり聴講者に目を向けて、大きな声でゆっくり話す。問いかけをしたり、その場で挙手してもらったりして聴講者を巻き込んで興味を惹く。頭では理解していても、実際に人前に立つと大人でもなかなか難しいものです。

講評いただく京都市とJR西日本の方々を前に、普段の授業とは異なる空気感の中で緊張したとは思いますが、どのグループも自分たちが考えた解決策をしっかりと伝えることができました。

生徒からは「緊張したけど楽しかった」「JRの方が真剣に聞いてくださって嬉しかった」「今回の課題を通して、普段何気なく使っていた駅にも色々な工夫があることが分かった」などの声があり、とても有意義な取り組みになったのではないかと思います。
発表して終わりではなく、しっかり振り返りを行って、今後の様々な取り組みに今回の経験を役立ててほしいと思います。

「なぜ?」の重要性を学ぶ(3年AFコース:探究F)

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3年生アートフロンティアコースの総合的な探究の時間「探究F」授業では、高大連携の一環として自己のキャリアデザインを描くことを目指して、起業家や大学の先生方を定期的にお招きしています。

25日(火)の授業では、大阪成蹊大学から芸術学部長の糸曽先生にお越しいただきました。アニメーションや実写映像が専門分野である先生から、クリエイティブ分野を目指すことになった幼少期のきっかけのお話や、アニメーションやゲーム業界でのお仕事のプロセスをご紹介いただき、ものづくりにおける「なぜ?」という視点の重要性についてお話し頂きました。

生徒の振り返りでは、「伝えたい内容や相手に合わせて目標をたてて、ブレないことが大事だと思った」「(アニメーションで)ひとつの動きに対して様々な意味付けがあると分かり、分析的な見方が理解できた」などの感想がありました。
アニメ業界の最前線でどのような方々がどんな風に働いていて、どうやって作品が出来上がっていくのか、リアルな現場の雰囲気を感じることができました。

1年生 「言語文化」の授業

1年生の国語の授業では、「枕草子」を扱う単元を学習しています。
この授業の一環として、本日の授業では、校舎内の風景を写真に撮り、現代版「枕草子」を執筆するという授業を行いました。

清少納言が「をかし」と感じたことを参考に、生徒自身が「をかし」であると思う風稀有や対象物の写真を撮ってきて、どこがどのように「をかし」であるかを書くという課題でした。

生徒たちは、校内を歩き回って写真を撮り、課題に取り組みました。
それぞれが書いたものは全体で共有されます。どのような「をかし」の作品がでてくるのか、みんなでの交流が楽しみです。


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「京都市会×美工デザイン専攻」連携授業

3年生デザイン専攻の実習 ll 授業では、デザインの社会的な役割について見方や考え方を深めたり、より実践的なデザインスキルを向上させるため、毎年校外連携授業を行っています。今年度は京都市会より市会周知ポスターデザインのご依頼を受け、4月より取り組んできました。

先週21日、京都市会本会議場において、その最終プレゼンテーションとしてデザインのコンセプトや制作のプロセスなどをひとり3分の発表にまとめ、市会議員の代表の方に向けて作品をアピールしました。本会議場での発表は、校内では体験できない緊張感がありましたが、他者に伝わるような言葉選びや話す順番に気をつけながらプレゼンテーションをしている様子が印象的でした。また、プレゼンテーション後は、議員の方から感想や励ましの言葉をいただきました。

今後、全議員の投票によりポスターとして採用されるデザイン選定が7月上旬に行われ、9月上旬には採用される4作品のポスターが市バス・地下鉄、市内公共施設等で掲示されることになっています。生徒にとってこの機会は大きな意義ある取組になったことと思います。

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「色彩構成ー音から感じる色や形ー」(2年:表現基礎 ll )

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2年生の表現基礎 ll 授業では、「色彩構成ー音から感じる色や形ー」というテーマで作品制作に取り組み、最終回のこの日は生徒一人ひとりがプレゼンテーションを行いました。

この課題では、下記の3つの目標・目的を持って取り組みました。
●抽象表現に興味・関心を持ち、自分なりに『抽象』についての理解を深めること
●絵の具や多様な道具を効果的に活用して魅力的な画面をつくること
●感じたことや考えたことをもとにコンセプトをまとめ、言語表現すること

今回は、アフリカ民族音楽・アコースティックオーケストラ・ダンスミュージック・アンビエント(環境)音楽という4つの音源からそれぞれが作品にしたいと思う音源を選択して制作しましたが、プレゼンテーションを通して同じ音源を選択していても、そこから感じた印象やイメージ・感情や解釈が異なることを知り、驚きやワクワクを感じながらプレゼンテーションや相互鑑賞することが出来ました。

生徒の振り返りでは、「ものごとを表象のみで見るのではなく、様々な要素を抽出して描き出すとはどういうことかを考えることができた」「素材(画材)の特性を研究し、それをコンセプトに沿ってどう活かせばよいかを考える力が付いた」などの言葉がありました。

一人ひとりが自分なりに課題を理解し、今後に活かそうとしていることが分かり嬉しく思います。また、作品を制作することだけで終わらず、他者に伝わるよう丁寧に言語表現することもこれから美術と関わっていく上でとても大切なことです。一つ一つの創作活動に前向きに取り組み、一歩ずつ力を付けて行ってほしいです。

(写真:各講座でのプレゼンテーションや講評会の様子)

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