最新更新日:2024/07/23 | |
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参考作品から学ぶ(3年:表現演習)
3年表現演習授業D講座では、関西の私立大学を目指す生徒が受験対策としてデッサンに取り組んでいます。
普段は決められた時間の中でモチーフを観察して描写する活動が中心ですが、今回の授業では歴代の先輩方の参考作品を観察し、「立体感・明暗・固有色・質感・構図・構成」の視点をもって分析し、自らの今後の取り組みにつなげていくワークに取り組みました。 作品制作を重ね、限られた時間内に作品を完成させる集中力や描写力の訓練をすることも重要ですが、他者の作品を観察し、考えることで多くの発見がありました。今回学んだことをもとに努力を重ね、夏休み明けに成長した姿を見せてくれることを期待しています。 柄ハンティング・双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ(染織専攻2年)染織専攻2年生は、新課題「実×○○ーシルクスクリーン捺染による浴衣制作ー」の導入授業にて、「柄ハンティング」と「双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ」に取り組みました。 「柄ハンティング」は、生徒それぞれが持参した柄や模様の入った洋服や小物を、(1)どのようなモチーフがどんな風に描かれているか (2)配色 (3)見たときにどんな印象がするか という3つの視点をもって分析するワークです。普段何気なく見ている柄や模様のデザインについて分析的に観察することで、今後の作品制作につなげることができそうです。 そして、「双眼実体顕微鏡による観察とスケッチ」では、理科室に保管されている双眼実体顕微鏡をお借りして、今回の課題で使用したい実(果物や野菜など)を観察しながらスケッチに取り組みました。顕微鏡を通して観察すると、肉眼では見ることができない様々な表情を発見することができます。理科の授業で学習した点や線を用いたスケッチ方法を思い出しながら、シルクスクリーンのデザインにつながるスケッチを行うことができました。 今年度から新たに始まったこの課題で、どのような作品が仕上がってくるのかとても楽しみです。 静物モチーフによる絵画表現 〜絵具でデッサン〜(2年)2年生の美術工芸科目「表現基礎 ll 」授業では、前期夏休み前最後の課題として静物モチーフによる絵画表現に挑みました。 画用ボード(木炭紙大)に、ガラス容器・カラーボール・ブロック・ワイン瓶・リンゴ・ストライプ布・ライム・レンガを組み合わせた集合モチーフを9時間程度の時間をかけてじっくり制作を行いました。 この授業は、絵画表現への興味関心を持って積極的に取り組み、感性を働かせながらモチーフを観察、バランスの良い構図のもと、背景を含めた空間全体にテクスチャーを生かし表情豊かな作品を主体的に表現することを目的としています。 最終日には合評会があり、担当の教員から一人ひとりアドバイスを受けていました。その後鑑賞会を実施、客観的に自分の作品を分析したり、他者の作品を観ることで学んだり、友達同士で批評やアドバイスをし合ったりしていました。 実習A授業の取組(3年アートフロンティアコース)3年アートフロンティアコースの実習Aの授業では、4講座に分かれて授業を展開しています。この授業では、専攻実習以外でのものの見方や思考力、判断力、表現力を培い、発想力の幅を広げることを目的にしています。 今回は2講座の授業紹介をします。 「ドローイングとしてのナップサック」講座(写真上)では、ドローイングを学びながら、様々な素材を用いて平面性と素材による立体感を融合させたナップサックのドローイング作品を制作します。完成したナップサックは、作者が実際に背負い3Dデータにする体験もおこないます。 「マンガ創作」講座(写真下)では、実際にプロの漫画家の方に手ほどきを受け、アナログの画材を用いてマンガ・イラストを制作します。業界で有用するテクニックやノウハウを学びながら、最終的には合同作品集を作る予定です。現在その作品の下書きをしていました。 どちらの講座も生徒たちは集中して生き生きと制作に打ち込んでいます。 |
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