最新更新日:2024/05/31 | |
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太陽を観察(2年:地学基礎)2年の地学基礎授業では、「宇宙と地球」をテーマに学習を進めています。宇宙はいつ誕生し、どのような構造をしているのか。また、太陽や太陽系、地球はどのように誕生し、現在の姿になったのか。地球に生命が存在するのはなぜか。などの内容で学んでいます。 今回の授業は、太陽ではどのような活動が起こっているのかを知るため、太陽を観察できる望遠鏡を使い、晴れ渡った青空の下、本校4階にあるテラスに出て、実際に太陽を見ました。 写真下で見られるような太陽を見ることができ(実際は白く見えている部分が、赤くなっていました)、太陽の黒点やクラスによってはフレアを観察することができました。 自分たちが住んでいる地球のことや太陽系のみならず宇宙を知ることは、私たちがなぜ存在するのかという問いにも通じるものがあります。また、日頃見ることのできない形で、もの(今回は太陽)を見ることで今までにないイメージや発想力が生まれたりします。 生徒たちには様々な事象に興味関心をもって、日常を送ってほしいと思っています。 京都市及び西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)との取組(情報 l :1年)
1年の情報 l 授業では、「問題を解決する方法」と「解決策の考案」を学ぶために、京都市及び西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)と連携して、JR京都駅の課題解決グループワークに取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染が落ち着き、平常を取り戻した昨今、京都市でもたくさんの海外旅行客を目にするようになりました。 そんな京都市で問題となっている「オーバーツーリズム」における課題の解消に向けて、美工生のアートの力と柔軟な発想を活かした提案を行うことが狙いです。 第1回目の授業では、JR西日本の方から現在行われている様々な取り組みをご説明いただき、美工生にどんな視点で課題解決を目指してほしいかということを伝えていただきました。そして、実際にJR京都駅まで出向き、駅構内や混雑するポイントを視察させていただきました。 第2回目からは、現地視察で得られた情報を基に問題点を明確にし、解決策を練ります。 問題とは理想と現実の差です。まずは、目指すべき理想と今ある現状をしっかり把握することで、問題点を明確にします。 シンキングツールを使ってグループ全員のアイデアを発散させることで新たな視点を見つけ、それを整理、分類していくことで着目すべき問題点を明確にし、解決策の提案に繋げます。 最後にはグループで考えた解決策を京都市とJR西日本の方々にプレゼンテーションします。どんな提案が出来るのか、今から楽しみです。 人体クロッキー(1年)28日(火)の1年造形表現授業では、各クラス2班に分かれ、クラスメートをモデルに人物クロッキーを行いました。 持参したクロッキー帳に好きな画材を使って、生徒が順番にモデル役となり。輪の中央でとったポーズを素早く描いていました。(1回のポーズは7分程度で描きます) モデルになった生徒は、掃除具箱からモップや箒を使って、動きのあるポーズをとったり、椅子に座って体をねじったりと動きのあるポーズや描き易いポーズを考えていました。 クローキーは短時間で描かなくてはならないのと、よく観察しなければならないので、みな真剣に観察をし、一生懸命描いていました。 「雪舟伝説」展を鑑賞(1年)5月23日(木)の午後、1年生は造形表現の授業時に京都国立博物館へ「雪舟伝説」展を鑑賞に出かけました。 今回は、造形表現における視野を広げるため、インプットの授業として雪舟の作品が一堂に鑑賞できる展覧会に赴き、生徒それぞれが鑑賞の力を高めるものです。 本来であれば、博物館にお願いをし、レクチャーをいただいた後に鑑賞する手はずでしたが、博物館様との日程が合わず見学のみとなりました。 それでも生徒たちは、時間の許す限り食い入るように鑑賞していたり、スケッチも一生懸命にしていました。 先人の素晴らしい作品を鑑賞することは、本校の生徒にとって必要不可欠なものです。今後も自ら様々な分野の本物の作品を、積極的に鑑賞してほしいものです。 (会場は撮影禁止のため、鑑賞の様子は掲載していません) 鴨川河畔を描く (2年:洋画専攻実習 l )
洋画専攻2年生では毎年、4月から5月にかけて鴨川河畔の風景を油絵で作品制作をしています。
春の日差しの感じられる中で、生徒たちは描きたい場所に三脚を立て、油絵の具を使用してキャンパスに風景画を描いていました。生徒一人ひとり描く場所も違えば、表現方法も様々です。生徒自身が対象物から感じたイメージを、一筆一筆大事にしながら描いています。 個性豊かなすばらしい作品が完成する日を、楽しみに待ちたいと思います。 公開授業を実施中(BIKO steAmの取組)
本校では、昨年度より新しい教育活動の中核として「BIKO steAm」の取り組みを行っています。
「BIKO steAm」とは、「美」を通した横断的な学びであり、美工生の強み(美術や美に対して興味関心が強い)を生かして、多様な学び(他分野)への意欲・関心を高め、大好きな美術の力をさらに伸ばすとともに、「ソウゾウ(想像と創造)」に向かう力を育成するものです。 その教育活動を推進するため、年2回の公開授業期間を設け、教員同士が授業を相互参加し、授業後にアドバイスなどを行うことで授業改善を図っています。 春の公開授業期間は5月13日〜6月2日までとなっており、多くの先生方がその趣旨の授業を行うことになっています。 写真の授業は、2年生の倫理科目において「合理論・デカルト」をテーマとした授業で、文章読解や科学の歴史などに関連づけた内容で授業を行っている様子です。授業ではデカルトに関わる資料が3種出され、それを短時間に読込み、その内容についてペアになってディスカッションするなどの取り組みが行われていました。 ※公開授業は、外部の方(一般の方)には公開はしておりません。 パプリカをモチーフに〜色の三属性をテーマに表現する〜(1年:表現基礎 l )1年の表現基礎 l 授業では、パプリカをモチーフに、「実際の色による描写表現」「同一色相による表現」「3面分割と補色による表現」「同一トーンによる表現」の4つの条件で、アクリル絵の具を用いて色彩表現の課題を12時間の課題として行っています。 色彩の知識の定着に加え、パプリカをじっくり観察し、モチーフの良さや特徴を発見しながら、画材の特性を生かして描くことができる力を身に付ます。 生徒たちは、色彩の三属性の学習をしっかり踏まえながら、自分なりのイメージをもって美しく表現していました。 8専攻分野体験(1年:造形表現授業)
本校は8専攻を有する美術工芸科の専門高校です。専攻決定は1年次学期末に行い、2年次より一つの専攻で実習を行うことになります。
美術工芸科目の一つである「造形表現」は、2年次からの専攻分野を選択するため、入学後、1年間かけて8分野から3分野、そして2分野と絞りながら専門実習の基礎を学ぶ授業です。 現在1年生は、8分野すべての授業を2時間づつ受講し、やってみたいことや自分の適性を考えながら体験をしています。中学校での美術授業は週1〜2時間で、3年間でも3単位くらいしかないところも多く、1年生での8分野体験は非常に意義あるものとなっています。 各専攻分野では、実習の特色や本校での実習内容の説明や、簡単な作品制作を行っていました。この8専攻分野体験を踏まえながら、3専攻分野を選択することになります。 (写真は各専攻分野体験の様子) 府立植物園でスケッチ(日本画専攻)日本画専攻2年生は、ゴールデンウイーク前の授業で、府立植物園に花木の観察とスケッチに行きました。 日本画専攻では、2年次に動物をテーマに鶏の制作を、花木をテーマに植物の制作を行うカリキュラムになっています。花木の制作は、後期から始まりますが、花の写生は夏休み明けまでに各自が描きたい花を選んで写生をしておくことになっています。 今回の授業では植物園に出向き、どのような植物があるのか、今どのような花が咲いているのかなどをリサーチして、今後に備えるためのものです。 生徒たちは、これまで見たこともない花や見たことはあるが名前を知らなかった花などを再確認しながら、興味深く観察やスケッチをしていました。 高大連携授業(デザイン専攻)デザイン専攻2年生の実習 l 授業では、大阪成蹊大学より山中先生にご来校いただき、インテリアやプロダクトデザイン、建築などのお話を中心に講義をしていただきました。 脱炭素やカーボンニュートラル、アップサイクルなど、環境問題へのアプローチはこれからのデザインに欠かせない視点である、新たにものを作るとき環境負荷を最大限減らすことができればデザインのトップランナーになれる、など実際のお仕事でのご経験を交えて、これからのデザイン、デザイナーのあり方のついて具体的なお話をしていただきました。 生徒たちのレポートでは、「デザインが問題解決に重要だということを知れて、一気に身近な話題なんだと実感を持つことができた」「ワークショップでは普段捨ててしまうようなものを少しのアイデアでインテリアにできることが分かり、どんなアプローチでデザインを環境問題の解決に結びつければいいのか、具体例がわかった」など、視野の広がりを感じさせる感想ばかりでした。これから作品を制作するときや、鑑賞するときも、環境についての視点を持ち続けてほしいと思います。 |
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