最新更新日:2024/06/18 | |
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鴨川河畔を描く (2年:洋画専攻実習 l )
洋画専攻2年生では毎年、4月から5月にかけて鴨川河畔の風景を油絵で作品制作をしています。
春の日差しの感じられる中で、生徒たちは描きたい場所に三脚を立て、油絵の具を使用してキャンパスに風景画を描いていました。生徒一人ひとり描く場所も違えば、表現方法も様々です。生徒自身が対象物から感じたイメージを、一筆一筆大事にしながら描いています。 個性豊かなすばらしい作品が完成する日を、楽しみに待ちたいと思います。 公開授業を実施中(BIKO steAmの取組)
本校では、昨年度より新しい教育活動の中核として「BIKO steAm」の取り組みを行っています。
「BIKO steAm」とは、「美」を通した横断的な学びであり、美工生の強み(美術や美に対して興味関心が強い)を生かして、多様な学び(他分野)への意欲・関心を高め、大好きな美術の力をさらに伸ばすとともに、「ソウゾウ(想像と創造)」に向かう力を育成するものです。 その教育活動を推進するため、年2回の公開授業期間を設け、教員同士が授業を相互参加し、授業後にアドバイスなどを行うことで授業改善を図っています。 春の公開授業期間は5月13日〜6月2日までとなっており、多くの先生方がその趣旨の授業を行うことになっています。 写真の授業は、2年生の倫理科目において「合理論・デカルト」をテーマとした授業で、文章読解や科学の歴史などに関連づけた内容で授業を行っている様子です。授業ではデカルトに関わる資料が3種出され、それを短時間に読込み、その内容についてペアになってディスカッションするなどの取り組みが行われていました。 ※公開授業は、外部の方(一般の方)には公開はしておりません。 パプリカをモチーフに〜色の三属性をテーマに表現する〜(1年:表現基礎 l )1年の表現基礎 l 授業では、パプリカをモチーフに、「実際の色による描写表現」「同一色相による表現」「3面分割と補色による表現」「同一トーンによる表現」の4つの条件で、アクリル絵の具を用いて色彩表現の課題を12時間の課題として行っています。 色彩の知識の定着に加え、パプリカをじっくり観察し、モチーフの良さや特徴を発見しながら、画材の特性を生かして描くことができる力を身に付ます。 生徒たちは、色彩の三属性の学習をしっかり踏まえながら、自分なりのイメージをもって美しく表現していました。 8専攻分野体験(1年:造形表現授業)
本校は8専攻を有する美術工芸科の専門高校です。専攻決定は1年次学期末に行い、2年次より一つの専攻で実習を行うことになります。
美術工芸科目の一つである「造形表現」は、2年次からの専攻分野を選択するため、入学後、1年間かけて8分野から3分野、そして2分野と絞りながら専門実習の基礎を学ぶ授業です。 現在1年生は、8分野すべての授業を2時間づつ受講し、やってみたいことや自分の適性を考えながら体験をしています。中学校での美術授業は週1〜2時間で、3年間でも3単位くらいしかないところも多く、1年生での8分野体験は非常に意義あるものとなっています。 各専攻分野では、実習の特色や本校での実習内容の説明や、簡単な作品制作を行っていました。この8専攻分野体験を踏まえながら、3専攻分野を選択することになります。 (写真は各専攻分野体験の様子) 府立植物園でスケッチ(日本画専攻)日本画専攻2年生は、ゴールデンウイーク前の授業で、府立植物園に花木の観察とスケッチに行きました。 日本画専攻では、2年次に動物をテーマに鶏の制作を、花木をテーマに植物の制作を行うカリキュラムになっています。花木の制作は、後期から始まりますが、花の写生は夏休み明けまでに各自が描きたい花を選んで写生をしておくことになっています。 今回の授業では植物園に出向き、どのような植物があるのか、今どのような花が咲いているのかなどをリサーチして、今後に備えるためのものです。 生徒たちは、これまで見たこともない花や見たことはあるが名前を知らなかった花などを再確認しながら、興味深く観察やスケッチをしていました。 高大連携授業(デザイン専攻)デザイン専攻2年生の実習 l 授業では、大阪成蹊大学より山中先生にご来校いただき、インテリアやプロダクトデザイン、建築などのお話を中心に講義をしていただきました。 脱炭素やカーボンニュートラル、アップサイクルなど、環境問題へのアプローチはこれからのデザインに欠かせない視点である、新たにものを作るとき環境負荷を最大限減らすことができればデザインのトップランナーになれる、など実際のお仕事でのご経験を交えて、これからのデザイン、デザイナーのあり方のついて具体的なお話をしていただきました。 生徒たちのレポートでは、「デザインが問題解決に重要だということを知れて、一気に身近な話題なんだと実感を持つことができた」「ワークショップでは普段捨ててしまうようなものを少しのアイデアでインテリアにできることが分かり、どんなアプローチでデザインを環境問題の解決に結びつければいいのか、具体例がわかった」など、視野の広がりを感じさせる感想ばかりでした。これから作品を制作するときや、鑑賞するときも、環境についての視点を持ち続けてほしいと思います。 進路目標の実現に向けて(3年:表現演習)「表現演習」科目は、1年次「表現基礎 l 」2年次「表現基礎 ll 」で培った基礎実技力をもとに、進路志望先に応じた講座で、大学の実技試験に対応できる応用力を育成する授業です。 この科目で身につけた力は、単に大学入試のためだけではなく、将来の制作活動・表現活動につながる様々な力となります。京都市立芸術大学、国公立大学、私立大学、関東私立大学、専門学校、就職などの進路志望先に応じた5講座に分かれ、少人数で、丁寧な指導を行います。 多くの生徒は3年次になる前に、自分の進路(進学や就職)を真剣に考え、ここに至っています。本校生徒の多くは美術系大学や専門学校などに進学します。もちろん、美術系以外の進学を希望する生徒もおり、受験に向けての対応もしっかりしています。 (写真は、各講座の授業の様子です) デザイン専攻3年生が京都市会と連携授業
本校デザイン専攻の3年生が、美術工芸科専門科目である実習 ll 授業の中で、京都市会との連携授業を行っています。
連携内容は、市会を周知するポスター制作を行うというものであり、先日(19日)議場を訪問し、市会に関するレクチャーを受けました。 副議長や議員の方、事務局の方から市会の役割やお仕事の内容などをご説明頂いたあと、 質疑応答の時間には、ポスターのアイデアにつなげようと、生徒たちは積極的に自分たちの考えを伝えることができました。 これから実際にデザインをすすめていき、また中間プレゼンテーションでご意見を頂く予定です。今回の連携授業では、9月市会のポスターのデザインを予定しています。 スタディサプリの到達度テストを実施15日(月)、1・2年生はスタディサプリの到達度テストを実施しました。 これは基礎学力の到達度を測るもので、生徒のつまずきを明らかにし、一人ひとりのつまずきに合わせた課題を配信することが出きるようにするためです。 今後、効果的に学習に生かせるよう、テスト結果を元に、学び直すべき単元を優先順位をつけて示してくれます。 生徒には、学校の授業で分かりにくかったところや復讐をしたいところ、或いは自学自習をするためにスタディサプリを活用して、自分に合った学びを進めてほしいと願っています。 |
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