最新更新日:2024/09/26 | |
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リアルな身体とバーチャルな身体(1年:探究 l )先週8日(金)に、宮崎県を拠点に活動されている「んまツーポス」さんに、お越しいただき1年2組と3組の「探究 l 」で、連携授業を行いました。 「んまつーポス」を逆さから読むと「スポーツマン」。「物事を逆さから捉える」をコンセプトに、ダンスといった身体表現を中心に、発表やワークショップなど幅広い活動をされています。銅駝美工とのこれまでの関わりとしては、昨年度末に行われた1年生向けのオンライン美術研修における、1年1組(現2年生)との2日間にわたる研修授業以来となります。今回は1年生3クラスそれぞれ、夏休みを挟んで3回の授業を予定しています。1年生のみなさん、お楽しみに! 初回の授業内容としては、「んまつーポス」さんの紹介から始まり、グループに分かれ、校内や校外から場所を選び、その場所を背景に「ポーズ」を撮る。そのポーズとは、プロのダンサーたちの一瞬が切り取られた写真をもとに、普段使わない身体の動きを、練習し撮影に臨みます。 また、場所を検討し選ぶという行為を通して、グループのコミュニケーションを図ることも目的としています。同時進行で教室内では、オキュラスというゴーグル上の機器を用いて、仮想空間内に生徒自身が入り、アバター作成からスタートし、アバターと身体をリンクさせ、仮想空間でグループメンバーが集合し、全員で覚えた「ポーズ」を取って、撮影までを行いました。 リアルな身体とバーチャルな身体を行き来することで、改めて身体を見つめ直してもらうとともに、今後、VRなどの技術や環境が、日常レベルでますます浸透してくることを予想すると、今回の体験を通して、これから何ができるか、どう向き合うか、など考える機会となれば嬉しいです。 3年生コミュニケーション英語IIと漆芸のコラボレーション授業
3年生の英語の教材で「金継ぎ(きんつぎ)」が扱われていることから、本日の3年1組の英語の授業で、本校の漆芸専攻の教員である川端圭介先生から講義をしていただきました。
金継ぎ(きんつぎ)は、陶磁器の割れや欠け・ヒビなどの破損部分を漆によって接着して、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法です。実際に修復したお皿やカップを見せてもらいながら、英語で取り上げられている伝統技法について学びを深めた授業でした。 「美」を通した教科横断的な学び、「BIKO steAm」の取組の一コマでした。 表現基礎II 〜音の色彩プレゼンテーション〜
表現基礎IIの授業では、「色彩構成ー音から感じる色や形ー」というテーマで作品制作に取り組み、最終回のこの日は生徒一人ひとりがプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、 1 あなたにとって抽象とは? 2 作品のコンセプト 3 色彩・構成美・テクスチャの工夫 という3つのテーマに基づいて発表しました。 今回は、環境音・クラシック音楽・エレクトロニック音楽・ガムラン音楽という4つの音源からそれぞれが作品にしたいと思う音源を選択して制作しましたが、プレゼンテーションを通して同じ音源を選択していてもそこから感じた印象やイメージ・感情や解釈が異なることを知り、驚きやワクワクを感じながら鑑賞することが出来ました。 生徒の振り返りでは、 〇「素材(画材)の特性を研究し、それをコンセプトに沿ってどう活かせばよいかを考える力が付いた」 〇「人の目を誘導する構図の取り方についての理解が深まった。今後の制作においても、知識を活かして制作したい」 〇「ものごとを表象のみで見るのではなく、様々な要素を抽出して描き出すとはどういうことかを考えることができた」 などの言葉がありました。 一人ひとりが自分なりに課題を理解し、今後に活かそうとしていることが分かり嬉しく思います。 次課題でも絵の具を使用する予定なので、今回の取組が活用されることを期待します。 探究の授業 小川先生(6月28日)
本校3年生Fコースの総合探究の時間『探究F』では、「社会と美術のつながり」をテーマとしたキャリア教育及び探究活動を目指しています。
今回の授業では、京都精華大学マンガ学部マンガ学科小川剛先生をお招きしてご講義いただきました。コンテンツ産業の現状や、キャラクターつくりのセオリーを学びながら、生徒たちは個々に与えられたキーワードをもとに京都に関するキャラクターつくりに取り組みました。 小川先生からは講評もしていただき、生徒たちも多くの刺激を受けました。今回の体験と学びを今後の探究活動に活かしてくれることと思います。 音から感じる色や形 (2年:表現基礎 ll )表現基礎 ll では、色彩表現「音から感じる色や形」という課題に取り組んでいます。 この授業は、 ・抽象表現への興味・関心を持ち、自分なりに抽象についての理解を深めること ・絵の具や多様な道具を効果的に活用して魅力的な画面を作ること ・感じたことや考えたことをもとにコンセプトをまとめ、言語表現することをねらいとしています。 これまでの授業での抽象絵画の鑑賞や講義、感情からイメージしたテクスチャ表現などを経て、自分なりに「抽象」という言葉についての理解を深めながら作品制作に取り組んできました。 当日は、作品制作の最終日でした。各々が選んだ音源が流れる中、作品と対話をしながら制作に没頭していました。 次回の授業では、音を聞いてどんなことを感じ、なぜ作品にその要素を取り入れようと思ったのかなどを作者自らプレゼンテーションします。 作品を制作することだけで終わらず、他者に伝わるよう丁寧に言語表現することもこれから美術と関わっていく上でとても大切なことです。 一つ一つの活動に前向きに取り組み、力を付けて行ってほしいです。 6月23日 3年生「実習II」現代美術史の授業
本日の3年生の「実習II」の授業は、先週の東洋美術史に続き、「現代美術史」の講義を行いました。
今回の講師は、京都精華大学教授の吉岡恵美子先生です。 近代美術から現代美術へという流れを意識するところから授業が始まり、現代美術に関わる様々なお話を聞かせていただきました。 キャリア教育活動 (3年:探究F)本校アートフロンティアコース3年生の総合探究の時間「探究F」においては,「社会と美術のつながり」をテーマとしたキャリア教育及び探究活動を目指しています。 今回の授業では,大阪成蹊大学芸術学部糸曽賢志先生をお招きし,先生の幼少期のお話からアニメ業界の最前線に至るまで幅広くご講義いただきました。 その中で,特に,「なぜ?」と疑問を持つこと,一度決めたら「ゴール」をずらさないことの重要性を伝えてくださいました。 生徒たちは,今回の学びを糧に自らの将来や社会の未来を考えて行くことと思います。 6月17日 3年生「実習II」東洋美術史の授業
今回の「実習II」の授業は、京都精華大学教授である山名伸生先生を外部講師としてお迎えし、東洋美術史の講義をしていただくという内容でした。
中国の地理的・歴史的な背景を紹介しながらの東洋美術史のお話はたいへん興味深いものでしたし、実際の掛け軸の絵画を持参してくださいましたので、生徒たちは間近で鑑賞する貴重な経験もできた授業でした。 3専攻分野を体験する−3−(1年・造形表現)現在1年生の造形表現授業では,2年次に専攻選択をするために,8専攻の中から3分野に絞って専門実習授業を体験しています。 【漆芸専攻】(写真上) 漆芸専攻では,銘々皿の木地に,伝統技法のひとつである研ぎ出し技法を用いて作品制作をしています。漆芸では,各工程をよく理解し,作業を進めていかなければ作品が完成をしません。 デザイン画をもとにカシューを接着剤代わりにしながら,貝殻の粉や色の粉による加飾を施し,研ぎ出して模様を出していきます。 完成したのち,プレゼンテーションや鑑賞レポートなどの提出で,漆芸専攻の3分野体験が終了となります。 【デザイン専攻】(写真中) デザイン専攻では,書体見本帳のためのイラストレーションの課題を行っています。この課題で「目的に応じたイラストレーション」「書体」を学びます。 書体の歴史や意味などを調査した後,各自が一つの書体を決め,その書体の美しさや本質を見出した上でイメージを膨らませ,デザインを考えて制作し,最後は全員の作品を一冊の見本帳としてまとめて配布することになります。 制作を通して,デザインとは常に「目的」があることを認識し,なぜこのデザインなのかという裏付けのもとでイメージを膨らませ,根拠を持つことを学びます。 【ファッションアート専攻】(写真下) ファッションアート専攻では,創作トートバッグの制作を行っています。 機能や条件を考慮に入れながら,デザインの効果や美しさを整理し,コラージュの効果を理解しながら創造的に構想を練ったうえで,実際に制作に入ります。 本体の制作時には,縫製の基本的な手順を理解し,道具を適切に用いながら美しい仕上がりとなるように創意工夫しながら制作をしています。 完成したのち,同講座の生徒に向けてプレゼンテーションを行い,お互いの作品を鑑賞し合うことになっています。 色の三属性をテーマに表現する (1年:表現基礎 l )6月17日(金)1年生表現基礎 l の授業では,「パプリカをモチーフに〜色の三属性をテーマに表現する〜」という課題に取り組んでおり,当日は制作の最終日でした。 これまで学んだ「色相」「明度」「彩度」「トーン」の知識を駆使し,絵の具を混ぜて自分の思い通りの色を作成し,課題条件のもと4つの表情のパプリカを表現しました。 色とりどりのパプリカは,1年生のフレッシュな感性を表しているかのようです。 前に貼りだして相互鑑賞している際,他の生徒の作品を見て「どうやって描いてるん?」と興味深々。何よりも経験です。いっぱい描いて,見せ合ってください。今後もお互いに刺激しあってほしいと思います。 豊かな色彩表現をするためには,色の知識は欠かせません。しっかり今後に活かしましょう。 |
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