最新更新日:2024/05/30 | |
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東洋美術史を学ぶ!(3年・実習2授業)本日,3年の実習2授業において,京都精華大学より先生をお招きし,東洋美術史の講義をしていただきました。 生徒たちにとって,日本美術史や西洋美術史についての知識は,これまでの学習で多く学んできましたが,東洋美術史はあまり触れてこなかった分野でもあり,その概要を始めて詳しく知る機会となりました。 今回の講義では,中国の宋代の山水画の解釈を中心に,読み解いて解説をしていただきました。 山水画は,大地・水を表わし,宇宙の構造を永遠のものとして捉え,中国の壮大な歴史や自然から生まれた思想により描かれたものです。 また,特別に原寸大の山水作品4点をお借りし,会場で鑑賞もさせていただき,複製とはいえど現代のデジタル技術を駆使した精巧な作品から筆遣いや墨の濃淡,緻密な描写など,生徒たちは多くのことを感じ取っていました。 本授業を通してより作品への理解が深まり鑑賞力が高められることを期待したいと思います。 造形表現「先生による座談会」を実施(1年・造形表現授業)5人の先生から幼少期から現在に至る人生の中で、美術を志したきっかけやその中で学んだこと、生徒たちに伝えたいことなどについてスライドを使いながら話をしました。 本校を卒業された先生や普通科高校から芸大・美大に進学された先生、大学卒業後すぐに先生になられた方や、一度社会人として企業に勤めてから教員になられた先生など経歴は様々で、美術を目指すにもいろんな道があることに気づきがあったようです。 事後の生徒アンケートでは、「大学のことを考えて専攻を選ぶべきか、今やってみたいこと、挑戦してみたいことをやるべきかすごく悩んでいたけれど、先生方のお話を聞いて、今自分がやりたいことをやろうと決意することができた。」「先生の話を聞いて、それぞれの違った内容の話がある中でも、どの先生も将来を恐れることなく過ごしてきたのだということが共通して言えるのではないかと感じました。 自分の将来は、今回の専攻選択で全てが決まるわけではなく、大学になってから違う分野で活動することもできれば、大学と卒業後の仕事が全く別のことになることも考えられると思うので、簡単にとは言えないけれど、自分の思う興味のある分野を決めていきたいと思いました。」などの感想を持ったようです。 本日の座談会の内容をしっかりと受け止め、考えて3分野選択をしてくることを期待しています。 ネット安心アドバイザーによる体験型授業を実施(1年・社会と情報授業)生徒たちは、SNSに投稿した写真や文章からどのように個人情報が漏れるのかを専用端末を用いて疑似体験し、振り返りシートにも熱心に取り組んでいました。 この授業で学んだことを活かし、ネットトラブルに巻き込まれることなく、安全で適切なネット利用に努めてくれることを期待します。 ネット安心アドバイザーと京都府警察サイバー犯罪対策課の担当者様には、ご指導いただきありがとうございました。 キャリアアップのための実習体験(3年AFコース・実習A)〜その2〜「クラフト工芸」講座では,さまざまなクラフト工芸の中から,金属工芸・バーナーワークなどの手法を中心に,それらの技法を活かしたアクセサリーなどの小物作品作りをします。 「テキスタイルアート」では,シルクスクリーン・糊防染による型染などを学びます。どちらの技法も,紙や布など様々な素材に・同じ柄を複数回・様々な顔料・染料でえがけることが特徴です。 この特徴を生かし、色々なサンプル・小作品を制作します。 (写真上:クラフト工芸講座 写真下:テキスタイルアート講座) キャリアアップのための実習体験(3年AFコース・実習A)〜その1〜
≪様々な分野の実習体験≫
3年アートフロンティアコースでは,2年次から選択した専攻分野ではない実習体験を,将来のキャリアアップの観点から選択し履修できる「実習A(前期)・実習B(後期」を設置しています。 前期の開講講座は,「アニメーション」「マンガ創作」「クラフト工芸」「テキスタイルアート」の4講座です。 「アニメーション」講座では,アニメーションの基礎をドローイングアニメの実習を通して学び体験します。 課題ごとに自身で描いたアニメーションをコマ撮りし動画で課題を発表します。 この講座では主にディズニーやピクサーなどに代表される「キャラクターアニメーションの基本」を学びます。 「マンガ創作」では,アナログからデジタルまでの画材を用いてマンガ・イラストを制作します。 業界で有用するテクニックやノウハウを学びながら、最終的には合同作品集を作る予定です。 (写真上:アニメーション講座 写真下:マンガ創作講座) 色の三属性をテーマに表現する (1年・表現基礎1授業)「色の三属性をテーマに表現する〜パプリカの色彩構成〜」 表現基礎1では,これまでの授業で「色の三属性」や「トーン」について多様な方法で学んできました。 今回はその学習をふまえ,パプリカをモチーフとした色彩表現に取り組みます。 まずは,モチーフをよく観察してつかんだ構造や特徴,色味を,アクリルガッシュを用いて表現することに挑戦しました。 自分が見つけた色を混色で表現することは難しく,そっくりな色を作ったつもりでも意外と違うことに苦戦している生徒が多数いました。 今後は,同一色相・補色・同一トーンでの表現に取り組み,最終的には4種類の配色でのパプリカが仕上がる予定です。 只今,制作中!〜その3〜 (3年・専攻実習)ホームページをご覧いただいている皆さん、ぜひ高校生たちの作品が一堂に展示される美工作品展を、ぜひ楽しみにしておいてください。 (写真上:デザイン専攻 下:ファッションアート専攻) 只今,制作中!〜その2〜 (3年・専攻実習)どの専攻でも、生徒たちは目を輝かせて製作に取り組んでいます。 (写真上:漆芸専攻 中:陶芸専攻 下:染織専攻) 只今,制作中!〜その1〜 (3年・専攻実習)4月から秋の美工作品展へ出品する作品制作をしている専攻や、作品制作のための下準備やスキルアップなどをしている専攻があります。 美工作品展は、10月に京都市京セラ美術館本館2階全展示室で開催予定です。 今後とも、専攻実習の様子をご紹介させていただきます。 (写真上:日本画専攻 中:洋画専攻 下:彫刻専攻) 現代美術とは何?(3年・実習2)
実習2の授業内において京都精華大学より講師の先生をお招きし、現代美術史の講義をしていただきました。
各専攻での専門実習を深めていくためには、美術の歴史の知識は必要不可欠なものです。 今回は、洋画・漆芸・染織・陶芸の4専攻の3年生を対象に、現代美術を読み解くキーワードとして価値・身体・時代・現代の工学など様々な視点や作品の変化を年代順にわかりやすく解説していただきました。 生徒たちは熱心に聴き入り、紹介された作品やそれぞれが感じとった言葉や文脈を拾い上げ、メモを取り最後は自身の感想としてまとめ上げていました。 今後も感染対策に留意しながら来週も同じく現代美術史の講義を、月末には東洋美術史の講義を行う予定です。 |
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