最新更新日:2024/09/13 | |
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1年間ありがとうございました
1年間ありがとうございました。校長に就任して1年どうなることかと思いましたが、なんとか無事に次年度につながることができました。教職員スタッフをはじめ保護者や関係の方々、そして生徒達のおかげであると深く感謝しております。特に、3年生が堂々と胸を張って卒業できたこと、一人一人に直接卒業証書を手渡せたことが何よりうれしく思っております。1、2年生もしっかりと「洛風をよりよくする会」を引き継ぎ、先日も募金活動をがんばってくれました。異動される先生方がおられることは、さびしいことですが、また洛風に新たな風が吹いていくことを期待しております。
また、遅くなりましたが、後期の学校評価アンケートのまとめを配付文書の欄に掲載しておりますのでご覧ください。今後も皆様の声をいかしながら、よりよい洛風中学校にしていきたいと思っています。ありがとうございました。 卒業制作素敵なプレートありがとう
昨日洛風を巣立っていった3年生が卒業制作で素晴らしい作品を残してくれました。昨年までの3年間で、校歌の木彫ボードが完成し、今年は何を残してくれるだろうかと楽しみにしていました。洛風の温かな雰囲気を醸し出してくれている、木材を使って、「各部屋のネームプレート」をつくってくれました。
ウイングごとにアイデアを出しあって、それぞれの部屋の特徴をうまく表現してくれています。校長室は「ウエルカメ?」にちなんで亀のデザイン。保健室は包帯と絆創膏。凪は風。パズルの作品が飾られている楓はパズルのピースなど、とても心がこもった作品です。 この作品の作業中に協力している3年生の姿に、とても成長した姿が感じられました。作業を見て回っていると、「校長先生も校長室の文字を塗ってください」とか声をかけてくれました。そんなふうに声を掛け合って、仲間とともにがんばることができる3年生はきっと、昨日校長が式辞で伝えた3つの約束「人の役に立つことを喜びに感じること」「人の痛みがわかること」「人に期待できること」をこれからも大切に実践していってくれる信じています。 素敵な作品、素晴らしい伝統を、そして思い出を残してくれてありがとう! 開校6年、あらためて感じる子どもたちの成長
本校が平成16年10月に開校して、6年年目を迎えました。今年の創立記念行事で、初代の校長先生と平成17年度の卒業生をお迎えして、対談をしていただきました。
洛風での先生や仲間との出会いの中で、成長していった卒業生の経験や様々なエピソードを交え楽しく聞かせていただきました。 「やっぱり一番に印象に残っている言葉は「出会いを大切にすること」という言葉がすごく心に残りました。今日の話を聞いて僕はなんとなく前より洛風のことが好きになりました。いろいろ話を聞いて洛風の歴史的なことも感じ取れたし、すごくあったかな気持ちになれました。 ひとりひとりが一歩一歩進めることができたり、一人だけ仲間はずれにならないような学校だと思いました。 進路などで、こうじゃないとダメなんだと思っているところもありましたが、今回のお話を聞いて色々な道があるんだなと思えました。 話を聞いていて、そういう生き方もあるんだなぁと思いました。自分には自分なりの生き方が。みんなが同じ生き方ではない、自分のことは自分で決める。私もがんばろう、そう思えました。友達がいっぱいできるといいな。」 などの感想がありました。その心からわき出てくる正直な言葉に、生徒たちも勇気づけられたり、考えさせられたりしたと思います。 何より、卒業生との再会で感じることは、その時々に「人とつながることができる力」を少しずつ身につけていけば、自分にあった生き方を見つけることができるんだということです。 先日行われた本校の「秋パーティー」でも3年生のがんばる姿に、学校行事の持つ力の大切さをあらためて感じました。3年生が毎年テーマを決めて学習発表のようにビデオ映像やクイズ形式など工夫してパフォーマンスをします。また、修学旅行で体験したお菓子作りで1・2年生をもてなします。そのように先輩から後輩へ受け継がれていく、行事を通しての体験で育っていくことの意味は大きいものがあります。今年もしっかりと1・2年生をリードし、堂々と合唱やパフォーマンスをする3年生の姿に感動するとともに、行事を積み重ね伝統を守っていく大切さを実感しました。 芸術の秋…児童・生徒作品展にて
京都市美術館で開催されていた「平成22年度京都市幼児・児童・生徒作品展姉妹都市交換作品展」を観に行ってきました。
どの作品もさすがと唸ってしまうような力作です。特に中学校の作品が、毎年のことですが工夫がなされていることが印象的でした。少ない授業時間の中で指導される美術の先生方のご苦労に頭のさがる思いです。また、家族連れで見に来られ、お子さんの作品の前で記念の写真を撮られている風景はいつ見ても微笑ましいものです。子どもたちが、何もないところから、自分の力で創造し、自分の手で形にしていく時間を共有できることはとても素晴らしいことですね。芸術を楽しむ時間を持つことができることは、心を豊かにしてくれますね。 本校の生徒の作品がポスターやチラシに載せていただいたことも光栄でした。本校では、美術や音楽に興味を持っている生徒はこれまでにも多くいたように思います。自分の五感で、感じ取ることが、生身の体験となって生徒に力を与えてくれているようです。本校独自の創造工房やヒューマン・タイム、風夢風夢(総合的な学習の時間)はとても大切な時間です。自分の力で創造し、自分の手で形にしていく「体験」をこれからも大事にしていきたいものです。 でんでん虫、カタツムリ・・・
今日の朝、生徒たちを出迎えていると、苺の葉にカタツムリを見つけました。とても久しぶりな感じで、思わず「ご無沙汰です」という気持ちになりました。
生徒たちに見せようと、あじさいの葉に移し替え、見せて回りました。中には、「いあや〜」という悲鳴もありましたが、「こんな大きなカタツムリは見たことがない」という生徒が多かったように思います。 先日、本校の若い先生方に「シオカラトンボ」を知ってますかと聞いたところ、おいしそうですねという先生もおり、知らない先生が多く、なんか寂しいような気持ちになりました。 昔は当たり前のことが、今はそうではないことが増えていますね。つぶやきです。 お山の杉の子 花背からやってきました。
先日の花背山の家わくわくドキドキオリエンテーション合宿で、花背製材所を訪れたときに、杉の苗木をいただきました。頭の先の黄緑色部分が今年の新緑だそうです。樹齢百年以上の大きな木も、そのてっぺんの先は同じく新緑なのだと教えていただきました。山の木々も、陽の当たり方や風向きなどによって一本一本みんな違っています。製材所の前に訪れた北山クラフトの方からも、苦労して成長した木の方が面白い木目が出て、味わい深いものに仕上がると教えていただきました。一本一本、一人一人みんな違っていいのですね。困ったことを一つ一つ乗り越える度に、人も味わい深くなっていきますね。
子どもたちと一緒に大切に「杉の子」を持って帰りました。 「洛風の誓い」と憲法月間(2)
平和とは「どんな物でも分けあう」そして、平和の反対は「ほしい物があったら、とりあう、とりあげる」…これは、憲法学習の時に投げかけた私の問いに対する、ある生徒の答えです。私は率直に凄いなと思いました。短いけど、深く考えている言葉だと思います。
他の生徒も平和のイメージは「安心してねてられるような」「家族のような」、そして「笑顔・笑っていられる」という答えが多かったです。 また、平和の反対のイメージは、「怒り・悲しみ・孤独」「自分勝手な行動・自分のことばかり考えて、人を傷つけてしまう」ことだというふうな答えが多かったです。 特に本校の生徒は「安心して、笑顔で過ごしたい」という思いが強いように思います。 平和・安心の有り難さを身をもって体験しているからかもしれません。 そのような気持ちを、今年一年大切にしたいことを一人一人が標語としてポスターに表現しました。今年一年みんなで「洛風の誓いともに大切にしていきたいと思います。 「洛風の誓い」と憲法月間 (1)さて、今月は憲法月間です。本日の4限、ヒューマン・タイムの時間に生徒たちと一緒に「日本国憲法」について考える時間がありました。 日本国憲法前文には、 「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。そして、いずれの国も自分の国のことだけを考えて他の国を無視するようなことがあってはならないと思う。日本国民は、世界の恒久の平和を念願して、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。日本国民は国の名誉にかけ、全力をあげて、この崇高な理想と目的を達成することを誓います。」 と述べられています。 一番の願いは「平和」です。だれもが、安心、安全に暮らしたという当たり前の、しかし一番大切なことが宣言されています。 本校にも、「だれもが心地よい風を感じて、安心、安全に暮らせるように」という思いからできた「洛風の誓い」があります。平成16年の開校当時、落ち着かない状況で不安や混乱の時を経て、平成17年度に生徒の代表による「洛風をよりよくする会」がつくられました。自分たちの学校生活を少しでも「よりよくしたい」という思いで「よりよくする会」が中心になって、マナーやルールを確かめていきました。 そして、平成18年度の卒業生が「洛風の誓い」を残してくれました。そこには、本校に転入学してきて、安心に安全に学校生活を送りたい、お互いを尊重して、一人一人の可能性を最大限に伸ばしていきたい。未来に向かっての希望の言葉が詰まっています。 いわば、「洛風の誓い」は本校の憲法にあたるといえます。 生徒たちが自分たちのでつくりあげた「洛風の誓い」は校歌、校章とならんで本校の誇りです。 本日の憲法学習でも「洛風の誓い」と日本国憲法の前文を見比べながら、今、自分たちができること、大切にしたいことは何かを考えました。 子どもたちは「未来への希望」です。学校が子どもたちにとって安心、安全な居場所になるように、子どもたちの希望が未来へつながっていくように、私たち大人自身がしなければならないことは何か、考える月間でもありますね。 『洛風の誓い』 1. 目 的 洛風中学校が開校してから,わたしたちは洛風中学校のあるべき姿を探り,よりよくするための工夫と努力を積み重ねてきました。 そして,今確実にその成果を感じることができます。今も安心と安全を感じながら,学校生活を送っています。 でも,1つ1つの大切な出来事のなかで,わたしたちが気づき,みんなとともに納得して確かめてきたこと,忘れてはいけないことがありました。 そんな1つ1つのことを,これからの後輩たちのために,まとめ上げて,伝えていくことが,私たち3年生が卒業までにやり遂げておきたいことでした。 学校行事や取組,授業や休憩時間,そして学校生活に関わるすべてにおいて,わたしたちが大切にしてきたことやがんばってきたこと・・・。 その1つ1つの大切なかけらを,今,私たちは,「ともに洛風に集いしもの」の「誓いのことば」として,これまでの工夫と知恵をまとめました。 2. 誓 い それは,ともに洛風に集いしものの誓いのことばです。 ☆1 わたしたちは,1日1日を大切に楽しくおだやかに学校生活を過ごします。 この洛風中学校には,いろんな学校から仲間が集まってきています。だれもが学校生活を不安やよけいな心配なく,楽しく平和に過ごせることを大事にし ます。そのときそのときを「一期一会」という意味をこめて,出会えたことに特別な意味を感じながら,学校生活を送ります。 ☆2 わたしたちは,人を傷つける言動はしません。 人を悲しませたり,傷つけたりするのは,それを見ている他の人も悲しむと思います。「悲しむより喜びたい」からです。 ☆3 わたしたちは,人とお話をして,いいところをたくさん見つけます。 あいさつやお話をして,コミュニケーションをとって,親睦を深めます。 ☆4 わたしたちは,自分の行動に責任を持ちます。 何気ない一つの行動でも,人は悲しみを感じることがあります。だから,わたしたちは自分たちの行動に責任をもちます。 ☆5 わたしたちは,優しさや思いやりをもって,助け合います。 相手の気持ちを考えて,一緒にいて楽しい仲間,苦しみも悲しみも分かち合える仲間 になります。 初心を大切に
ごあいさつ
京都市立洛風中学校 校長 須崎 貫 今年度から洛風中学校の校長に就任いたしました須崎 貫です。 平成16年度開校以来教頭として洛風中学校に勤めて参りましたが、 この度小田正明前校長の後任として校長に昇任させていただくことにな りました。前任同様ご厚誼賜りますようお願いいたします。 これまで、河内正明元校長をはじめ多くの教職員スタッフや生徒、保護者、 様々な分野の方々に支えられて築かれてきた洛風の「風」(文化)を受け 継ぎ誠心誠意頑張っていきたいと思っております。 また、今年度よりお迎えした本多直樹教頭は、かつて不登校児童生徒を対象 とした「山のおじさん」事業で、信州へのスキー合宿にスタッフとして共に活動 したご縁があり、大変心強く思っております。 開校当時の「初心」そして校長としての「初心」を忘れず本多教頭を初め全 教職員スタッフと力を合わせて洛風によりよい風を吹かせていきたいと思っ ています。よろしくお願いいたします。 平成22年度 重点目標 1.不登校を経験した生徒のためのよりよい学校づくりに向け、互いに支え合え る体制づくりを推進する。 ◇教職員スタッフは、みんなで支え合うチームワークを軸に、常に互いの思いを 汲み取り、生徒へのきめの細かい指導に役立てる。 ◇育ち、学び合う環境をよりよく保てるよう、教職員スタッフ自らが安心できる 言葉(温かく・毅然とした)のコミュニケーションを実践するとともに、生徒の 言語活動 の充実を図る。 ◇保護者と支え合い互いに連携を深めるとともに、よりよい学校づくりのために、 学校評価を活用する。 2.「豊かな心」と「健やかな体」を養う取組を推進する。 ◇心と体の健康の維持、増進に取り組み、安心できる学校生活の充実を図る。 ◇正しい食事や運動・睡眠など調和のとれた生活習慣の確立を図る。 ◇正しい情報モラルを身につける学習を推進する。 3.基礎学力の充実を図り、進路展望を確かなものにする取組を推進する。 ◇「学力向上チーム」の取組(学力向上プランの作成など)を進め、身につけさせ たい力、学習の「めあて」を明確に伝え合い、学ぶ手だての工夫を共有できる 協心的な「学び」を推進する。 ◇日々の学習指導及び評価や「学力定着テスト」「学習確認プログラム」等を活 かして、生徒の学力の実態を把握し、身につけさせるべき基礎学力の定着を 図る。 ◇家庭学習の習慣化を図る。 |
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