最新更新日:2024/07/01 | |
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師走を迎えて…紅葉を愛でつつ
“この旅は幣(ぬさ)も取り敢えず手向山(たむけやま)紅葉の錦神のまにまに”
と菅原道真公が詠まれました。手向山の道祖神よ,このもみじ葉の美しさを御心のままにお収めください…との歌です。手向山は京都と奈良の途中にあった山のようです。 今年は11月初旬の朝夕の冷え込みで紅葉も急に美しさを増しました。泉涌寺道界隈の「もみじまつり」も終わり,師走を迎えました。京都の町もこれから年末に向けて日々慌ただしさが増していきます。子どもたちも大人も交通事故にあわないように,十分気をつけなければなりません。今一度,交通ルールを守ること,周りに十分注意を払うよう,注意を呼びかけていきたいと思います。 12月10日は「世界人権デー」です。 「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。」 これは世界人権宣言第1条の条文です。「世界人権宣言」は第二次世界大戦が終結して間もない1948年12月10日に開かれた国連総会で世界における自由と正義及び平和を願い,すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っていることを訴えて採択されました。この「世界人権宣言」を記念し,毎年12月10日を「世界人権デー」と定め,世界中で人権を考える取組がされます。 学校でもすべての学年でさまざまな人権について考える授業が始まろうとしています。西学舎では今年はゲストティーチャーを招き,障害者問題についてどの学年も考えます。東学舎では世界人権宣言を受けて学年ごとに同和問題や外国人教育,総合育成支援教育などのテーマに沿った学習を行います。 PTAも12月3日(土)に東山区の東山開睛館,日吉ケ丘高校,東山総合支援学校とともに街頭人権啓発活動を行います。午前11時過ぎから東福寺駅周辺で人権啓発グッズを配布し,人権尊重の大切さをアピールします。このように人権を考える様々な取組が行われる12月を京都市は「人権月間」としています。ご家庭でも命や人と人との繋がりについて考える機会をもっていただければと思います。 |
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