最新更新日:2024/09/26 | |
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土曜参観&研修旅行の東山泉流「変革」
5月21日(土)の土曜参観では,東・西学舎を合せて約900名の保護者,地域の皆様に参観して頂くことができました。私(校長)自身もさることながら,今の学校の授業の進め方が以前に比べてずいぶん変わってきたと感じられたのではないでしょうか。
学校教育を通してよりよい社会を創ることを目標に,社会と連携しながら必要な知識や能力を育む実践(社会に開かれた教育課程)と,子どもたちの深い学び,対話的な学び,そして主体的な学び(アクティブ・ラーニング)を意識した授業づくりがすでに始まっていて,本校の授業からも感じてもらえれば幸いです。 当日ご回答いただいたアンケートからも,「読解・思考・表現」「グループ活動」が授業に取り入れられているとの回答が東西学舎とも80%〜90%と高い評価を得ました。また,「わかりやすい授業」「楽しく登校」も同様に高い数字が見られました。2年後に特別な教科となる「道徳」についても,考えや意見交流の場となりよいとのコメントもいただきました。但し,期待いただく授業内容との違い,二つの学び舎の連携等の課題のご指摘も戴いています。アンケート結果は学校運営協議会でも示してHP等に載せたいと思います。 9年生では,今年から東京を訪れる研修旅行になりました。新たな東山泉研修旅行を創生してくれることに期待を寄せて68名の9年生全員参加のもと,5月15日に京都を出発しました。方面変更の理由として,2020年のオリンピック・パラリンピック開催が決定した首都東京の,刻々と変っていく街並みを実際に見て確かめること,また国際都市としての機能の一面を体感することにあります。東京駅に着いた直後から約5時間をグループごとに立てた探究テーマに沿って都内を少人数で見聞し,千葉県の舞浜駅まで行動しました。 もう一つは,9年生が開校時の7年生から学年テーマとして「夢創」で取り組んできた“ホスピタリティ(おもてなし)”にあります。二日目の午前は東京ディズニーランド(TDL)を経営されるオリエンタルランドで働いておられる方々(キャスト)から,TDL流のおもてなしを学んで,そして午後からはゲストとしてもTDLを楽しみました。 最終日はギリシャ,アイルランド,デンマーク,オーストリア,ジャマイカの5か国の大使館を子どもたち自身で訪問し,わが町京都,そして東山の英語での紹介プレゼンテーションに挑戦しました。おそらく緊張もしたことでしょうが貴重な体験をしたと思います。 しかし,これで今まで追究してきたテーマの学習が完結したわけではありません。卒業までに今回の取組と経験を今後に繋げる探究活動をしてくれると思っています。本校では敢えて修学旅行と呼ばずに,研修旅行と名付けたことには理由があります。それは,子どもたち一人一人が,その旅行に研究テーマをもって臨むことに関係します。旅行での見聞を通して知り得た情報や知識や経験は,京都に帰ってからそれぞれの研究に生かします。つまり,“学を修める(身につける)”だけではなく,“修めた(身につけた)ことを研いでいく”ことを目的としているからです。 |
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