最新更新日:2024/09/20 | |
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卒業証書授与式〜式辞より〜
東山泉3期生68名の9年生の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。
3年前,開校した4月に皆さんは6年生と一緒に3つの小学校から,東学舎に入学してきました。小中一貫教育校として船出した東山泉小中学校で7年生から中学校課程3年間を学んだ第1期生が今日の卒業生だということができます。 皆さんの先輩は月輪中学校を経験した先輩でした。彼らは新たに迎える6年生を,また,西学舎の5年生までの子どもたちも同じ学校の仲間になることをはじめ,今までの中学校を小学校と繋いで,どう新しい小中学校していくのか,新しい伝統づくり,いわば新しい学校の基礎づくりを意識してくれていました。 その土台の上に立って,皆さんは3年間で東山泉の“かたち”を創り,後輩に繋いでくれました。。「夢創」での学びを東京での研修旅行で実践したこともその具体の一つです。東山区活性化プロジェクトでの取組や,東山区の良さを英語で発信した東京での大使館訪問は貴重な体験になりました。グローバル化を意識した学びが生んだ発想だと思います。 文化祭では研修旅行での学びを「友情物語」という学年劇に表してくれました。“〜卒業(わかれ)の日に笑えるために〜”という副題が付いていました。今日,みんなでぜひ,それを遂げて下さい。 今日で9年間の義務教育が修了します。義務教育は7歳から15歳までの人生の早い段階での通過期間です。東山泉での学びは今日で終わります。この先は高等学校や大学など,まだまだ学ぶ営みは続きますが,将来,社会というフィールドに出た時,つまり,学校という囲まれた環境から離れても,それまでの学びを生かして常に自分を高めていく人になって下さい。皆さんが30歳,40歳になり,社会人として活躍する時代には,おそらく,今ある職業の多くがなくなったり,形を変えたり,また,今はまだない新しい職業が生まれているでしょう。28年後の2045年,皆さんが43歳の年に,人工知能が人類を超えるともいわれています。そんなことも意識をして,新たなステージに力強く一歩を踏み出しましょう。 東山泉に集った仲間と共に,これからも学び続けていく卒業生の皆さんの洋々たる前途を祝福し式辞といたします。 平成29年3月15日 京都市立東山泉小中学校 校長 村岡 徹 |
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