最新更新日:2024/06/21 | |
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5年生 巣立ちの式
式辞
本日、開校より九回目の 東山泉小中学校 西学舎「巣立ちの式」を開催するにあたり、早朝より、ご来賓、保護者の皆様にご臨席を賜り、高いところからではございますが、心よりお礼申し上げます。有難うございます。また、限定された開催を無事挙行できるようにPTA本部・運営の皆様に、日ごろの消毒活動に加えて、本日も受付や消毒にご協力いただき誠にありがとうございます。いろいろな方々の支えによって挙行できることに、感謝しております。 東山泉小中学校西学舎を巣立つ94名のみなさん、無事この日を迎えられたこと、本当におめでとうございます。東山泉は、5・4制施設併用型をとっていますから、5年生がこの西学舎の最高学年としてリーダーの役割を果たしてくれました。その頑張りを西学舎のみんなで讃えるのが、この「巣立ちの式」で、東山泉にしかない式です。本来、みんなで讃える中には、1年から4年までの在校生も含まれるのですが、今回はリモートという形になりましたが、教室で皆さんの立派な姿を見てくれています。 新型コロナウイルスの感染拡大により、本来なら3年生から校外学習が始まるところ、みなさんが東山泉に入学して初めて行った校外学習が、この9月に行った「花背山の家宿泊学習」でした。校長先生もみなさんと一緒に花背山の家に行きましたが、みなさんの本当にうれしそうな笑顔が忘れられません。山の中のハイキング、野外炊事、夜のキャンプファイヤー、本当にみんなで楽しめました。5年生の学年目標は「Rank up!〜挑戦・協力・感謝〜」です。校長先生はこの5年生の学年目標が大好きです。たった1泊2日の花背山の家での宿泊学習でしたが、みなさんが目標に向かって、協力し、そして友達に先生に保護者の方に感謝できる素晴らしい体験になりました。こういう経験をしたからか、5年生の後半はどんどん学年がいい雰囲気になっていきました。その成長を一番実感されていたのは5年生の先生方だと思います。 校長先生は、みなさんがどのように成長したかを、つい先日、5年生の学年の先生方にたずねました。先生方の言葉を紹介します。 ・何事も恐れずに多くことに対して積極的に挑戦することができました。 ・委員会活動や1年生に掃除を教える活動を通して、リーダーとしてがんばろうとする姿が見られました。 ・自分だけではなく、みんなのために周りをみて動くことが徐々にできるようになりました。 ・一人ひとりがバラバラではなく、5年生としての一体感をもち、みんなで協力している場面が見られるようになりました。 みなさんは、確実に成長しています。5年生の先生方も、みなさんの成長を実感しています。そして、その成長を本当に喜び、頼もしさを感じています。 4月からは、この西学舎を離れ、東学舎に進みます。標準服に身を包み、新たなステージへと進むとき、とまどいや不安もあるかもしれません。しかし、みなさん安心してください。みなさんを温かく迎えてくれる上級生がいます。2月の終わりに8年生から東学舎についての説明があったと思います。8年生は初めて東学舎に来て緊張してるであろうみなさんに、優しく丁寧にいろんなことを教えてくれたと思います。そして何より5年生の学年目標「Rank up!〜挑戦・協力・感謝〜」を成し遂げたみなさんなら、きっと東学舎でよりランクアップして成長してくれることを期待しています。 さて、次に、保護者の皆様にお祝い申し上げます。お子たちの西学舎での成長を見守っていただき、ありがとうございました。本校は五・四制のため、一足早い中学校的な生活を送ることになりますが、前期課程の担任制、西学舎から配送される給食など、なだらかな段差を設けて後期課程へと進むシステムになっております。西学舎の教職員とも連携し、東学舎でも子どもたちを温かく見守り成長を促していきたいと思っております。思春期に入っていくお子たちではありますが、学校、保護者がいっしょになって子育てに携われるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。 最後になりましたが、本日ご来賓の学校運営協議会 会長 石井良之様。PTA会長中山良子様には、公私ともご多忙の中、ご臨席を賜わり、誠にありがとうございます。おとつい、開校以来、この東山泉で初めて九年間を過ごした9年生が卒業していきました。この5年生も同様に、東学舎で送る四年間を地域、PTAのお立場からご支援していただければ幸いです。 「泉のごとく人材を輩出するとともに、子どもたちの心の憩いとなる学校になって欲しいという願いを込めて選ばれた校名、東山泉」この開校時の願いを、この子たちが実現してくれることを期待し、本日の式辞といたします。 令和五年三月十七日 京都市立東山泉小中学校 校長 岩田 智典 |
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