最新更新日:2024/05/31 | |
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ごあいさつ
ごあいさつ
本日、4月1日、古より文化の薫り高いここ東山の地に、京都市で八校目の総合支援学校として、東山総合支援学校を開校させていただく運びとなりました。初代校長としての職責を重く受け止め、身の引き締まる思いでいます。まずは、開校に際しまして、本校を暖かく受け入れてくださり支えていただいております、修道自治連合会、東山区社会福祉協議会をはじめとする地域の皆様をはじめ、関係の皆様に厚くお礼を申し上げます。 本校は、高等部職業学科を設置する総合支援学校です。生徒全員が卒業後に就労することを目指して、働く知識、技能、態度を学び、自身の品格を磨く学校であり、「地域総合科」という学科名が示すように、地域で学んだり、地域の方と共に活動したり、地域に貢献させていただく「地域協働活動」を教育活動の中心に据えています。学校教育目標は、白河総合支援学校東山分校から引き継ぎ、「自ら働く力を高め、働くことを通じて社会に貢献し、自らの未来を切り拓く人を育む」といたしますが、開校にあたり学校教育目標に副題を添えることにしました。 「人と共に 地域と共に 歴史と共に」 ・人と共に 就労に向けては、人とのかかわり、コミュニケーションが欠かせません。その根底にある、人を大切にし、人に感謝し、人を慈しみ、人を支えることができる存在であってほしい、という願いを示すものです。 ・地域と共に 言うまでもなく本校の教育活動の肝です。地域の皆様とともに教育活動を進めていくこと、学校と地域が一体となった姿を表すものです。さらに、生徒が住んでいる地域へ、働く地域へと,希望に満ちた空間の拡がりを期待しています。 ・歴史と共に 修道学区の伝統と文化はもとより、京都市の総合育成支援教育の百年以上の熱い先人の志、そして京都の町衆の教育に対する熱い思いを受け継ぎ、新しい学校を創造しながら未来へとつなげていく,脈々と続く時間の流れを表すものです。 国連の障害者の権利に関する条約が我が国において批准、発効されて2年,4月1日から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されています。法律においては,すべての人が社会参加、貢献していくことができる共生社会の形成、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を認め合える全員参加型の社会づくりを目指すものです。本校はその一翼を担う存在であることを自覚し、教職員一丸となって教育実践にまい進してまいります。そして、東山総合支援学校を、私たちの、地域の皆様の、そして京都市の誇りとなる学校にしてまいりたいと思います。 結びに、東山総合支援学校への引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。 平成28年4月1日 京都市立東山総合支援学校 校長 田邉 滋人 |
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