京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/11
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学校教育目標 ≪自他を大切にする共生の心と自らの生き方を探究する生徒の育成≫

入学式 式辞

式 辞

新入生131名の皆さん入学おめでとうございます。
皆さんの入学を教職員一同、心待ちにしていました。教職員を代表して心より歓迎いたします。
本日は多数の保護者の皆様方、そしてご来賓の皆様のご臨席を賜り、令和5年度第48回入学式が挙行できますことを、高いところからではございますが、心より厚く御礼申し上げます。
新入生の皆さん、皆さんは今日から半世紀近い伝統と歴史ある梅津中学校の一員となりました。児童から生徒へと呼び名も変わります。この呼び名の変化には、皆さんが大人に一歩近づいたことを自覚してほしいという願いが込められています。
今、壇上からまっすぐにこちらを見てくれている清らかな目を見ていると、皆さんの心に期待と希望が宿っていることがよくわかります。この心の姿を「初心」と言います。どうか、この気持ちを忘れないでいてほしいと思います。 

これからお話しをする前に、まず皆さんと最初に約束をしたいと思います。

それは「自分を大切にする」ことです。

自分を大切にするということは、自分を甘やかしたり、わがままを押し通したり、楽な方へ流されてしまうことではありません。自分の体や心・健康や命を大切にすること、自分の将来の夢を大切にする、ということなのです。一人ひとりの人間は、他の人に無い自分だけの良さを 必ず持っています。その良さに気づき、その良さを大切にして、自分に厳しく、常に向上しようと努力することが、自分を大切にすることなのです。
また、自分を本当に大切にする人は、他人をも大切にできる人だと思います。人間は一人では生きていけません。たくさんの人に支えられ、助けられて生きています。だから、他人を大切にすることは自分を大切にすることにもなります。
人には誰でも人間として幸福に生きる権利、すなわち人権が保障されています。いじめや、仲間はずれは、まさにこの人権を踏みにじる、あってはならない行為です。そして、相手の立場に立って、よく考え、行動できる人になってください。
人には、様々な個性や違いがあります。違いを認め合うことが、人権を大切にする第一歩だと思います。もう一度いいます。自分を大切にしてください。
皆さん、どうかこの約束を忘れないでいて欲しいと思います。

それでは、新入生の皆さんに「希望を運ぶ人」という本の終盤に出てくる、老人と青年のやり取りのお話を紹介します。

老人が青年にこう尋ねました。「五羽のカモメが防波堤にとまっている。一羽が飛び立つことを決意した。残っているのは何羽だい?」
皆さんなら、「何羽」だと考えますか? 多くの答えは、「四羽」と答えるのではないでしょうか? また、みんなが触発されて飛び立ち、「防波堤にはカモメは残っていません」等の 答えが出てきそうです。
正解は彼の言葉で答えます。「正解は、五羽だよ。飛び立とうと決意することと、実際に飛び立つことはまったく別物だからね。」
「いいかね? 誤解されがちだが、決意そのものには何の力もないんだよ。そのカモメは飛び立つことを決意したが、翼を広げて空を舞うまでは防波堤にとまったままだ。残りのカモメとどこも違わない。」
「人間だって同じだよ。何かをしようと決意した人と、そんなことを考えてもいない人とでは何の違いもないんだ。」
「ところが人は他人のことはその行動で判断するのに、自分のことは自分の決意で判断することがよくある。行動を伴わない決意は、期待してくれている人に対する裏切りでしかないよ。」

著書が伝えたかったこと、「決意は大切だが、行動することによって、さらに未来を変えていくことができる」と、「行動」「実践」の大切さを教えてくれています。
私たちはともすれば、「良い話を聞いた」「感動した」「○○選手も取り組んでいるなんてすごいなあ」と、話を「聴くこと」で満足してしまうことがあります。
でも、どんなに素晴らしいスキル・ノウハウを学んでも、「行動」しなければ「技術」が身につくことはありません。自転車は何度も練習することでしか乗れないように。
そして、『「実践」するのは自分自身である』ということなのであり、だからこそ「主体変容」が何より重要なのです。主体変容とは、自分に気づいて自分を変える事により相手を変えるという意味です。
今までは良い話を聞いたけれど行動に移せなかった。なかなか続けることができなかった。そんな自分自身を「主体変容」することが、皆さんの思い描く未来を実現する、一番の鍵になります。

梅津中学校の教育目標は、「自と他を大切にできる豊かな人間性と自立して社会を生き抜く力の育成」です。
そこで、皆さんには、将来の夢や希望を実現するために、自分や他人を尊重し、つながりを大切にして、自ら行動できる人になってもらいたいと思います。
そして、たった一度しかない中学生時代を悔いのないように学習や運動・部活動などに励んでくれることを期待しています。

保護者の皆様、本日はお子達のご入学、誠におめでとうございます。これから3年間、皆様が大切に育ててこられたお子達を精一杯お預かりさせていただきます。
3年間には本当に様々なことが起こると 思いますが、我々教職員を信じていただき、お子達が自立した人生を歩むための道のりを共に歩んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 
最後になりましたが、早朝よりご臨席賜りましたご来賓の皆様、本日は誠にありがとうございました。新入生のこれからの中学校生活を、温かく見守っていただき、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2年生、3年生の先輩達と、我々教職員と 共に、素晴らしい梅津中学校生活が送れる ことを期待し、そしてこのような状況の中、皆様のご協力のおかげをもちまして、入学式が挙行できましたことを御礼申し上げ、私の式辞といたします。

令和5年4月7日 
京都市立梅津中学校 校長 菊地 順維





第48回 入学式

 先日の4月7日、令和5年度第48回入学式が行われました。あいにくの雨模様でしたが、新入生は堂々とした姿で式に参加しました。これから始まる中学校での生活で、新たな仲間とともに成長できる3年間にしてください。
 来賓の皆様、保護者の皆様、ご参列いただきありがとうございました。

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4月6日(木)令和5年度着任式・始業式

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 今年度新たに梅津中学校に着任された教職員の方々を迎え,令和5年度梅津中学校始業式が行われました。生徒代表者が歓迎の挨拶を行い,新校長先生からは在校生に向けたメッセージが贈られました。「学校は社会の縮図である」思い切り挑戦し,みんなで支えあえる1年にしましょう。

3月30日(木)令和4年度退職式・離任式

 3月30日(木)午前10時から本校体育館にて「令和4年度梅津中学校退職式・離任式」が執り行われました。さみしくなりますが,新しい職場やステージでご活躍されることをチーム梅津みんなで応援しております。私たちも新年度,梅津中学校をさらに良い学校にできるよう,新しい仲間と共に頑張っていきます。当日は多くの方々に来ていただきました。ありがとうございました。
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