京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/11
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学校教育目標 ≪自他を大切にする共生の心と自らの生き方を探究する生徒の育成≫

避難訓練【水害編】

 2月29日(木)5限目、避難訓練を行いました。今日の避難訓練は、梅津中学校のあるこの地域は、洪水浸水想定区域に入っているので、水害時においての避難訓練でした。
 水害発生時は、火災や地震の時と避難方法が異なります。少しでも高いところに逃げることが必要となります。これを「垂直避難」といいます。今回は、本館の3階に3年生が避難をして、他学年は動画視聴による訓練でした。

 28年前に起こった阪神・淡路大震災での話です。ある消防士が火災現場に駆けつけると、予想外のことが次々と起こったと言います。まず消火栓から頼みの綱の水がでませんでした。他の水源を探していると、人に家族が埋まってしまったから助けてくれと頼まれました。火の勢いが止まらないまま、あせりながら瓦礫をどかしたそうです。すると別の人から、うちの家族も助けてくれと言われました。その後も次々と頼まれました。また避難所では、限られた食料を配ろうとして、一人一食と言っていたのに、足りなくなりました。誰かがまた列に並んで二食取ってしまったからだそうです。その他不満を持った人たちが、市役所の職員を怒鳴りつける、つかみかかるという光景も見られたそうです。みな、予想もしなかったような地獄を見て、混乱しました。
 その中で医療行為を行った有名な精神科の方が、のちにこう書いています。「有効なことをなしえたものは、すべて、自分で、その時点で、最良と思う行動を、自己の責任において行ったものであった。」と。
 誰かが指示を出してくれる。誰かが何かをしてくれる。そうやって誰かを待つのではなく、自分で判断をして、自分から動いた者が、そのような事態をのりこえたのだというのです。
 ここでは、消防士はものすごい心の葛藤を振り切り、火災の消火活動に向かいました。混乱した避難所では、住民自らが自治組織を作り、ルールを決め、助け合いを目指しました。
 今日の避難訓練を通じて、災害時に自分にできることは何かを、皆さん一人一人が良く考えてください。

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