京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/09/18
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

文化祭シンボル完成!

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 8月28日(水)「ようこそアーティスト 文化芸術特別授業」を行いました。これは,平成19年度から京都市が実施しているもので,伝統芸能から現代芸術まで幅広い分野の芸術家の先生に学校などで授業をしていただき,「ほんもの」の文化芸術を身近に感じ,その魅力にふれてもらおうというものです。今回は,現代美術家で大阪成蹊大学の岩野勝人先生に来ていただきました。

【ワークショップ「くもならべ」】
1 まず,みんなで「空に浮かぶ雲」を頭の中に思い描く。
2 いくつもの「雲」のイメージの中から,形や色をクレパスで自由に表現しながら,それぞれの「雲」を完成させる。
3 鉄筋を格子状に組んだ屏風にみんなの描いた「雲」を固定。
4 他の人の「雲」と自分の「雲」との関係性を感じ取り,互いの個性を認め合いながら,全体の大きな流れを創る。
5 空間に元気で明るい「京の空」に浮かぶ,みんなの「大きな雲」を並べる。


 とても個性豊かな「雲」がたくさん出来上がりました。それぞれ一人一人の“思い”が詰まった素晴らしい「雲」たちです。それらが一か所に集まり,とても素敵な大きな花が咲いたように見えます。一人だけではできない,昼間部と夜間部,生徒と教職員,洛友中学校に関わりのあるすべての人たちの,まさに世代や国籍を超えた超大作になりました。
 この個性豊かな「雲」のつながりが,洛友中学校すべての人のつながりです。この「雲」のつながりをシンボルに,これから始まる文化祭に向けて盛り上がっていきましょう!

夏休みがスタート!

 昼間部は22日に,夜間部は今日で通年制の第1期が終わります。それぞれ5月と4月に新しい仲間を迎え,ふだんの授業はもちろん,遠足や球技大会などの行事を通してもつながりを深めていきました。第2期には,また様々な取組や行事が待っています。みんなで大いに盛り上げ,より魅力的な学校にしていきたいですね。
 さて,いよいよ夏休みがスタートします。今年の夏は梅雨があけるのも早く,暑さも例年以上に厳しいと言われています。規則正しい生活や熱中症などの予防に心掛け,交通事故や水難事故などにも遭わないようくれぐれも注意してください。

 昼間部は,夏休みに入ってすぐ,22日〜23日に淡路島・徳島方面に「絆を深めるための旅」に出かけます。友だちや先生のいいところをたくさん見つけ,今以上に仲間としての『つながり』を深めてきます。文化祭にはその報告会をみなさんに行いますので,楽しみにしていてください。
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千種小学校の皆さんとの交流(夜間部)

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 本校の夜間部と宍粟市立千種小学校6年生のみなさんとが交流を始めて5年目になります。毎年,京都に修学旅行に来られた際に本校に来られます。今年も,6月6日に交流を行い,先日その時の感想文が送られてきましたので,一部ですが紹介します。

○ 私は,洛友中学校夜間部の生徒さんを見て,改めて勉強は大切で楽しいということがわかりました。なぜかというと,夜間部に通っている人たちは,わからないところをすぐに先生に質問したりしてすごく楽しそうに授業を受けてらっしゃったからです。私たちは,今,当たり前のように学校に通っています。でも,そこに通ってらっしゃる生徒さんたちは,戦争や差別などの理由で学校に通うことが当たり前じゃありませんでした。(中略)だから,これからは一生懸命に勉強されているみなさんを見習って,私ももっと勉強をがんばろうと思いました。
○ 昔,学校に行けなかった理由は,韓国・朝鮮の人たちを差別したり,理由のない差別をされて働くことができなくてお金がなかったり,戦争で勉強ができなかった人たちがほとんどでした。私の母も,中国の人で,日本に来たばかりの時は,ぜんぜん言葉がわからなくて,優しくしてくれる人もいれば,中国の人だからいやなど,差別をする人もいましたが,今までがんばってきました。洛友中学校には,母みたいにすごく努力をして日本語や文字などを覚えている生徒さんがいるんだなと思いました。(中略)別れるときは,いっぱい手をふってくれたので,いっぱいふりかえしました。これからは,勉強を楽しんでやりたいです。
○ まず,はじめに,校長先生の話を聞きました。ここに通っている人はみんないやいや学校にきているわけではなくて,自分からすすんで来ているんだよと言われていて,ぼくは学校に行くのがたまにいやになるときがあるけど,ここに通っている生徒さんは好きで行っているということを知って,すごいなぁと思いました。ぼくも学校にくることを当たり前だとは思わずに,感謝して学校にきたいと思いました。(中略)それともう一つ,字がむちゃくちゃキレイでびっくりしました。ぼくの字よりはるかにキレイで,きっと勉強に集中してきたからだと思います。
○ 最初はきんちょうしていたけど,生徒さんから話しかけてくださって,ぼくたちの方からも話しかけれるようになりました。ぼくたちが見学していると,勉強の内容を親切に教えてくださいました。(中略)洛友中学校の生徒さんは弱音もはかずに一生懸命がんばっていらっしゃいました。ぼくは洛友中学校に行って,学校に行けることや勉強を学ぶことができるということはとても幸せなことだと思いました。「今まで知らなかったことを知ったときうれしいから勉強する」ということが学びの原点だと聞きました。洛友中学校に来てこの言葉の意味がよくわかりました。(中略)これからは,勉強が面倒くさいなとか思うとき,洛友中学校のみなさんを思い出して勉強をがんばりたいです。
○ 「字まちがってない?」と聞かれました。まちがっているところを教えてあげたら,「やっぱりかしこいね」と言われました。うれしかったです。(中略)みんなで「あしたははれる」を歌いました。大きな声で歌うことができました。次に,感想を言いました。言い終わると3組で勉強を教えた方が,声を出して大きな拍手をしてくれました。すごくうれしかったです。帰るとき,たくさんの方が手をふってくださって,少しさみしくなりました。洛友中学校の方は,お昼仕事をしてこられる方もいて,しんどいと思うのに勉強がしたいという気持ちになるのがすごいです。やっぱり,勉強は大切だなーと思いました。
○ 洛友中学校の生徒さんはとても優しくて,私に話しかけてくださったときはうれしかったです。そのときの授業は算数で,同じ三角形を書きなさいという問題で,先生が「手の空いている人は教えてください」と言われ,どう教えたらいいのか不安だったけど,とても熱心に聞いてくださっていたのがすごく心に残っています。お礼に歌を歌って,とてもうれしそうに聞いてくれていた人がいて感動しました。バスに乗って,身を乗り出して手をふりました。また会えたらいいなと思いました。

「学ぶ姿」を学ぶ 2

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 先日は,佛教大学2回生の「先生の卵」の学生さんが訪問されたところですが,7/10(水)には京都教育大学大学院生と同志社女子大学の学生さんが来られ,夜間部のみなさんが真剣に学ぶ姿を学びました。また,夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。

○ この度は,貴重なお時間をいただき,ありがとうございました。わずかな時間での授業参観でしたが,生徒の方々の机に向かう姿勢や学ぶ意欲に満ちた目を見て,その気迫のすごさに驚きました。事前のお話で自分が想像していたよりも素敵でした。私の祖母は,いつも字を書くことを避けている人でした。もう,亡くなってしまったのですが,このような学校があったら,ぜひ行ってほしいと勧めたと思います。全国に,できれば全国各市町村に洛友中学校のような学校ができたらいいのにと心から思いました。
○ 識字教育というものがあるということは知っていましたが,世界の識字状態にない人の多さに驚きました。私は何も考えることがなく,今まで学べる環境にあったということがどれだけ幸せなことなのか実感しました。これから教師として,このような学校があるということを伝えるとともに,教科の楽しさを伝えられるように努力したいです。
○ 講義を聴いた後,授業を参観させていただき,夜間部の生徒さんの勉強への熱意がひしひしと感じられました。「ヤッター! わかった!」という声が教室内に響いていました。自分自身,「学ぶ」とは何か,学びの原点を考えるきっかけとなりました。私の祖母は,中学を卒業はしたものの,学力に大きなコンプレックスを持っています。“できないことが恥ずかしい”という気持ちを少しでも取り除いてあげたいと,なおさら感じました。本日の学びをどう一般の中学生の教育に生かすのか,「学び」をどう中学生に伝えていくのか,ずっと考えながら教壇に立ちたいと思います。
○ 講義を聴かせていただいて,自分自身「学ぶ」ということについて,深く考えず,当たり前のようにきてしまっていたことに気づきました。学ぶことは喜びであることを感じました。教室で100点満点のテストを笑顔で見せてくれた方がいらっしゃいました。学んでできるようになり,その結果が出たという喜びと充実感がその笑顔から伝わってきました。「学校に行くことができる,学ぶことができる」という尊さを教師になった際,子どもたちに伝えなければいけないと感じました。

「学ぶ姿」を学ぶ

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 洛友中の夜間部を訪れた人は,なぜかみんな感動して笑顔で帰って行かれます。毎年交流に訪れる千種小,高津中,下京中や朱雀中の子どもたち,大学生や学校の先生まで,みんなに感動を与えます。夜間部の皆さんには当り前のことかもしれませんが,それはみなさんの「学ぶ姿」です。
 6月27日(木) 佛教大学2回生で,将来小学校や中学校の教師を目指している学生さん39名が洛友中を訪れ,本校をはじめ全国にある夜間中学校のこと,そこで学ばれる生徒さんについての勉強に来られました。夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。

○ 今日は貴重な授業に飛び入りにもかかわらず,快く参加させてくださりありがとうございました。私のおじいちゃんも小学校に通えなかったそうです。そのせいか文字が見るだけで恐いといつも言います。今回のみなさんの学ぶ姿を,学ぶことは恐くないことをおじいちゃんに伝えたいと思います。
○ 教室に入るまではすごい緊張していて,どうしたらいいのか迷っていましたが,教室に入るとみなさんが笑顔で迎え入れてくれてすごくうれしかったです。一文字一文字大事に大事に書いているみなさんを見て,学ぶことの美しさを感じることができました。実際,僕が中学生のころ,みなさんのように楽しく勉強できていなかったかなあと思い出し,みなさんのことを心から尊敬します。
○ みなさんの学びたいという思いがひしひしと伝わってきました。また,担当の先生も言っておられましたが,教えることの難しさも知ることができました。私たちは当たり前のように学校に通い,嫌々授業を受ける。もったいないなと思います。60,70歳になった今,もっと勉強したいという人がたくさんいること,またその人たちの背景には様々な問題があることを知ることができてよかったと思います。生徒のみなさんから中国語や台湾語なども教えてもらってうれしかったです。また,ボランティアで来ます。
○ 初めて来させてもらいました。涙がでそうでした。学校に行くのが当たり前と思っていた自分が恥ずかしかったです。一番印象的だったのが,生徒のみなさんが本当に生き生きと机に向かっていらっしゃったことです。隣にいただけの私でも楽しいと思いました。隣に行くとすぐに「これどうですか?」と声をかけてもらえて本当にうれしかったです。また,来させてください。
○ 自分にとって当たり前だと思っていた勉強がこんなに素晴らしいことで,夜間部に通われている方にとってどんなに尊いことなのかを,洛友中学校のみなさんに教えていただきました。本当にありがとうございました。今日学んだことを私がずっと覚えているだけでなく,これから関わっていく子どもたちに少しでも伝えていけるように,私もたくさんのことを学びます。
○ 私は3組さんにお邪魔させていただきました。教室に入った瞬間,生徒さんの生き生きとして元気な授業風景に正直驚きました。みなさんに「ここ教えて!」とたくさん声をかけていただき嬉しかったです。「こんな年になってから勉強してるんや」と笑っておられましたが,私は年齢に関係なく楽しく学んでおられるみなさんがとても素敵だなと思いました。学ぶってこういうことなんですね。原点に帰れた気がします。ありがとうございました。
○ 初めて夜間中学校に来ましたが,どんな勉強をしているのか,どうして夜間中学校へ来ることになったのか,その背景を知ることができました。
授業のお手伝いをさせていただいたときに,まだまだ未熟な私を「先生」と呼んでくださったことがとても嬉しかったです。また「先生,教えて」という勉強に対する意欲に圧倒されました。私がペンでなおすととても感謝していただき,「ありがとう」と何度も言ってくださったこと,「また来てね」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
○ 皆さんが勉強に対して一生懸命で,すごくきらきらしていました。たくさん話しかけていただき,もっとお話がしたかったです。全くサポートできなかったのに,「ありがとう」「ありがとう」って言ってもらえることがこんなにも嬉しいことなんだと改めて思いました。小学校,中学校で勉強している子どもたちよりもとても意欲的で,そして自分の授業の受け方と違いすぎて,考えさせられることがたくさんありました。

 夜間部のみなさんには,少し迷惑なことかもしれませんが,みなさんがこうして毎日一生懸命勉強していることをできるだけたくさんの人に知ってもらいたい。子どもの頃,小学校や中学校を卒業できなくて,まだ洛友中のことを知らない人にもその存在をぜひとも知ってもらいたい。そして,さらに今回のように,これから教師を目指している人には必ず知ってほしい学校です。

連帯感を深める 〜校内球技大会〜

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 6月7日(金)校内球技大会が,とても楽しい雰囲気の中行われました。テーマは「連帯感」。つまり,仲間のつながりを深め,信頼し協力する大切さを学ぶことが目的です。
 ペットボトルボーリング,カーリングゲートボール,玉入れの種目に,昼間部・夜間部の生徒,郁文地域自治連合会長や女性会,教育委員会の皆さんが挑戦しました。そして,今年は大阪の夜間中学校の先生たち(豊中第3中,守口第4中,八尾中)も飛び入りで参加していただき,より活気あふれる大会になりました。

【結果】
  ペットボトルボーリング 1位 C.Mさん  2位 N.Hさん  3位 Y.Bさん
  カーリングゲートボール 1位 郁文女性会  2位 1組,3組,4組
  玉入れ 1位 Cチーム

 いいプレーができた時は喜び合い,失敗したときは励まし合う…当たり前のことかもしれませんが,このようなことが普段の生活の中でどれだけできているのかをふりかえる機会になったのではないでしょうか。人がより楽しく生きていくためにも,「連帯感」というものはとても大切なことですね。

 参加された大阪の先生方へ
 京都の洛友の仲間も,このように毎日楽しく一生懸命学校で学んでいることを大阪の夜間中学の仲間たちにもお伝えください。ありがとうございました。

「80歳がスタート」

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 昨日,史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8,848m)に登頂した三浦雄一郎さんがネパールのカトマンズに無事到着したという記事が新聞に載っていました。
 三浦さんは,「夢を見て,あきらめずに実行した。すばらしい宝物になった」とふりかえり,記者団からの「高齢者へのメッセージは?」という質問では,「70歳や80歳で自分をあきらめる人が多すぎる。まだまだ80歳がスタートだと思えば,人生が面白くなるんじゃないか」とコメントされていました。私はこの記事を見て,この三浦さんの姿が,毎日のように学校へ登校(登頂)して「勉強」に挑戦している夜間部の皆さんの姿と重なり,熱いものが込み上げてきました。
 私たちに,いくつになっても夢を見ることの大切さを示し,それをあきらめないで実行する勇気を与えてもらえました。次は世界で6番目に高いヒマラヤのチョーオユー(8,201m)という山の頂上からスキーで滑りたいと,次の夢へ向けて語っておられます。

春の「遠足」

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 5月25日(土),全校で「春の遠足」へ行きました。

1.昼間部・夜間部が交流しつつ,親睦を深める。
2.日常,何気なく利用したり,食したりするものについての歴史や構造を学び,製作過程を体験する。

 …という目的で,「大阪交通博物館」と「コンペイトウミュージアムやお」を訪れました。天候にも恵まれ,目的を果たすことができたと思います。

             「校外学習」⇒「遠足」
 すべて「学習」に結びつけなければならない,生徒に「学力」を身につけさせなければならないという観点から,昔「遠足」といわれていたものが「校外学習」と呼ばれるようになり,下調べから行事後のレポート作成や発表まで,日常の学習活動として行われるようになりました。
 ところが,本校の「遠足」は,非日常的な空間で,昼間部の生徒と夜間部の生徒が互いにふれあいながら,一人一人が「自分らしさ」を取り戻し,それぞれが自分なりに意味づけをすることで「自己実現」が図れることを目的にしています。
 したがって,「校外学習」を今年度から「遠足」としました。

8人の新しい仲間たち,ようこそ『学びの原点』のある学校へ

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 4月の体験入学に来ていた8人全員が本校に転入学してきました。3月には卒業生を見送り,少し寂しく思っていたのですが,やっと新しい仲間を迎えることができました。体験入学の時,新入生の8人の皆さんはすごく緊張をしていたのではないでしょうか。慣れない学校で,まだあまり親しくない生徒や先生…。きっと,いつもの自分ではいられなかった人もいたと思います。でも,転入学してきたらには,安心していつもの自分を取り戻していってください。私たち教職員はもちろん,昼間部・夜間部の生徒全員が大歓迎です。一緒に楽しく学校生活を送っていきましょう。

     心静めて 〜いつもの自分でいるために〜
新しい環境に入る時,新しい友だちができる時,「これから頑張るぞ!」と思う時…,人は緊張し,自分を見失うことがあります。自分を見失うと,他の人の気持ちを考える余裕すらなくなってしまいます。そういう時は,少し目を閉じて…
  心を静めて,ふだん聞こえない「音」を感じ取ってください。
  心を静めて,見失いそうな自分を見つめ直してください。
  心を静めて,近くにいる人の「心の声」を感じ取ってください。

頑張らなくてもいいのです。
あせらず一歩一歩「STEP BY STEP」,マイペースでいきましょう。


               歓迎のことば
 4月の体験入学を済ませた後,5組の教室は,春というのに,なんだか物寂しい感じが続いていました。しかし,今日8人の新しい仲間をお迎えすることとなり,新緑の美しい季節にふさわしい活気がようやくもどってきそうで嬉しく思います。
 転入学のみなさん,ようこそ私たちの洛友中学校にお出でくださいました。私たち在校生は,5月1日の今日この日を心待ちにしていました。授業を受けていても,放課後の課外活動にしてもわずか5人では,あまりに寂しく盛り上がりに欠けていたからです。でも,今日から私たちは13人の「楽友(らくとも)」です。嬉しいこともつらいことも,ともに分かち合いながら,のびのび楽しく学校生活を送りましょう。
 何回かの体験授業や入学をしてから,この学校に転入してきたみなさんですから,もうよく分かっていると思いますが,おそらく,ほかの学校では味わうことのできないような行事がたくさんあります。最初はびくびくしたり,緊張したりと,疲れることがあるかもしれませんが,きっと楽しくなります。
 勉強は,ゆっくりマイペースでやっていくので心配いりません。先生方は,物知りの先生,おしゃべりな先生,とにかくにぎやかな先生,前置きの長い先生と,個性豊かな先生方がおられ,とても楽しいです。もちろん優しい先生ばかりです。
 5月の連休が終わると,早速,春の校外学習があり,夜間部の方々と一緒に出かけます。去年はメロンパンを一緒に作りました。お弁当の時は夜間部のみなさんが作ったチヂミなどもごちそうになりました。秋には一緒に宿泊学習にも出かけます。バスの中でおやつをいただいたり,いつも私たちは可愛がられ,大切にされ,なんだか温かい気持ちになります。
 それ以外にも,文化祭や体育祭など,夜間部昼間部合同で取り組む行事は沢山あります。年齢の差を超えて,驚きや発見を共有することができます。そして心の底から「すごいな」って感動することもあります。
 昼間部だけの行事は,もうのりのりです。心の底から楽しみ,にぎやかに時が過ぎていきます。一つの行事を終えるごとに,私たちは,お互いを知り合い,認め合い,心をつないでいきます。去年の5組もそうでした。3月に解散するのが寂しくてたまりませんでした。今年も,そんなクラスになれればいいなと思っています。
 さぁ,みんなでワイワイしながら,楽しい思い出を溢れそうなほどに作りましょう。
                             在校生代表

待ち遠しい5月 〜体験入学を終えて〜

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 4月10日(水)〜15日(月)の4日間,昼間部の体験入学を行いました。今年度は,5人の在校生に交じって8人の生徒が体験しました。普段の授業に近い形で行い,本校の特色である夜間部との交流はもちろん,特別活動も意図的に毎日入れて体験してもらいました。

(体験入学生徒の感想より)
 最初に来たとき,本当にここは学校なんだろうかと思いました。授業も陶芸や茶道と,他ではできないことがたくさんあって,面白い学校でした。国語の時間,こんな考え方もあるんだと思う意見がありました。いろんな個性をもった人たちがいて,とても面白いと思います。できれば,5月から転入学したいと考えています。

 最終日のアンケートでは,「楽しかった」と答えた人が6人中5人(2人欠席,「まあまあ楽しかった」が1人)でした。5月には,新しい仲間を迎えることになります。楽しみですね。
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学校だより

昼間部(5組)通信

学校評価

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