最新更新日:2024/09/19 | |
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人の心を温かくすること
あるスーパーで,両手に荷物をたくさん抱えていた私は嬉しい場面に遭遇しました。私の前を歩いていた2・3年生くらいの男の子が,お母さんの後をついて扉から出ようとしていたのですが,私の姿を見て扉をもって開けたままにしてくれ,私が出ると扉を閉めてくれました。「どうもありがとう」と男の子に言うと,下を向いてはにかんだままぺこっと頭を下げてお母さんのもとへかけていきました。私は,とても嬉しい一日になりました。
朱雀第六小学校でも,同じような嬉しい場面はたくさんあります。トイレの前で女の子がしゃがんでいるので何をしているのかと見ると,丁寧にスリッパを並べているのです。「きれいに並べてくれてありがとう。」と言うと,男子トイレから出てきた男の子もスリッパを丁寧に並べてくれました。誰も見ていなくても『自分から進んでスリッパを並べる』二人は,笑顔が素敵な子どもたちです。 1月31日の朝会で,「ルール」と「マナー」について話をしました。交通ルールや遊びのルールなど,みんなの命を守るため,また危険な目に合わないように「ルール」はたくさんあります。「ルール」はみんなが守る必要がある大切なこと。でも,トイレのスリッパを並べることは「ルール」ではありません。そのような行為を「マナー」ということを子どもたちに伝えました。トイレのスリッパを並べなくても危険なことはありません。でも,きれいに並んでいると次に使う人が使いやすく,また気持ちよく使えます。世の中には「マナー」がたくさんあります。そんな「マナー」を大切にできる子どもたちに育ってほしいと願っています。 朝会の翌日,4年生の保健係の子どもたちが,「トイレのスリッパをならべよう」とみんなに呼びかけるポスターを作ってくれました。人の心を温めてくれる子どもたちです。 |
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