京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2021/03/25
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校訓「なかま」「夢」「成長」 教育目標「未来を創造し たくましく生き抜く力の育成」

「2つの作品展」

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 1月27日(木)〜30日(日)、京都市美術館別館(京都会館隣接)にて「小さな巨匠展」が開催されました。この作品展は、京都市立小・中学校育成学級、総合支援学校の児童・生徒の作品を一堂に集め、学習成果の発表の一環として、展示していました。作品づくりを通して、子どもたちの豊かな心を育てるとともに、多くの市民の方に作品鑑賞を通して障害のある子どもの教育について理解を深めていただき、すべての人が「互いのよさを認め合い、共に支え合って生きる社会」づくりの一助になることを願って開催され、今年で第33回目となります。
 また、1月29日(土)・30日(日)には京都市美術館本館において、第42回京都府学校文化・芸術祭教育美術展覧会が開催されました。この作品展では、京都府内の幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校の園児・児童・生徒の作品が多数展示されていました。
 この2つの作品展では、子どもたちの豊かな感性が伸び伸びと、そして、巧みに表現されたすばらしい作品が一堂に展示されていました。休日ということもあり、どちらの会場も大勢の鑑賞する人で賑わい、自分の作品の前で記念撮影をする風景もあちこちで見られました。

「立春の日には…」

 時の流れは早いもので、1月も残すところ4日となりました。来週の木曜日の2月3日が「節分」で、翌日が二十四節気の一つ「立春」となります。その立春の日にまつわるこんな話があります。
 中国の古い書物に「立春の日には卵が立つ」と書いてあるのを発見し、中国、アメリカ、日本など様々な所で実験してみたところ、たまごは見事に立った。テーブルの上に立てたたまごは、次の朝まで倒れずに立っていたし、タイプライターの上にも立てることができた。次の日の新聞には「歴史的な実験に成功」という大見出しで書き立てた。(昭和22年2月)この記事を目にされた理学博士であり、随筆家であった中谷宇吉郎氏は記事に関心をもち、科学者としての考察、見解を随筆「立春の卵」に書かれました。
 「たまごの表面はざらざらしている。すなわち小さなでこぼこがあることは、だれでも知っているとおりである。問題は、あのでこぼこにありそうである。たまごの底の部分の少なくとも三つの凸点は非常に小さなゴトク(五徳)の三本足のような役目をするはずである。そして重心からおろした垂直線が、そのゴトクの三本の足がしめる面積の中に落ちればたまごは立つことになる。それでたまごの底の部分のからを学校へもっていって、たてにうまく切って、その切り口を顕微鏡で調べてみたら、三つの小さな凸点の距離はだいたい0.8ミリくらいあることがわかった。これで問題は一応解けたわけである。たまごの重心からおろした垂直線が、およそ半ミリ四方くらいの底面積の中を通るようにうまくもって調節すればたまごはいつでも立つのである。それには、十分の一ミリくらいの精密さでたまごの頭を少しずつ動かしては、そっと手を離してみればよい。三分から五分やってみれば、たいていうまく立てられるはずである。こうわかってみると、何でもない話ではないかと思われるかもしれない。しかし、問題は、そういう何でもないことに、世界中の人間がコロンブス以前の時代から今日まで、どうして気が付かなかったという点にある。それは、五分くらい費やしてたまごを立ててみようとした人が、今までだれもいなかったからである。実際のところ、たまごを立てる実験は、かなり気を落ち着けて、必ず立つものと確信して、何度も繰り返してやっているうちに、うまく立つものである。立つかなと思ってちょっとやってみるくらいではなかなか立たない。そういう意味では、中国の昔の本にあった立春の日にたまごが立つという話は、かなりおもしろい話である。たまごのような手近なものに、こういう例があるのだから、私たちのまわりには、まだ誰も気の付かないことがたくさんあるであろう。学校で習った物象で全部わかってしまったと思うことが一番いけないことである。」と結んでおられます。
 本当に立つかどうか試してみました。その結果…、見事立ちました。
 
 
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「道路拡幅工事」

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 24日(月)、国道162号線の歩道設置のための道路拡幅工事(早期に改良する区間・300Mの第2期工事)が始まりました。工事開始に伴い、本日より小学生の通学路を変更し、道路については終日の片側通行や安全誘導のためのガードマンの配置など、安全確保のための手立てが講じられます。
 工事完了予定は来年の3月末だそうですが、平成18年度に取り上げられた「改良を検討する区間(御経坂〜清水町・700M)」の歩道整備を一日も早くお願いしたいと思います。

「1月17日」

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 平成7年(1995年)1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源としてマグニチュード7.3、最大震度7の地震が発生しました。「阪神・淡路大震災」です。多くの人が倒れた家の下敷きになったり、火事の炎に包まれたりして亡くなりました。電気・水道・ガスが使えなくなり、無事だった人も大変不便な生活をしなければなりませんでした。この地震による被害は、死者6,434人、負傷者は4万3千人を超え、約25万軒の家が壊れました。
 京都でも震度5を記録しました。家が大きく揺れて、揺れが収まるまでは何もできない状態でした。時間の経過とともに入ってくる情報から、大きな被害が明らかになってきました。取材ヘリのカメラが黒煙を上げる神戸の街並みを映し出していたことを、今でもはっきりと覚えています。

 今から16年前、生徒の皆さんがまだ生まれていなかったころの出来事ですので、「ずいぶんと昔のことだなあ」「自分たちの住んでいる所では地震なんか起こらない」と思う人もいるかもしれませんが、地震はいつ・どこで起こるかわからないのです。非常災害時はどんなふうに行動するか、こんな時は集合・連絡はここへなど、ご家庭でも1度話し合ってみてはいかがでしょうか。

「今日の一冊」

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 今日、皆さんに紹介するのは12月に新刊図書として取り上げた「あなたが世界を変える日」です。1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで「環境と開発に関する国際連合会議(地球環境サミット)」が開かれることを知った11歳の少女は、「自分たちの将来が決められるその会議に子どもこそが参加すべきだ!」と自分たちで立ち上げた子ども環境運動クラブ(ECO)の仲間たちとともに渡航資金を集め、地元の人々の支援を受けて、後に行われた「地球環境サミット」へ4人の仲間とともに参加しました。NGOブースでの粘り強いアピール活動が実を結び、サミット全体会で「子ども代表」としてスピーチするチャンスを獲得しました。そして、12歳にして大人を圧倒した感動的な6分間のスピーチは、「リオの伝説のスピーチ」として世界中で紹介されることとなりました。
 「自然が大好きで、地球を守りたいと思って活動している。その姿勢は一貫している。日本にもこれからたくさんのセヴァンのような子どもが出てくるだろう。それは、もしかしたら、この一冊の本からはじまるのかもしれない。」(「あなたが世界を変える日」学陽書房・坂本龍一氏の推薦文より)

「成人の日」

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 1月10日(祝)、新成人を祝う行事やイベントが全国各地で行われました。今年、成人式を迎えた新成人が京都市で約14,000人、全国では約124万人だそうです。成人式を迎えられた皆さん、ご成人おめでとうございます。
 昨年12月に新成人を対象に実施されたある企業の意識調査によると、「あなたは自分が大人だと思いますか?」という質問に対して、「思わない」が76%を占め、その理由として「大学に行かせてもらっている」「経済的・精神的に自立していない」などが挙げられています。一方、自分のことを「大人だと思う」(24%)と答えた人に、「大人になったと感じたときは?」の質問には、「親から経済的に独立したとき」「運転免許を取ったとき」「一人暮らしを始めたとき」「社会人になったとき」という答えが挙げられました。
 「大人になる」って何だろうと、誰しもが1度は考えてしまうことかもしれません。そこで、新成人となられた方、そして、近い将来成人となる生徒の皆さんへの激励の気持ちを込めて、詩の一節を紹介したいと思います。詩人谷川俊太郎さんの「成人の日に」という詩です。
 
 「どんなに美しい記念の晴れ着も どんなに華やかなお祝いの花束も それだけではきみをおとなにはしてくれない 他人のうちに自分と同じ美しさを認め 自分のうちに他人と同じ醜さを認め できあがったどんな権威にも縛られず 流れ動く多数の意見に惑わされず とらわれぬ子どもの魂で いまあるものを組み直してつくりかえる それこそがおとなの始まり 永遠に終わらないおとなへの出発点 人間が人間になり続けるための 苦しみと喜びの方法論だ」(谷川俊太郎詩集『魂のいちばんおいしいところ』サンリオ出版)

「小倉百人一首」

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 小倉百人一首が「かるた」としてお正月などの室内遊戯に取り入れられたのは江戸時代初期からです。それが次第に庶民の生活の中にとけ込んでいったようで、元禄のころになると「歌かるた」といえば「小倉百人一首」のことを指すようになります。
 この小倉百人一首ですが、今から約七百七十年以上の昔、藤原定家が天智天皇から順徳天皇までの約五百七十年の間に詠まれた和歌百首を選び出して、京都嵯峨の小倉山の別荘で屏風(襖)に書き写したことから、この名があります。小倉百人一首とかるたの結び付きは平安時代に宮廷の人々の間で行われていた、いろいろな貝に添えて歌を詠んだ遊びが進歩して、歌貝というものに発展し生まれたとされています。歌貝では、すでに貝をかたどった札が上の句と下の句とも百枚あり、現在と同じように下の句を並べて上の句を読み、競って取り合う競技が行われていました。そして、上流階級の遊びであったものが、南蛮渡来の「かるた(語源はポルトガル語『Carta』)」に応用され、庶民の間に広まったのです。なお、元禄年間には京都寺町二条の辺りで木版刷りのものが売られていたそうです。
 1月11日(火)に予定しています「百人一首大会」での皆さんの活躍を期待しています。

「頌春」

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 新年明けましておめでとうございます。雪景色の新年の始まりとなりました。残り少なくなりました平成22年度をより充実したものにできますよう、教職員一同、努力してまいりたいと存じます。本年も本校教育活動にご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事(あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと)

 この和歌は奈良時代末期の歌人で「万葉集」の編纂に携わったとされる大伴家持(おおとものやかもち)の作品で、万葉集(全20巻・約4500首)の最後を飾るものです。
 歌意は「年の始めの初春の今日降る雪のように、あとからあとから絶えることなく続け(ますます積もれ)よいこと(めでたいこと)。」というもので、年頭にあたり、新しい年が良いものになるように願う気持ちや未来への期待を込める素直な気持ちを表現したものでしょうか。
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