最新更新日:2021/03/25 | |
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「生徒数」
今日は二十四節季の一つ「白露」、大気が冷えてきて露ができ始める、「このころから、秋気がようやく加わる。」(広辞苑第5版)ころです。台風9号の影響で強い雨が降る中を、早くから登校する生徒もありましたが、小・中学生の多くはバスを利用していました。気温も30度を下回りましたが、蒸し暑く感じられました。午前中の出張からの帰り道、三々五々、楽しそうに話しながら下校していく生徒たちの姿を見かけました。テスト2日目、今日のテストはどうだったでしょうか。最終日のテストに備えて、精一杯の取組を期待しています。
学校生活の様々な場面で、「今日は少し元気がないかな。」と少しですが感じ取ることができるのも人数が少ない点が大きいかな、そんなことを考えていますと今日の新聞に、経済協力開発機構(OECD)の教育調査の結果が発表されていました。その中の、国公立中学校の2008年の1学級平均生徒数は、日本は33.0人(OECD平均23.7人)で、加盟国のうち比較できる23ヶ国中で昨年度に続き2番目に多く。また、教員1人当たりの児童生徒数(私立を含む)でも、中学校14.7人(OECD平均13.7人)と平均を上回ったそうです。OECD担当者も「少人数にすれば学力が向上するとは言えない。」としながらも、大きな要素であることに違いはないと思います。 「今日の一冊」
今日、皆さんに紹介するのは「怪談(Kwaidan)」です。作者の小泉八雲(本名:ラフカディオ・ハーン)はギリシャ生まれのアイルランド人で、19歳でアメリカに渡りいろいろな職業を経験した後、文筆の才能を生かして新聞記者になりました。そして、1890年に雑誌社の特派記者として来日した後、島根県松江尋常中学校・師範学校の英語教師となりました。暇を見つけては熱心に古い日本を訪ねて山陰各地を歩き回り、知識を集めそれを書き付けていきました。作家、教育者、ジャーナリストでもあり、日本文化の紹介者として知られています。
1904年に出版された「怪談」に収められている話は自らがその序文で述べているように創作ではなく、ほとんどが日本の古典や中国の説話からの再話・翻案であり、皆さんがよく知っている「雪おんな」のような「ある農民から、土地の伝説として聞かされた話」に基づく語り直しもあります。日本各地に伝わった伝説や幽霊話から独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品として「むじな」「ろくろ首」「青柳のはなし」など17編の怪談と3編の随筆を収める「虫界」の2部から構成されていました。今回皆さんに見てもらうのはいろいろな作品集から「小泉八雲怪奇短編集」としてまとめられたものです。 記録的な「9月猛暑」が続く中、「土曜学習」にもたくさん参加し頑張っている生徒の皆さん、期末テストが終わったら、豊かな感受性と研ぎ澄まされた五感力で日本の美しさを見出し、発信した小泉八雲の世界も楽しんでください。 「備える」
9月1日を「防災の日」、その日を含む1週間を「防災週間」(今年は8月30日〜9月5日)と定め、政府・地方自治体等による避難訓練など災害時を想定した訓練が広く行われます。これは、大正12年(1923年)に起きた関東大震災(9月1日午前11時58分、伊豆大島付近を震源地としたマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一帯を中心に死者・不明者14万人以上の大きな被害のあった地震)の教訓を忘れないということと、9月1日ころが立春から数えて210日目つまり「二百十日」にあたり、このころは日本に台風がやってくることも多く、台風への心構えの意味合いも含めて昭和35年(1960年)に制定されました。
新聞に拠りますと、昨日行われた東海・東南海・南海の巨大地震が同時に発生したと想定した政府の総合防災訓練に、35都道府県で約68万人が参加したということです。 いざという時に備えて、避難場所の確認や非常持ち出し袋(中身は一人で持ち出せる最低限のものを、また、気付いた時には必ず使用期限などを点検し交換する。)などを用意しておきたいものです。 ※台風が日本に近づく時期でもあり、学校での「台風に対する非常措置」については、学校ホームページの右下「学校だより」の項目に掲載していますので、再度ご確認ください。 「合同授業研修会」へのご協力のお願い
8月24日付けの配布物でお知らせしておりますが、本日、午後から右京支部中学校・総合支援学校の教員の「合同授業研修会」を開催いたします。
右京支部12校の中学校・総合支援学校の教員がそれぞれ教科・担当ごとに分かれ、各学校を会場にして指導力の向上を図るために、公開授業と研究協議会を行います。 本校では、本日の公開授業はありませんので(11月に予定)、全学年とも昼食終了後、放課となり下校いたします。昨日より前期期末テスト1週間前に入っており、生徒には家庭でのテスト勉強の時間として活用するように指示いたしますので、家庭学習にご協力ください。 教員の指導力向上により生徒に確かな学力をつけ、生徒の良さや可能性を伸ばすことに役立てていきたいと考えておりますので、趣旨をご理解いただきましてご協力いただきますようお願い申し上げます。 |
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