最新更新日:2024/06/11 | |
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海外大学進学講演会が開かれました
10月27日(金)の放課後に、海外大学進学に興味のある生徒と保護者の方を対象とした海外大学進学講演会が開かれました。講演をしてくださったのは、株式会社アイエスエイで留学支援事業に携わっておられる前島浩平さんです。
前島さんは、まず、IT技術の発展とグローバル化が進むこれからの時代に求められている力は英語力やコミュニケーション能力に加えて、思考力やバイタリティ、多様性への適応力、そして海外での就業経験であると述べられました。その点で、欧米の大学では予習してきた内容をもとにディスカッションで学びを深めていくスタイルで授業が進められ、学生が自ら学ぶ姿勢、仲間同士で学び合う姿勢が求められるため、考える力や発信する力、異文化適応力、タイムマネジメント、議論する力を身につけられることが大きな魅力なのだそうです。 また、日本とは異なる海外大学の入試制度やカリキュラムについてもご紹介くださいました。多くの海外の大学にはそもそも入試がなく、高校3年間の成績と英語の外部試験のスコアで入学が決まるそうです。そして、入学後にさらに魅力的な他大学に編入する学生が多く、最終的にどの大学を卒業したかが重視されるとのことです。カリキュラムも国によって様々で、イギリスやオーストラリアの大学は3年制で1年次から専門的な授業が行われるため、多くの留学生はまず1年間のファンデーションというコースを経てから大学に入学することや、アメリカではまず入学のハードルの低いコミュニティカレッジで一般教養を2年間学んでから専門的な教育を受けられる大学に編入する道もあることを教えていただきました。このような準備期間のあるコースだと、今現在の英語力やディスカッション能力に不安があってもチャレンジしやすいですね。 最後に、海外大学進学を考えるにあたってはやはり学費が気になるところですが、奨学金に関する情報も盛りだくさんでした。特に、株式会社アイエスエイが独自に行っておられる「go campus」というアメリカの大学進学のための返済不要の奨学金制度について詳しく教えていただきました。 今回は、今まで知らなかった海外大学進学事情をたくさん教えていただきましたが、最も印象深かったのは、「大学を偏差値だけで選ぶのではなく、その大学でどのような経験と成長ができるかという視点で選ぼう」という前島さんのメッセージです。このような視点は一見当たり前のようですが、国内の大学進学だけを考えているうちは、ともすれば抜け落ちてしまいがちな視点です。しかし、入学してからが勝負の海外大学を視野に入れると、どのような経験と成長ができるかを自然と重視した大学選びができるようになりますね。海外と国内、どちらの大学に進学するにせよ、広い視野をもって進路を選択することは重要であると気づかせてくださいました。そして、そのように大学卒業時点で手にしているであろう豊かな経験と大きな成長を考えた時に、海外大学への進学は非常に魅力的に感じられました。 このように、今回の講演会は生徒たちが進路を見定めていく際に非常に大切な視点を教えていただいた素晴らしい機会となりました。前島さん、この度は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 (広報情報部) |
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